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全国教師1万5853人、「朴槿恵責任要求」実名で宣言

13日の43人「大統領退陣」宣言に続く...「大統領の存在理由がない」

ユン・ジヨン記者 2014.05.15 12:47

恩師の日の5月15日、全国教職員労働組合(委員長キム・ジョンフン、全教組)所属組合員など1万5853人の教師が実名を掲げ、 セウォル号惨事に対する朴槿恵政権の責任を要求する教師宣言を発表した。

彼らは教師宣言文で 「国民の生命を守る意志も能力もない大統領は、もはや存在する理由がない」とし、 朴槿恵政権にセウォル号惨劇の正しい解決を要求した。

全教組はこの日の午前11時、全教組大会議室で記者会見を行って、 教師宣言に参加した1万5853人の教師リストと教師宣言文を発表した。 彼らは教師宣言文で「疑わしいときは聞き直せと、不当な指示には服従するなと教えられず申し訳ない。 急に悪化した状況では自分で判断して、能動的に対処するよう教えられず、 写真の中の子供たちを真っすぐに見ることができない」と明らかにした。

また教師たちは、大統領の規制緩和政策と国家安全システムの崩壊、 政府の無能な救助などが事態を大きくしたとし、 朴槿恵(パク・クネ)大統領の責任を要求した。 またセウォル号惨事の根本的な原因が新自由主義システムにあるとみて、 今後、新しい共同体の摸索を始めなければならないという点を強調した。

教師たちは「強圧と統制で合理的な疑いを封鎖しても、国民の怒りは押さえ込めない。 大統領は自分の責務不履行を骨身に凍みるほど告白し、今からでも適切な責任を負わなければならない」とし 「セウォル号惨事は偶発的な災難ではない。 国民の生存を破壊する新自由主義国家システムは、もはや存続できない。 利益と金儲けでなく、生命と安全を優先する新しい共同体を作らなければならない」と明らかにした。

また「何人かの犠牲を餌にして真実を隠してはいけない。 徹底した真相究明と責任糾明を通じ、国民の信頼を回復しなければならない」とし 「これらがきちんとできないとすれば、大統領の資格がない。 国民の命を守る意志も能力もない大統領は、もはや存在する理由がない」と批判した。

これと共に「これ以上、貪欲と不正に服従しない」とし 「社会と教育を根本的に変え、自分を省察して革新することを恐れない。 行動する」と強調した。

二日前の5月13日にも、43人の教師が青瓦台掲示板に「朴槿恵退陣運動」を始めるという実名宣言文を書き込み、波紋を起こした。 これと共に1万6千人の教師が大規模に実名宣言文を発表し、教師の宣言と具体的行動も広がりそうだ。 今日の教師宣言に参加した教師たちは、全教組所属の組合員をはじめ、非組合員の教師も多数が含まれている。 今回の教師宣言は、9日から各級学校に宣言紙を配り、これに同意する教師の署名を受ける形で進められた。

全教組のキム・ジョンフン委員長は「二日前に宣言を発表した43人の教師の気持ちも、今日の教師宣言に参加した1万6千人教師の心も一つだ。 朴槿恵大統領は今からでも責任ある謝罪と、この社会が貪欲の資本から抜け出す道を提示しなければならない。 これに責任を取れなければ、国民の代表者の椅子に座る理由がない」とし 「43人の教師について、今日、教育部から文書が送られてきた。 宣言発表から二日も経たないうちに懲戒を云々している。 43人の教師が全教組とは直接関係はないとしても、彼らの声は1万6千人の教師の声だ。 国民すべての悲しみと怒りで懲戒を防ぐことができる」と明らかにした。

現在、教師宣言の参加者の共通した要求は、セウォル号惨事の真相究明と責任者処罰だ。 だが全教組側は5月13日に朴槿恵退陣宣言文を発表した43人の懲戒に関しても、法律的な対応を行う方針だ。 全教組のハ・ビョンス報道担当者は 「教育部が教師の正当な要求に懲戒をすると言い出して世論の袋叩きにされている。 国民も懲戒阻止の動きを見せている」とし 「国民情緒とは無関係に懲戒を強行すれば、全教組が主体的に防ぐ」と説明した。

一方、全教組は5月17日、ソウル独立門広場で全国教師大会を開き、 セウォル号犠牲者の追慕と責任者の処罰、真相究明を要求し、政府の無能を糾弾する予定だ。 また23日から2日間、民主労総や市民社会とともに安山からソウルまでデモ行進をする。 合わせて全教組は約500の団体で構成された「セウォル号惨事対応各界円卓会議」とともに国民真相調査委員会を構成し、 セウォル号惨事真相究明のための活動も展開する計画だ。

子供たちをこのまま胸にしまうことはできません

セウォル号惨劇の正しい解決を要求する教師宣言

2014年4月16日を消してしまいたいです。
数百の若い霊魂と共に大韓民国が沈没した日、 国民は悲嘆に暮れ、学校が崩れ落ちたこの日を永遠に消してしまいたいです。
花のように美しい生命が失われていくのに、救命チョッキを着せてやり、互いに「愛してる」と慰め合う子供たちの前で、胸はずたずたになり、 「何も助けてやれずに申し訳ない」と泣き叫ぶ友人の前で、われわれ大人たちは罪人になりました。
自律学習の補充授業からしばらく抜け出して、3泊4日のとても短い幸福を夢見た修学旅行が、生活の最後の旅になってしまった時、韓国の教育も死にました。

