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東京東部労組の須田です。
以下、今夜の緊急情宣の報告です。

【緊急情宣】労働者人民は排外主義反対の声をともに上げよう!

全国一般東京東部労組は7月22日夜、外国人差別と排外主義に反対する緊急の駅頭情宣行
動を実施しました。

同日に東部労組は執行委員会を開催し、同20日に投開票があった参院選で「日本人ファー
スト」などと外国人差別と排外主義を扇動する政党が大きく伸長した結果を踏まえ、ただ
ちに街頭に出て差別・排外主義との闘いを労働者人民に呼びかけようということになりま
した。

そのまま執行部メンバーらは組合事務所の最寄り駅である葛飾・お花茶屋駅頭に移動し、
急きょ作成した「外国人差別を許すな!労働者人民は排外主義反対の声をともに上げよう
!」という横断幕とプラカードを掲げ、通行人らにマイクで「排外主義反対」を訴えまし
た。

アピールに多くの通行人が足を止め、なかには「自分にも外国人の友人がたくさんいる。
彼らはバイト先でひどい扱いを受けている。みなさんの主張に賛同します」と言ってくれ
る人もいました。

この地域には夜間中学や日本語学校、イスラム教のモスク、多国籍の料理店などがあり、
多くの外国人がともに働き、ともに学び、ともに生きています。朝鮮学校に通っている子
どもたちもいます。東部労組にも外国人労働者が加入し、国や民族は違っても同じ労働者
としてお互いに助け合って活動しています。労働者人民の間で国籍や民族によって「順番
」をつける行為は差別・排外主義以外のなにものでもありません。

ところが、今回の参院選では多くの政党・候補者が外国人排斥の「本気」度を競い合うと
いうおぞましい選挙戦が繰り広げられました。そして、選挙結果を見ると労働者人民の少
なくない部分が投票という形で差別・排外主義に加担してしまっていると捉えざるを得ま
せん。

排外主義を扇動する者たちが外国人を排斥しないと日本人の雇用が劣化するという理由を
あげていることを労働組合として見過ごすわけにはいきません。資本家が外国人労働者を
過酷な労働と低い賃金で使い捨てていることに問題があるのです。同じ働く仲間として外
国人労働者と団結して資本家と闘うことこそ日本人を含めた雇用を守る道です。

労働者人民が持つ不満や怒りを資本家や権力者からそらせる目的で、外国人という「敵」
をでっちあげて憎しみを組織するというのが支配する側の常とう手段です。1923年の関東
大震災時に在日朝鮮人へのデマを流し、軍や警察とともに日本の民衆自身が朝鮮人虐殺に
加担した歴史をくり返してはなりません。排外主義と戦争は一体のものです。

わたしたちが排外主義に反対するのはかわいそうな外国人への同情や救済の考えからでは
ありません。少子化の日本経済を下支えするために外国人を受け入れろという手前勝手な
「国益」の立場からでもありません。排外主義を克服することは日本の労働者人民が自己
を解放する闘いに不可欠の前提条件だからです。排外主義は「される側」よりも「する側
」を腐敗堕落させます。他民族を抑圧する民族は自由であり得ません。

東部労組は差別・排外主義に反対します!
日本労働運動は排外主義を克服し、万国の労働者と団結しよう!

■参照ブログ記事
https://note.com/tobu19681226_001/n/n71392a934663

Created by staff01. Last modified on 2025-07-23 08:46:52 Copyright: Default

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