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争議団連絡会議:千代田区による公園内の集会禁止攻撃をはね返したぞ!
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投稿者 : 争議団連絡会議・谷

千代田区による公園内の集会禁止攻撃をはね返したぞ!

 10月28日の〈争団連統一行動〉明大生協闘争・駿河台デモを闘うにあたっては、明大当局以外からの攻撃とも闘わなければならなかった。デモの出発地点である西神田公園の使用許可を千代田区に求めたところ、「デモ出発に際しての公園使用は15分以内で、マイクの使用を禁止する」というとんでもない条件を付けてきた。通常、私たちはデモ出発前には多少短めではあっても、必ず集会を行う。しかし、たった15分で、しかもマイクを使えないならば、デモ出発前の集会はできない。これは一体どういうことか?

■デモ前の集会申請をさせないための千代田区の詐欺的手法!

 申請にあたり、千代田区が最初に出してきたのは「デモの集合地点としての公園使用調整申し出書」というものだった。これによれば、公園使用の目的は「デモ出発」のみに限定されるため、その理屈に従い「15分」「マイク禁止」という規制が正当化されるというカラクリだ。しかも、あくまで一般使用として扱われ、他の使用者との「調整」を「お願い」するという趣旨でしかない。つまり、いわゆる「公園使用」を申請するものではないのだ。千代田区は、このような詐欺的な手法を使い、デモ出発前の公園内での集会を申請しようとする者に対して、いわば別の入り口に誘導しているのである。こんなインチキで、集会を禁止されてたまるか! デモ前に公園で集会を開催するなんて、労働組合にとって基本中の基本的な権利だぞ!

 ところで、千代田区の「都市公園条例」によれば、「行商、募金その他これらに類する行為」「競技会、展示会、博覧会その他これらに類する催し」などは、許可を得て公園を使用することができるとある。集会は例示されていないものの、上記の行為ができて集会ができないという道理はない。そして、公園での集会を禁止するという条項もない。私たちは、千代田区に対して、正面切ってデモ前の集会で公園を使用する許可を申請することにした。

■「公園内での集会はデモである」、だから集会禁止というウルトラ屁理屈!

 10月8日、明大生協労組、中部交流会、争団連併せて6名で、千代田区の担当部署・環境まちづくり部に申請しに行ったところ、千代田区の驚くべき対応を目の当たりにしたのである。デモ前の集会のために公園使用を申請したい旨告げたところ、少し待たされた後2名の職員が来て対応した。いわく、「公園での集会は禁止です」という。理由を聞くと、条例第6条9項にある禁止事項「都市公園の管理に支障がある行為」にあたるからだという。そんなことは理由にならない、と反論すると、今度は「近隣に迷惑」「地元(千代田区)の団体優先」等、その場で思いついたとしか思えない「理由」を並べ、ついには「路上でやるのがデモ、公園でやるのが集会、だから公園内の集会はデモであり、公園内のデモは禁止です」と言ってきた。驚くべき屁理屈である。そういえば、千代田区のHPには「公園内のデモ禁止」という趣旨のことが書いてある。誰も公園内でデモをするつもりはないので、変なことを言うなあと思っていたら、実はなんと「公園内のデモ=集会禁止」という意味だったのである。それも、正面から「集会禁止」とは書けないから、「公園内のデモ」などと書いているのであろう。またしても詐欺的で、なんともいやらしい手法を用いて、あくまでも公園内で集会をやらせないつもりらしい。

■千代田区の公園内集会禁止攻撃をはね返し、西神田公園で集会・デモ出発をかちとったぞ!

 私たちの粘り強い交渉によって担当者もついに根負けし、最後には奥から公園使用の申請書を出してきた。これに記入して申請し、晴れて10月22日に公園使用の許可をかちとることができたのである(公式には「制限行為の許可書」となっているが、事実上の使用許可書)。とはいえ、私たちは確信をもって申請に臨んだが、そうでなければ千代田区の不当な対応の前に申請を諦めてしまうところだ。このようにして、私たちの当たり前の権利が、少しずつ削ぎ落されていくのだということを実感した。現在私たちの権利は、ただでさえ様々な領域でどんどん切り縮められてきている。刑事・民事弾圧だけでなく、デモ・集会への規制強化に対しても、やはり闘いによってしかはね返していくことはできない。今回の私たちの取り組みはとてもささやかだが、そうした意味において極めて重要な一歩だと確信する。


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