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LNJ Logo 韓国:行自部「事務室閉鎖」を民労党が非難
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行政自治部「事務室閉鎖」の指針に民主労働党「国際的な恥さらし」と非難

民主労働党、 「時代逆行的な労使関係の低劣な認識」を示すもの

チョンヨンジン記者 jeremi20@jinbo.net / 2006年08月30日14時36分

行政自治部が全国公務員労組の事務室閉鎖指針を強行処理すると発表したこと について、民主労働党が「国際的な恥さらし」と強く反発している。

30日午後、行政自治部は公務員労組慶南本部に労組事務室を閉鎖するという行 政代執行令状を通知した。それだけでなく、済州島と全南道順天市は閉鎖しな ければ強制撤去するという方針も明らかにした。これは、今後全国151の地方 自治体にすべて適用されるものと見られる。

民主労働党はこれについての論評で、行政自治部指針が「国際的な恥さらし」 だと強く批判した。チョンホジン副報道担当者は「法的拘束力がない行政自治 部の指針を押し出して、全公務員労組事務室を閉鎖すると脅迫する行政自治部 の態度は、葛藤を助長して全公務員労組への魔女狩り式な世論集めをし、労使 関係を破局においやる破廉恥な処置」と声を高めた。

また行政自治部が労組事務室閉鎖方針で行政代執行まで言及していることにつ いて、労働部は片方で「対話しよう」と交渉を試みるポーズを取っているが、 「表では笑い、裏では不意打ちをくわせるようなもの」とし、「政府部処が先 頭に立って撹乱戦術を取っている」と批判した。

チョンホジン副報道担当者は「国際的にも、すでに公務員労組の労働三権は認 められている」と述べ、「ILO事務総長さえ公務員労働三権を認めない韓国政 府に猛非難した」とし、問題の根本的な原因を指摘した。

また現在、「釜山でILOアジア太平洋総会が開催されている渦中」であること を喚起し、責任は公務員労働三権を認めない政府にあるのに、「労組事務室閉 鎖」などの強硬な態度を見せるのは、「国際的な恥さらしに行政自治部が先頭 に立っている局面」と批判した。

また「公務員労組の労働三権を実質的な法の枠で保障する議論も放棄している 政府の態度」は「時代逆行的労使関係の低劣な認識」と指摘、今回の行政自治 部の指針が事実上「もう一つの公務員労組弾圧でしかない」と批判した。

これについて民主労働党は、行政自治部が即刻今回の公務員労組事務室閉鎖方 針を撤回することを要求した。撤回に応じない場合、「暴力的な強制閉鎖と撤 去などで公権力を投入すれば、民主労働党の強力な抵抗にあう」と警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-03 09:23:51 / Last modified on 2006-09-03 09:23:51 Copyright: Default

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