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LNJ Logo 報告 : 移住労働者の春闘 マーチインマーチ2024
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尾澤邦子

「ヒューマンライツ」「イエス!」「賃上げ」「イエス!」「奴隷」「ノー!」「首切り 」「ノー!」、元気なコールの練習から始まった移住労働者の春闘、マーチインマーチ 2024。3月10日(日)午後1時半、上野公園から御徒町公園に向かってデモ行進。先頭は、 にぎやかなサンバ隊。サンバのリズムに道行く人たちも足を止め、スマホのカメラを向け ていました。  デモ行進解散地点の御徒町公園で行われた集約集会で、主催団体からのアピールと連帯 のあいさつがありました。  最初は神奈川シティユニオンの歌。「ベンセレモス」のメロディーに載せた「♪負けな いぞ、負けないぞ、♪強い強い団結〜」の歌は、みんなを元気にしてくれました。  けんり春闘共同代表の渡邊洋さんは「みなさんのプラカードの中で『コンビニの弁当を 作っているのは私たち』『シャツを洗っているのは私たち』というのが好きです。この国 は、外国で生まれた人たちを、単に労働力として使って使い捨ててきた歴史がある。国会 議員の中に平気でヘイトスピーチをまき散らす輩が増えてきている。そんなことをさせな いためにも、みなさんのアピールを街の中につきつけていきたい」と話しました。  全統一労働組合は、フィリピンやアフリカ、インド、バングラディシュ、パキスタンな どにルーツを持つ組合員たちが参加していました。また技能実習生も参加していました。 日本に来てまだ1年もたっていない実習生が、難くせをつけられて解雇されたとのこと。 管理団体の悪だくみが常態化しているとのことです。「技能実習制度は、すぐに廃止!中 途半端に延命させることは許さない」と訴えていました。  在日ビルマ市民労組の仲間は「外国人も日本人も命はひとつしかない。顔や肌がちがっ ても、労働者は日本の経済を支えている。労働者の権利を守り、闘いましょう。がんばる ぞ!」と力強くアピール。  全労協の関口事務局長からは、「杉田水脈議員のアイヌ女性に対する差別発言は許せな い」と、群馬の森の朝鮮人追悼碑が粉砕・撤去されたことにも触れ、「差別は連綿と続い ている。全労協として闘っていく」と決意が表明されました。  移住者と連帯する全国ネットワークは「私たちは労働力でも商品でもない、一人一人の 人間であってこの社会の一員であるということを確認し、声を上げたい。現在日本社会は 、高齢化と少子化が重要な生活課題として議論されているが、政府はより多くの管理しや すい労働力の確保の方にばかり目を向けていて、この社会に根ざして共に暮らしている人 との共生社会の実現については、置いてきぼりにされたままだ。共に生きていける共生社 会の実現に向けて一緒にがんばりたい」と訴えました。  群馬の高崎から参加したユニオンの仲間からは、日系ブラジル人の労災問題などに取り 組んでいることが話されました。また平和フォーラム、東京清掃労組、全水道東京水道労 組、郵政ユニオン、全国一般東京労組から連帯あいさつがありました。  集会参加者は250名とのこと。お天気も良く、元気になれる楽しいデモでした。

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