パレスチナ解放へ:多くの戦術、一つの目標 | |||||||
Menu
おしらせ
・2024総会(報告) ・レイバーネットTV(5/15) ・あるくラジオ(4/20) ・川柳班(4/30句会) ・ブッククラブ(6/8) ・シネクラブ(6/15) ・ねりまの会(4/17) ・フィールドワーク(5/31) ・三多摩レイバー映画祭(6/2) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第89回(2024/4/10) ●〔週刊 本の発見〕第343回(2024/4/25) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/4/24) ●川柳「笑い茸」NO.153(2024/4/26) ●フランス発・グローバルニュース第8回(2024/4/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」89回(2023/12/31) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合
|
浅井健治@週刊MDS編集部です。 バーニー・サンダース米上院議員、ヤニス・バルファキス元ギリシャ財務相らが設立し、 DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)も加盟する「プログレッシブ・インターナショナ ル」からおととい(3月2日)未明に届いたメールを紹介します。DeepL訳を少し補整しまし た。 −ここから− 《多くの戦術、一つの目標》 「ラクダの背骨を折ったわら(藁)[※]。この慣用句がすぐに理解されるのには理由がある。 物理的なシステムだけでなく社会的なシステムの多くは、突然、非直線的な方法で状態 を変化させる。だからこそ、マンデラが言ったように、革命は「成し遂げられるまでは不 可能に思える」のだ。 パレスチナ解放もそうだ。客観的な状況は極めて暗い。力のバランスは帝国とジェノサイ ドの側にあるように見える。抵抗や連帯の一つひとつの行為は、巨石が坂の頂上に達する ことのないシーシュポスの重労働的なものに見えるかもしれない。 しかし、そうなる前には不可能に思えるような方法で、わらがラクダの背骨を折り、力学 が変化し、形勢が下り坂になる。 だからこそ私たちは、パレスチナ解放という一つの目標に多くの戦術を投入するのだ。 今週、プログレッシブ・インターナショナル[以下、PI]は4つの異なる戦術を組み合わ せ、ラクダの背骨にさらにわらを積み重ね、パワーバランスを少しずつ変化させている。 まず2月26日、イスラエルがガザ地区に対する戦争を中止するまで「エネルギーの全面禁 輸」を求めるパレスチナ諸組織の連合体からの呼びかけを始動させた。同連合体は、イス ラエルとその西側支援諸国へのエネルギー輸出およびイスラエル産エネルギーの輸入の即 時停止、そしてイスラエルのエネルギー・プロジェクトからの投資引き揚げを求めている。 エネルギー禁輸の論理を説明するために、同連合体は開始声明で「エネルギー供給はイ スラエルの戦争マシーンに不可欠:イスラエル軍の戦車、装甲兵員輸送車、船舶、軍用ブ ルドーザーを動かすためであり、イスラエルのジェット機がガザに死と破壊の雨を降らせ るための専用ジェット燃料も含まれる」と主張している。 次に26日と27日、世界中の活動家たちがイスラエルの戦争マシーンに対して直接、共同行 動を起こした。イスラエル最大の軍需企業であるエルビット・システムズに対するこのよ うなグローバル行動の日は2回目である。同社は[イスラエル]占領軍にドローンと陸上装 備の85%、その他さまざまなテクノロジーや軍需品、武器を供給している。そしてカナダ では、PIのメンバーである「パレスチナ青年運動」がTTMテクノロジーズとサフラン グループに対して行動を起こした。 きょう3月1日、イスラエルに武器を輸出している13か国200人以上の議員が一致団結して 武器禁輸を約束した。PIが本日発表した公開書簡では、13か国218人の議員が「イスラ エル国家に対するわが国からの武器売却を終わらせることを約束する」と宣言した。イス ラエルに武器や部品を輸出している国の彼ら国会議員たちは「イスラエルの重大な国際法 違反に加担しない」と主張し、武器輸出ではなく禁輸を求め、「わが国がイスラエルに武 器を輸出するのを止めるため、それぞれの議会で直ちに共同行動をとる」ことを誓約して いる。 PIが集めた賛同者は、イスラエルに武器や部品を輸出している国々、すなわち米国、英 国、ドイツ、カナダ、フランス、スペイン、オランダ、ベルギー、ブラジル、オーストラ リア、トルコ、ポルトガル、アイルランドの国会に議席を持つ議員である。 その中には、11人の現職または元職の政党指導者も含まれている。呼びかけに加わった著 名な政治家には、ラシダ・タリーブ米下院議員、ジェレミー・コービン元英労働党党首・ PI理事、アダム・バンド・オーストラリア緑の党党首、マニュエル・ボンパール「不服 従のフランス」コーディネーターと「不服従のフランス」国会議員全員、ピーター・メル テンス・ベルギー労働者党党首、ニキ・アシュトン・カナダ下院議員・PI理事、ギルヘ ルム・ブーロス・ブラジル下院議員・PI理事、ベルント・リーヒンガー元[ドイツ]左翼 党党首、イオネ・ベララ・ポデモス党首とスマール[スペイン左派・進歩主義連合]の複数 国籍議員グループ全員、ジミー・ダイク・オランダ社会党党首、トーマス・プリングル・ アイルランド下院議員、セザイ・テメリ元[トルコ]人民民主党共同議長、マリアナ・モル タグア・ポルトガル左翼ブロック全国コーディネーターらがいる。 国会議員によるこの行動には、「不服従のフランス」創設者ジャン=リュック・メランシ ョン、スペイン政府閣僚パブロ・ブスティンドゥイ、著名なインド政治家ジグネッシュ・ メバニも賛同している。 書簡の全文はこちらへ[リンク先URL省略]。 そしていよいよ明日3月2日。PIはインターナショナル・ピープルズ・アセンブリ[国際 人民会議]、ALBAモビミエントス[米州ボリバル同盟運動]、パン=アフリカニズム・ トゥデイ[汎アフリカ主義の今]とともに、イスラエルによるガザへのジェノサイド攻撃の 停止を要求する3月2日国際行動デーの呼びかけを発表している。 解放への道は長く険しいが、パレスチナ人民は世界の人民の積極的な連帯に助けられなが ら、その結論に到達するだろう。 連帯して プログレッシブ・インターナショナル事務局 ※[浅井注]「限界まで荷物を積まれたラクダの背骨が、最後にわら1本乗せただけで折れ てしまった」という意味で、「我慢の限界を超えた」「最後の決定的な一撃になった」「 堪忍袋の緒が切れた」と言いたいときに使われる表現。 −ここまで− 原文は: https://progressive.international/wire/2024-03-01-pi-briefing-no-9-many-tactics-one-goal/en Created by staff01. Last modified on 2024-03-05 07:38:31 Copyright: Default |