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LNJ Logo JCA-NETセミナー2024年4月のお知らせ:メールの仕組みはどうなっているのか
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JCA-NETの4月のセミナーの案内です。関心のあるテーマに是非ご参加ください。
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                   JCA-NETセミナー2024年4月のお知らせ

                          JCA-NET (2024/3/31)
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Table of Contents
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1. セミナー1:4月20日(土)15時 捜査機関によるコンピュータ・データ収集――刑訴法改悪とプライバシー権の危機
2. セミナー2:4月26日(金)19時 メールの仕組みはどうなっているのか(入門編)――ヘッダを読む
3. セミナー3:4月30日(火)19時 フォローアップ
4. 参加方法
5. オンライン会議のマニュアル、参加費、問い合せ先など

1 セミナー1:4月20日(土)15時 捜査機関によるコンピュータ・データ収集――刑訴法改悪とプライバシー権の危機
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  開催方法:オンライン(申し込み方法は最後をごらんください)

  2022年6月、法務大臣は法制審議会に対して「情報通信技術の進展等に対応す
  るための刑事法の整備に関する諮問」を出し、これを受けて法制審議会に刑事
  法(情報通信技術関係)部会が設置され、昨年暮まで検討が続けられ、今年3
  月に答申が出されました。

  この答申のなかで、コンピュータ技術やインターネットの動向を踏まえた見直
  しについて、裁判手続きや捜査機関の捜査手法など幅広い分野で提起されてい
  ます。答申には「電磁的記録を提供させる強制処分の創設」など新たな権限を
  捜査機関に与える内容や、盗聴捜査の拡大が盛り込まれています。また、捜査
  機関による個人情報収集の歯止め不十分であったり、捜査機関による自己情報
  取得に対する不服申立ての手立てがないなど、多くの問題があります。今後、
  この答申を踏まえた法改正へと向うことになります。これに対して、日本弁護
  士連合会は、今年3月に「電磁的記録提供命令の創設を含む刑事訴訟法等の改
  正に当たり、プライバシーの権利等を保護するための修正を求める意見書」を
  出しています。

  今回のセミナーでは、弁護士の山下幸夫さんをゲストにお招きして、法制審の
  答申について解説していただき、参加者の皆さんと議論します。

  山下幸夫さんの紹介
  1989年4月から東京弁護士会に所属する弁護士。日本弁護士連合会の刑事法制
  委員会委員長、秘密保護法・共謀罪法対策本部事務局長など。著書に、山下幸
  夫編著『「共謀罪」なんかいらない?!』(合同出版)などがある。

  参考資料
  法制審答申(法務省:法制審議会第199回会議[2024年2月15日開催])
  <https://www.moj.go.jp/content/001413269.pdf>

  法制審議会−刑事法(情報通信技術関係)部会
  <https://www.moj.go.jp/shingi1/housei02_003011_00002>

  日弁連、電磁的記録提供命令の創設を含む刑事訴訟法等の改正に当たり、プラ
  イバシーの権利等を保護するための修正を求める意見書
  <https://www.nichibenren.or.jp/document/opinion/year/2024/240314.html>

  刑事訴訟法
  <https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000131>

  警察庁:通信傍受法第36条に基づく令和5年における通信傍受に関する国会へ
  の報告
  <https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/sousa/boujuhoukoku.html>

  NHK:“逮捕状など電子化”刑事手続きIT化 法改正へ 法制審が要綱案
  2023年12月18日
  <https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231218/k10014291371000.html>

  読売:逮捕状や捜索令状「紙」からオンライン請求に、刑事手続きIT化を答
  申…法制審総会 2024年2月15日
  <https://www.yomiuri.co.jp/national/20240215-OYT1T50167/>


2 セミナー2:4月26日(金)19時 メールの仕組みはどうなっているのか(入門編)――ヘッダを読む
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  開催方法:オンライン(申し込み方法は最後をごらんください)

  『情報通信白書(2022年)』によると、インターネットの利用目的で電子メール
  を挙げている人はSNSと並んで圧倒的に多くの割合を占めています。SNS全盛と
  いわれながらも、メールの重要性は決して軽視できないものがあります。しか
  し同時にメールは、スパムやなりすまし、あるいはマルウェアなどの拡散の手
  段としても頻繁に用いられているために、問題視されることが多いのも事実で
  す。その一方で、メールの技術的な仕組みもなりすまし対策が新たに導入され
  つつあり、現在はその過渡期になります。

  メールの送受信では、メールサーバーが重要な役割を果しますが、一般の利用
  者であるエンドユーザーがその仕組みを直に知ることは難しいでしょう。しか
  しエンドユーザーでもメールの仕組みを確認できる手立てのひとつにメールの
  「ヘッダ」があります。普通は表示されずに隠されていることが多いのですが、
  ヘッダを「読む」ことで、メールの配送経路や時間を確認したり、送信元の偽
  装を確認したり、なりすまし防止にどのような仕組みが使われているのかなど
  も確認できます。しかし、残念なことに、誰でも簡単に理解できるようには表
  記されていません。

