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渡部通信(1/25) : 
明けない夜はない(232)<東京都が地下シェルター整備、これは戦争準備である>

============================= 本日(1月25日)の「読売新聞」オンラインによると、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 東京都は新年度から、外国からのミサイル攻撃に備え、 住民らが一定期間滞在できる「地下シェルター <https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&rkf=1&slfr=1&qrw=0&p=%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC&fr=link_kw_nws_direct&fr2=cid_20979db65c4b2665d53884ea0247aa2eac51db19> 」を都内に整備する方針を固めた。 ・・・都は、昨年11月時点で民間施設を含む4258カ所を指定済み。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー という。 岸田政権は一昨年12月、防衛関連三文書を閣議だけで決定、 「平和憲法」下ではあり得ない、「敵基地攻撃能力」を盛り込んだ。 そして、中国・ロシア・北朝鮮を「仮想敵国」とした。 小池都知事はそれにそって、今年の4月から 都内にミサイル避難シェルターを作るというのだ。 そして防空訓練などを行うつもりのようだ。 しかし、歴史を振り返ってみると、 戦前、1930年頃から防空訓練が始まり、1931年には満州事変、 1937年には日中戦争、その年に「防空法」ができ大規模な 防空訓練が行われるようになり、1941年に太平洋戦争に突入した。 したがって、ミサイル避難の地下シェルターを整備するといのは、 国の指導者たちが明らかに近い将来戦争を起こすことを 念頭においているということである。 しかし、戦争は最終的には相手国を軍事占領しなければならない。 広大な領土、莫大な人口や兵士、また核を含め多くの最新兵器をもつ 「仮想敵国」の3か国を、どうやって軍事占領できるというのか。 それでなくても、現在でも欧米は各地で軍事的に敗北している。 アフガニスタンではアメリカは追い出された。 アフリカでもフランス軍がマリから撤退した。 イラクや紅海ではイスラエルを支援する米英が狙われている。 一方、国連のガザ停戦にはグローバルサウスなど8割が賛成した。 現在の世界では米欧日は孤立しつつあるのである。 また、それらの国内政情も不安定だ。 こうした状況下、戦争準備を進めるというのは、 全く大局を見誤っているとしか言いようがない。 でなければ、戦前の日本のように無謀なカケに出て 破綻するしかないのである。 例えトマホークを400発買おうが、イージス艦を何隻、 戦闘機を何機、パトリオットを何台買おうが、 どれほど役に立つというのか。 それで広大・強大な敵国を軍事占領などできはしない。 また、原発の多い日本に多くのミサイルが飛んでくれば、 シェルターなどいくらあっても役に立たないだろう。 まるで話にならないのである。 そんなことより、「平和憲法」をしっかり掲げ、 アジアの平和、世界の平和のために尽力することこそ 本来の日本政府の役割であろう。 なのに岸田政権は膨大な税金を使って、 日本を戦争で破壊しようとしているとしか言いようがない。 ところで、これと関連するかわからないが、 今東京都は杉並区内を流れる善福寺川の洪水を防ぐためと称して、 地下40メートルに、直径9メートル、長さ5.8キロの 巨大なトンネル式「善福寺川調節池」なるものを作ろうとしている。 予算は1000億円、工期は10年、移転を告げられた民家は20軒ほど、 緑地公園や文化公園も大打撃である。 これを都はあの問題の「シールド工法」で行おうとしている。 これに対し、今、杉並区の住民たちは反対し、 1月20日に区役所で行われた説明会には、 100名定員の所180名が押し掛け、 決められた時間を2時間超えても挙手が相次いだ。 すでに、善福寺川の洪水対策はかなり進んでおるにも拘わらず、 東京都は、1000億円という金をかけ、 突然民家に移転を強要し、工事を強行しようとしている。 しかし、計画内容が明らかになればなるほど、 それは区民のためではないということが ますます明らかになってきている。 昨年12月14日に見学に行った 環状7号線の地下調節池の写真を添付します。 現在、先まで延長しようとして事故が起き 工事がストップしています。 ―――――――――――――――――――――――――――――― * 2024年『2・12総決起集会』のご案内* メインテーマ ・*今こそ反戦・平和の運動を教育と社会に* ・「日の丸・君が代」強制反対 ・「10・23通達」処分撤回 日時:2024年2月12日(月)13:15開場 13:30開会 場所:文京区民センター・3A 講演:大内裕和さん(武蔵大学教授) 演題「*21世紀ファシズムと戦争にどう立ち向かうのか*」 発言:おもに現場から(7人を予定) 当日の資料代:500円 賛同金(個人1000円、団体2000円。 振込先・ゆうちょ 00100−2−611187) 主催:都教委包囲・首都圏ネット ************************************************************* 「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス http://houinet.blogspot.jp/ 千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ http://hinokimitcb.web.fc2.com/ 「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト http://hinokimi.web.fc2.com/

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