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「お父さん」に暴力を振う乱暴な民主労総?

韓国労総、 民主労総の前で糾弾大会を開き公開謝罪を要求

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年09月12日18時55分

11日に労使政府委員会前で韓国労総と民主労総の幹部のあいだで衝突があった ことについて、韓国労総が「集団暴力を公式に謝罪しろ」とし、民主労総前で 糾弾大会を開くという事態が起きた。韓国労総所属の組合員700余人は午後2時 から汝矣島の韓国労総前で集会を開いた後、永登浦ロータリーにある民主労総 までデモ行進し、糾弾大会を開いた。

韓国労総組合員700余人が汝矣島を出てソウル橋を渡る。/イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

「計画的暴力蛮行民主労総解体」というプラカードを持って民主労総の前に到 着した韓国労総の組合員たちは、「韓国労総が労使政大妥協を達成したのに計 画的で組織的な方式で韓国労総の代表者に集団暴力をふるったことはとうてい 容認できない」と民主労総を強く批判した。

韓国労総の組合員は「暴力集団民主労総解体」、「白昼真昼集団暴行民主労総 は謝罪しろ」、「卑怯な民主労総は正体を表わせ」、「チンピラ集団コジキ集 団の民主労総は自爆しろ」といったピケを持っち、終始激昂したようすで「卑 怯な暴力集団民主労総粉砕しよう」、「いつも暴力を振う行儀の悪さを叩き直 す」といったシュプレヒコールをあげまくった。

経過報告に立った韓国労総のペクホンギ事務総長は「意見が合わないという理 由で白昼イヨンドク委員長に計画的なテロをしたことについて、同じ労働団体 として怒りを感じる」とし「暴力はいかなる理由でも正当化できない。暴力を 振う集団は労組ではなくチンピラ集団でしかない」と民主労総に非難を浴びせ た。

ある韓国労総組合員が警察バスに上がって民主労総に叫ぶ。/イジョンウォン記者

民主労総に進入するために警察バスを押して倒そうとする韓国労総組合員/イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

「両親も区別しない行儀の悪い民主労総」

韓国労総のユジェソプ首席副委員長は「韓国労総の60年の歴史で、15年前に民 主労総が分家した」とし、「家族が分家すれば、暮らしはどうか、喧嘩はして いないかと常に心配するものだが、これまで民主労総は韓国労総の前で数十回 も集会とデモを行い、その上事務室を占拠することさえしていた」と話した。

ユジェソプ首席副委員長は「それでも両親の心情で、そんなこともあると理解 してやり過ごしてきたが、今回は度が過ぎている。民主労総の名前を下ろし暴 力労総といえ」とし、「今、われわれ韓国労総は、暴力には暴力で、拳には拳 で対応する。私たちも耐えられるだけ耐えた。今後の事態に対するすべての責 任は、先に暴力を行使した民主労総にある」と話した。

続けて発言した産別および地域本部代表者も終始「われわれは無力だから暴力 を使わないと思うのか」、「鮮明性競争で勝ち、れわわれが国民に愛されるよ うになろう」、「両親も知らない連中の行儀を叩き直してやろう」、「定期総 会も開けない集団が、労働者を代弁するなどとんでもない」など刺激的な言葉 を吐き出した。

警察バスに上がった韓国労総組合員の一部は民主労総側に飛び降りた。/イジョンウォン記者

公開謝罪要求書簡を持って民主労総に向かう韓国労総代表者/イジョンウォン記者

公開謝罪を要求する抗議書簡を持ってテヨンビル前に到着した韓国労総代表者/イジョンウォン記者

「謝らなければ協調はない」

午後3時40分頃から司会者が「民主労総の謝罪を受けるための実践闘争に突入 しよう」と宣言した。しかし、民主労総が入居するテヨンビルは、集会が始ま るずっと前から警察バスで包まれていた。

当初、民主労総が施設保護の要請をした事実もなく、むしろ兵力を撤収させる よう要請していたが、永登浦警察署側は韓国労総組合員の接近を強く防いだ。 民主労総のビルが警察に保護されるという妙な状況になったのである。

激昂した韓国労総の組合員は警察のバスを押して揺さぶったり民主労総に向かっ て水を投げて抗議した。そのうち数十人の組合員が警察バスの上から民主労総 のほうに飛び降り、警察に制止されることもした。

紆余曲折の末、韓国労総の代表者5人が公開謝罪要求書簡を持って民主労総の 前まできたが、韓国労総の事業場から解雇された全解闘の会員に制止され、し ばらく小競合になった。10数分間、テヨンビルの前にいた韓国労総代表者は、 結局キムジヒ民主労総副委員長に抗議書簡を伝達してすぐに解散した。

民主労総の幹部はこの日の韓国労総の糾弾集会に特別な対応をしない様子だっ たが、警察の過敏反応と数十か所の報道機関の熱い取材競争は、過ぎる市民の 好奇心を呼ぶのに充分だった。民主労総は「密室野合勢力」、韓国労総は「暴 力集団」という理由で互いに「解体」を要求しており、マスコミがこれを「労 労葛藤」として集中照明しているだけに、二つの組織の梗塞局面は簡単に解消 されそうもない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-15 06:20:09 / Last modified on 2006-09-15 06:20:10 Copyright: Default

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