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「ジェノサイドの共犯者になるな!」ー今日のNAS前スタンディング

杉並区学童支援員 那須研一(川柳名「夜市」)

杉並区の学童施設に出勤する途中、丸の内線・四谷三丁目駅で下車して日本エヤークラフトサプライ社の前で抗議スタンディングをしています(同社の略称がナス、私の姓と同音なのが忌々しい)。

小学生の安全を守る仕事をする私が、納税者としてガザの子どもたちを殺す側に立たされていることに耐えられず、1人で朝の抗議を始めて1年近くになります。最近では、渡部さん(ひのきみ全国ネット)や、かつて私の職場闘争を支援してくれたH弁護士も参加してくださる日があり、心強いです。

週末の今日(9月26日)は、防衛省=NASが輸入を目論む攻撃型ドローンの写真(今年4月、ガザ南部の避難民キャンプを攻撃後、自爆、大破した同機の画像)を掲げながら、30分程訴えました。

「ご通行の皆さん、NASは、イスラエル最大の軍需企業・エルビットシステムズ社から、私たちの税金で、この殺人ドローン・スカイストライカーを輸入しようとしています。今朝のニュースによれば、イスラエル軍が制圧作戦を開始したガザ市で、避難中の家族が砲撃され殺害された、とのこと。国際人道法違反の虐殺です。国連も遅ればせながらようやく、イスラエルによる攻撃を、民族集団の壊滅を狙うジェノサイド、と明言しました。ガザで使われている兵器の多くはエルビット社製です。日本の政府・企業が、エルビット社から殺傷兵器を輸入することは、虐殺兵器生産の支援、ジェノサイドの支援です。私たちがガザの人たちに対して加害者になることです」。

NAS社の玄関先には必ず、総務取締役のM氏が監視のため現れます。駅の方から続々と社員が出勤。

「社員の皆さん、スカイストライカーの輸入業務をただちに中止してください。あなた方の取引相手のエルビット社は、国際法で禁止されているクラスター弾の製造企業であると報じられています。違いますか?ガザでの虐殺兵器だけでなく、ロシア・ウクライナ戦争での残虐な武器も供給する『死の商人』への利益供与は国際法違反の戦争犯罪の共犯者になることです」

すると、私の目の前を通り過ぎて社屋に入った大柄な中年の男が、入口付近でこちらを振り向いて、大声で「うるせー!」。

「虐殺支援をやめてください!」と私。

M氏に「今の対応は問題です。(批判する市民を威嚇して黙らせるのではなく)説明責任を果たすべきです」と進言。

「社員の皆さん、あなた方の仕事がガザの子どもたちの命を奪うことにつながっている現実から目を背けないでください。立ち止まってください。撤退してください」。

政府は2026年度の概算要求で「防衛無人機」=ドローンの購入に1000億円超を計上。候補機の多くはイスラエル製。

NAS社前の歩道を行き交う近隣住民や、それぞれの勤務先に向かう労働者にアピール。

「私たちの税金の使い途に無関心でいてはいけないと思います。私たちは、他国の人たちを殺す手助けをするために納税しているんでしょうか?私たち市民、そして子どもたちの命と人権を守るために税金を使うべきではないでしょうか?」

少数ながら、私に会釈してくれる歩行者やNAS社員も。来週もここに立ちます。一緒に声を上げましょう!

【基本、月〜金曜の朝8:30〜8:45、やっています。勤務の都合により、立てない日もあります(金曜日など)。ご参加くださる方はメールにて那須までご連絡ください→nskn521@ezweb.ne.jp


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