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民主労総、「密室野合」労働部長官解任要求

複数労組猶予は 明白な犯罪で挑発

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年09月12日18時07分

労働部と財界、韓国労総が11日に労使政で妥協したことについて、民主労総が 12日の午後1時に政府総合庁舎前の世宗路公園で糾弾記者会見および決意大会 を開いた。

イジョンウォン記者

密室野合を糾弾する民主労総決意大会には非正規職労働者が多数参加した。/イジョンウォン記者

民主労総は労働部と経済人総連、韓国労総の合意を「野合」と規定し、「密室 野合を全面無効にして労働部長官を解任しろ」と要求した。民主労総は既存の 方針通り、△労働基本権の複数労組を当初の計画のとおり来年に施行すること、 △代替労働全面許容の中断と必須共益事業場範囲拡大の改悪中断、△不当解雇 罰則条項の削除と整理解雇要件を緩和する勤労基準法改悪中断、△特殊雇用労 働三権、産別交渉保障、公務員労働三権保障などを要求している。

記者会見に立った民主労総のユンヨンギュ首席副委員長は「政府、財界、韓国 労総は、民主労総に通知もせず泥棒猫のように密室に集まり、労働者の権利を 売り飛ばす野合を行った」と非難し「この野合は源泉無効であり、労働部長官 は即刻解任されなければならない」と主張した。

イジョンウォン記者

「腐りきった韓国労総を罵倒するより、われわれがいかに闘争するかが重要だ」/イジョンウォン記者

パクテギュ建設運送労組委員長は「腐りきった韓国労総を罵倒する前に、われ われの組織が今後の闘争をどのようにするのかを考えるべきだ」という骨のあ る言葉を残した。

民主労総は記者会見文で「複数労組は憲法に保障された労働者の団結権であり、 これを遮る猶予案を政府が率先して主導したことは明白な犯罪行為であり、 1500万労働者への挑発」と述べ、「政府が主導した労働基本権を蹂躙する野合 を全労働者の名で徹底的に審判し、新自由主義労働政策を粉砕してわれわれの 権利を守り、取り戻す」と宣言した。

記者会見を終えた民主労総の代表者は、政府への抗議書簡を国務総理室に伝達 した。民主労総はこの日の記者会見を始め、毎日連盟別に野合糾弾記者会見を 開催し、17日の全国労働者大会、19日の代議員大会を経て、10月にゼネストを 展開する計画だ。

イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

一方、米国にいる民主労総のチョジュノ委員長も今回の事態に関して、12日に 談話文を発表した。チョジュノ委員長は談話文で「政府は最後の野合をするた めに、3ケ月にわたって忍耐強く10回以上の会議に参加した民主労総を排除し た」とし「労使関係ロードマップ野合案と非正規職問題解決、そして韓米FTA 交渉が争点になる11月は、すべての力を集めて強力なゼネスト闘争に突入する 峻厳な時期」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-15 06:19:32 / Last modified on 2006-09-15 06:19:32 Copyright: Default

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