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LNJ Logo 飛幡祐規さんの「パリの窓から」を読んで
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投稿者: 渡部秀清

「パリの窓から」で、飛幡さんはフランスの「移民法」と最近のマクロン政権を批判し、
以下のように述べています。
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 年金改革その他の強行採択、極右の移民法、警察の暴力・レイシズム、「レイプ文化」
の擁護……富裕層をさらに優遇し貧困層を増大させ、公益と福祉を破壊し、原発回帰を進
め環境政策を後退させ、極右勢力を増大させた上に、白人男性優位主義の本音を晒したマ
クロンは、第二次大戦後に最もフランス共和国の理念を貶め、社会を劣化させる政治を行
った大統領として、歴史に汚名を残すのではないだろうか。それにしても、ヨーロッパや
世界各地で極右勢力が躍進する今、グローバル資本主義と自分たちの利益のために、極右
に「イデオロギーの勝利」まで差し出すのがブルジョワ陣営の本性なのである。2024年も
闘いは続く。
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私はその中で、特に、
「それにしても、ヨーロッパや世界各地で極右勢力が躍進する今、グローバル資本主義と
自分たちの利益のために、極右に「イデオロギーの勝利」まで差し出すのがブルジョワ陣
営の本性なのである。2024年も闘いは続く。」
と述べている部分に、共感する者です。

 それはウクライナ戦争やイスラエルのガザ侵攻・虐殺も、その大きな原因を作っている
のが、グローバル資本主義(社会主義陣営崩壊後の露骨な資本主義=新自由主義)であり
、具体的にはG7に代表される米欧日だと思うからで。 
 そして、それは結局はファシズムに行きつくと思うからです。事実これは、
すでに日本でも、維新やその他の新しい右翼政党の誕生となってあらわれています。しか
し、日本の左翼陣営や知識人たちの多くは、表面的な現象に惑わされ、それらがグローバ
ル資本と結びつくことを正しくとらえていないと思います。そのことは、ウクライナやイ
スラエルを誰が支援しているかを見れば、またウクライナがいち早くイスラエルを支持し
たのを見れば、すぐに分かるはずなのにです。

結局、世界の多くの貧しい人々は、富めるグローバル資本にいいように世論を
操作され、情勢がさらに激化すれば、「人権」や「法」「民主主義」などは、
簡単に踏みにじられ、ファシズム政権に利用され、グローバル資本による侵略戦争に動員
されていくととになると思います。沖縄の民意を悉く踏みにじり強行している米軍辺野古
基地建設などはその典型です。

ですから私は、こうしたことを暴露されている飛幡さんが述べているように、
「ブルジョワ陣営」と闘う労働者・人民の「プロレタリア陣営」を世界的に構築し、侵略
戦争を阻止するために、闘い続けることが、極めて重要だと思います。私も微力ながら、
今年もそのために力を尽していきたいと思います。

Created by staff01. Last modified on 2024-01-01 21:51:38 Copyright: Default

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