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警察が全教組暴力連行…文「法外労組取り消し」の約束はどこに?

解職教師18人連行されながら「暴力警察は退け」

キム・ハンジュ記者 2019.10.29 11:18

[出処:キム・ハンジュ記者]

ソウル雇用労働庁で占拠座り込みをしていた全教組の解職教師18人が 10月29日午前、警察に全員連行された。 彼らは文在寅(ムン・ジェイン)政府が約束した法外労組取り消しを要求して、 ソウル雇用労働庁で9日間、占拠座り込みを行っていた。

警察はこの日の午前9時20分頃、全教組座込場があるソウル雇用労働庁の4階に進入し、 スクラムを組んで抵抗する解職教師を連行した。 警察が進入を試みて20分で座り込み中の解職教師は全員連行され、 彼らは連行されながら「全教組法外労組を取り消せ」、 「暴力警察退け」というシュプレヒコールをあげた。 今回連行された解職教師18人は 全教組解雇者元職復帰闘争委員会(解雇者元復闘)に所属している。

全教組によれば、 ソウル雇用労働庁側は10月28日に警察に施設保護要請をした。 そのため警察は29日午前8時頃、これを議論して執行を行った。

先立って全教組は法外労組取り消しに関する 雇用労働部長官との面談を五回も要請したが、 雇用労働部はこれに答えなかった。

[出処:キム・ハンジュ記者]

「文在寅政府の反労働が赤裸々に」

解雇者元復闘は連行直後に声明を出して 「2013年にファックス一枚の文書で『労組ではないと通知』した雇用労働部は、 解職教師に謝罪して法外労組取り消し措置をするべきなのに、 長官との面談の要求さえ5か月間握りつぶし、 今日(10月29日)座込場侵奪と暴力連行で答えた」とし 「(文在寅政府の) 雇用労働部は朴槿恵(パク・クネ)時期と同じで、 労働積弊清算の意志が全くないことがわかった。 解職教師の連行は、文在寅政府の反労働を赤裸々に見せた事件」と明らかにした。

全教組のクォン・ジョンオ委員長は10月29日午前10時、 ソウル雇用労働庁の前で記者会見を行い 「解職教師の声を聞いてくれということが今回の座り込みの要求だったが、 雇用労働部と警察は解職教師を容赦なく引きずり出して連行した」とし 「朴槿恵政権の時の 全教組法外労組期間よりも、 文在寅政権での 法外労組期間の方が長い。 もう警察力で労働者を強硬鎮圧するのが 文在寅政権の属性だ。 文在寅に持っていた 一抹の期待を捨てる。 私たちの闘争で法外労組取り消し、解雇者元職復職を勝ち取る」と話した。

現在、全教組の解職教師は34人にのぼる。 彼らはすべて2013年の全教組法外労組通知で解雇された被害者だ。 先立って雇用労働行政改革委員会は、 全教組法外労組事件を調査した後、 法外労組通知の根拠になった労組法施行令9条2項を廃棄して、 行政府は法外労組通知を職権で取り消せと勧告した。 また全教組法外労組事件は「梁承泰(ヤン・スンテ)司法壟断」で行われた。

一方、全教組は11月9日に約3千人規模の全国教師大会を開き、 法外労組取り消しを要求する計画だ。

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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