子供たちをこのまま胸にしまってしまうことはできません。
子供たちが尋ねています。 「いったい私たちが何をしたのですか?」 国民が尋ねています。 「いったい国家の役割は何か?」 この問いにきちんと答えられなければ、われわれは子供たちを胸にしまうことができません。 第2、第3の多くのセウォル号が、今この瞬間にも誰かの花のように美しい命を威嚇し、誰かの胸をずたずた破るからです。
わずかな金のために迷うことなく、生命を古草履のように捨てる非情な資本、 これを助長し、保護する政治家と官僚がいる限り、 別の犠牲者がセウォル号犠牲者の名と顔、貴重な記憶を蘇らせます。 逃げと小細工で地位を守ろうとする公職者、 他人がどうなろうが自分の地位を確保しようとする指導者らがのさばる限り、 権力にこび、政権の立場をオウムのように繰り返す言論が国民の耳をひきつける限り、 素朴な霊魂だけが残され、抱きしめて死を迎える惨劇が果てしなく繰り返されるからです。

ごめんなさい。きちんと教えることができませんでした。
子供たちを助けるために「案内放送を信じて待ちなさい」と言った言葉が結局、子供たちを死に追い込んでしまったという事実の前で、 多くの教師が恐ろしい悪夢に苦しんでいます。 その状況に置かれたら、どんな教師も同じ話をしたと自ら慰めても、空しく死んでいった教え子を前にすれば、とてもそんな言葉は出てきません。
疑わしいときは聞き直せと、不当な指示には服従するなと教えられず、すみません。 点数を上げるためには疑うことなく、正解だけ覚えろと追い立てて、 子供たちの将来のためだと言い訳して正解だけを考えろと脅して、子供たちに申し訳がありません。 急に悪化した状況では自らが判断し、能動的に対処しろと教えず、写真の中の子供たちを真っすぐに見ることができません。

朴槿恵大統領に尋ねます。
水が入ってきた船内で子供たちが死の恐怖と戦っている時、 大統領は公職者たちに問責で威嚇した以外に何をしましたか。 寿命が尽きた古い遊覧船が、花のように美しい生命をいっぱいに乗せて、ふらふらと死の海を航海していた時、 貪欲の資本家は乗客の安全を無視したまま貨物積載量を欺くために計算機を叩いていた時、 大統領は何をしていたのですか。
大統領が直接最終討論に出てきて「規制緩和」を力説した時、 資本家が万歳を叫び、まず安全規制をなくそうとしていることを知らなかったというのですか。 大統領が資本家たちのために非正規職の洪水を開いた時、資本家らは乗客の安全に責任がある船長と船員までを非正規職に置き換えようとしていることを本当に知らなかったのですか。
大統領は就任した時 「私は憲法を遵守して国家を保衛し、国民の自由と福利の増進に努力して、大統領としての職責を誠実に遂行する」と国民の前に厳粛に宣誓しました。 しかしとても苦しく息詰まるこの一か月間、この宣誓を守るためにどれほど真摯に努力をしましたか?
高貴な命を一つでも救うことができた事故の初期段階、その黄金のような時間に政府が見せた姿は、混線と無能そのものでした。 いや、命を助けようとする最低の責任も放棄しました。 さらに一部の高位官僚の非常識な行動と放言が、事態を手がつけられないほど悪化させました。
国民は不可能なことを可能にする神の能力を大統領に要求しているのではありません。 どうしようもない限界状況でも最善を尽くす姿、不明者の家族の燃え上がる気持ちを少しでも推し量ろうとする気持ちを国民は切実に望んでいます。 形式的な謝罪と「演出された慰労」が国民の胸を押しつぶしました。 不十分な救難システムと共に、胸がつぶれそうな国民は、一人の命も救えない国家システムの総体的崩壊の前で、再び気を失いました。

すべての国民が見守っています。
強圧と統制で合理的な疑いを封鎖しても、国民の怒りは押さえ込めません。 大統領は自分の責務不履行を骨に凍みるほど告白して、今からでも適切な責任を取らなければなりません。 セウォル号惨事は偶発的な災難ではありません。 国民の生存を破壊する新自由主義国家システムは、もはや存続させてはなりません。 利益と金儲けではなく、命と安全を優先する新しい共同体を作らなければなりません。 何人かの犠牲を餌にして真実を隠してはいけません。 徹底した真相究明と骨を削る責任糾明を通じ、国民の信頼を回復しなければなりません。
これらがきちんとできないのなら、大統領の資格がありません。 大統領は無限の権力者ではなく、無限の責任者です。 国民の命を守る意志も能力もない大統領は、これ以上存在する理由がありません。

ごめんなさい。忘れません。行動します。
セウォル号惨事を事前に防げませんでした。 国民の命と安全より貪欲と無責任があふれ、これを助長する社会に沈黙してきました。 過度な入試競争で一年に何百人もが自ら命を絶ち、多くの学生が差別と序列化で絶望し、挫折する時、これを変えるためにしっかり実践できませんでした。 学生の安全と幸福のために、もっと徹底して悩むことができず、順応とあきらめの殺しの教育から抜け出すために最善を尽くすことができませんでした。 これ以上、貪欲と不正に服従しません。 学生の苦痛に共感して、生きる教育をやり直します。 社会と教育を根本的に変えて、私たち自身を振り返り、革新することを恐れません。 犠牲者と遺族の苦痛を最後まで忘れません。共にします。行動します。

2014年5月15日
キム・ジョンフン他1万5852人

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-16 16:29:44 / Last modified on 2014-05-16 16:29:45 Copyright: Default

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