  そこで今回のセミナーでは、誰もが自分のメールで確認できる「ヘッダ」をと
  りあげて、その「読み方」と意味の基本を説明します。

  参考
  (総務省)電子メールの仕組み
  <https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/basic/basic_service_04.htm>

  (Cloudfare)メールとは?| メールの定義
  <https://www.cloudflare.com/ja-jp/learning/email-security/what-is-email/>

  (北里大学情報基盤センター)メールヘッダの見方
  <https://www.kitasato-u.ac.jp/knc/mail/download/info_mail_header_v2.pdf>

  (Biglobe)メールヘッダ情報の読み方
  <https://support.biglobe.ne.jp/ask/nesco/header.html>

  増井敏克『メール技術の教科書』、翔泳社、2024
  <https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798183930>


3 セミナー3:4月30日(火)19時 フォローアップ
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  開催方法:オンライン(申し込み方法は最後をごらんください)

  毎月最後の回は、これまでのセミナーで取り上げたテーマの積み残しや、うま
  く解決できなかった課題、あるいは皆さんが抱えている疑問や問題を出し合っ
  て解決していく回になります。

  今回も様々な質問などを自由に出していただいて構いません。今月は、捜査機
  関による私たちのコンピュータやネットの活動への新たな権限付与を意図した
  刑事訴訟法の改悪や、電子メールのヘッダの仕組みなど、法律や技術のやや込
  み入った議論を取り上げました。いずれも、私たちのコミュニケーションの権
  利にとって基本となる重要な課題です。90分の短かいセミナーだけではフォロー
  しきれないことも多いと思います。質問や疑問があればぜひこのフォローアッ
  プの回を活用してください。またセミナーに参加できなかった皆さんも遠慮な
  く気軽に参加してみてください。

  セミナーでは、LinuxOSの紹介にも力を入れてきました。Linuxを新規に使いた
  いという皆さんや、すでにLinuxを使っている方たちとの情報交換の場として
  も活用してください。

  技術的なテーマとして、これまでセミナーで取り上げてきたものの一例。

  - メールの基本的な仕組み
  - パスワード管理
  - ブラウザのプライバシー、セキュリティ設定
  - Jitsiを使ったオンライン会議
  - 暗号化サービスProtonやTutanotaのメールサービス
  - CryptPadの使い方
  - 機械翻訳の活用(DeepL)
  - LinuxOSの導入と活用
  - Internet Archiveの使い方
  - Open Street Mapの使い方
  - LibreOfficeのインストールと使い方
  - Mastodonの使い方
  など。

  最近の社会・政治的なテーマでセミナーやメーリングリストなどで話題になっ
  た事柄の一例。

  - 刑事訴訟法とコンピュータ、インターネット
  - イスラエル・パレスチナ戦争
  - 国連サイバー犯罪条約
  - 「能動的サイバー防御」の問題点
  - 監視社会とジェンダー
  - 生成AI(ChatGPT)
  - スマートシティ
  - マイナンバーとデジタルID
  - 政府によるインターネット遮断
  - 政府による暗号規制
  など。


4 参加方法
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  参加方法:

  ■JCA-NETの会員、セミナーのメーリングリスト(digital-rightsまたは
  seminar-info)登録済の方

  当日30分前に、登録されているメールに会議室情報を送信します。また、
  JCA-NETの会員メーリングリスト、セミナーメーリングリストに登録されてい
  る方は、メーリングリストから会議室案内をみてアクセスしてください。

  ■JCA-NETの会員以外の方でセミナーに初めて参加される方、上記のセミナー
  のメーリングリスト未登録の方は予約が必要です。

  下記の申し込みフォームから申し込むことができます。
  <https://pilot.jca.apc.org/nextcloud/index.php/apps/forms/s/dpQoGAGaFTyBKbDzB9eweAcB>

  あるいはメールで申し込む場合は
  jcanet-seminar@jca.apc.org
  まで以下の各項目を記載して申し込んでください。

  申し込み内容
  ・おなまえ
  ・メールアドレス
  ・参加希望のセミナー番号(複数可)
  ・今後もセミナーの案内を希望するばあいは「案内希望」とお書きください。
  ・セミナーのメーリングリストに参加希望のばあいは「メーリングリスト希望」
  とお書きください。


5 オンライン会議のマニュアル、参加費、問い合せ先など
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  オンラインはJitsi-meetを使用します
  オンライン会議室 Jitsi-meetのマニュアル
  <https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/93>

  参加費 無料(カンパ大歓迎)
  余裕のある方は是非カンパをお願いします。
  セミナーはJCA-NETの会員の会費で運営されています。
  郵便振替口座
  JCA−NET (シ゛ェイシーエイ−ネット )
  記号番号:00190-3-417584
  ゆうちょ銀行〇一九店 417584
  通信欄に「セミナーカンパ」とお書きください。

  問い合わせ先
  小倉利丸(JCA-NET理事)
  toshi@jca.apc.org
  070-5553-5495

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