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言論弾圧の歴史を繰り返させるな!〜企画展「治安維持法の時代を考える」始まる

動画(永田トーク・30分)

 12月19日より、ギャラリー古藤(東京・江古田)で企画展「治安維持法の時代を考えるー横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧」が始まった。戦時下の言論弾圧事件「横浜事件」の当事者として弾圧を受けたジャーナリスト・木村亨さんの連れ合いである木村まきさんが、今年の夏に74歳で他界した。まきさんは横浜事件国賠訴訟の原告としてたたかってきた人で、今回の展示は「木村まきさんを偲ぶ」目的もあった。

 初日19日のトークイベントは、永田浩三(武蔵大学教授/写真上)さんと磯部忠さん(国賠ネットワーク)。40人定員の会場はすぐにあふれ、補助席を出してぎっしり60人が集まった。参加者は、前橋から、富山から、そして北海道から駆け付けた人もいた。木村まきさんの交友の広がりを感じさせた。

 永田さんは冒頭、まきさんが亡くなったときの様子を詳しく話した。そしてスライドを使いながら、拷問でデッチ上げられた横浜事件の実態、戦後の木村亨さんのたたかいを紹介した。「フランス革命では民衆がバスティーユ監獄へ向かい獄中の政治犯を解放した。日本はそれが出来なかった、残念だ」と語っていた。国は裁判資料も焼却し証拠隠滅した。そのため「治安維持法」有罪に仕立てられた横浜事件被告の名誉回復のたたかいが、長期間つづくことになった。

 いま日本は、再び反省もなく戦争の道に進もうとしている。だからこそ今回の「治安維持法の時代を考えるー横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧」はとても重要なのである。企画展は24日まで続く。(松原明)

<企画展詳細(12.19-12.24)>

木村まきさんを偲んで
「治安維持法の時代を考えるー横浜事件・生活図画事件・植民地弾圧」

 みなさんは、稀代の悪法といわれる治安維持法の時代をご存じでしょうか。
 ギャラリー古藤では5年前、「横浜事件と言論の不自由展」を開催し、大きな反響をいただきました。今回はその第2弾となります。今年8月、横浜事件国賠訴訟の原告として闘い、前回と今回の展示の企画を立案した木村まきさんが急死されました。木村まきさんは、横浜事件の当事者として弾圧を受けたジャーナリスト・木村亨さん(元中央公論編集者)のお連れ合いです。
 今回の展示では、木村夫妻が関わった横浜事件の貴重な資料・日記・手帳を展示します。また、北海道旭川などで起きた「生活図画事件」に関わった、今年102歳になる菱谷良一さんの絵画などを展示します。合わせて、荻野富士夫さんが研究してこられた朝鮮・台湾での治安維持法の資料もご覧いただきます。映画の上映、トークイベントを通じて治安維持法の時代を今に問い、言論・表現の自由の大切さを考えてまいります。(実行委員会 永田浩三)

会場=ギャラリー古藤(西武池袋線「江古田」南口6分)
予約優先(トーク500円、映画1000円) 03-3948-5328
fwge7555@nifty.com

●展示12時〜18時/トークイベント
12月19日(火) 18時30分〜木村まきさん追悼・永田浩三(武蔵大学教授)
12月20日(水) 18時30分〜川嶋均「生活図画事件を歩く」(東京藝術大学講師) 
12月21日(木) 18時30分〜ビデオ「横浜事件を生きて」「人権ひとすじ」上映 松原明(ビデオプレス代表) 
12月22日(金) 18時30分〜森川文夫(弁護士) 
12月23日(土) 16時〜映画「空と風と星の詩人」
12月24日(日) 16時〜荻野富士夫(憲法学者)
●展示内容
_I融件の木村亨の日記・写真・資料等
∪験菴涓荵件
治安維持法関連
け撚莨絮

●イベントの説明
12月19日 永田浩三(武蔵大学教授) 磯部忠(国賠ネットワーク)
横浜事件について国の責任を問い、共謀罪に反対する木村まきさんを記録した『国は嘘をつく』を上映。『空にまんまるの月』という詩集も遺した木村まきさんの素顔を語り合い。ご夫妻の闘いの軌跡をたどります。

12月21日 松原明(ビデオプレス代表)
横浜事件とは何だったのか? 初めて映像化された『横浜事件を生きて』(1990年 58分)と木村亨さんを追悼した『人権ひとすじ』(1998年 20分)を上映します。

12月22日 森川文人(弁護士)
再審請求、国賠訴訟の長い闘い。父・森川金寿弁護士とともに親子2代にわたって家族ぐるみで関わった横浜事件とは何だったかを語っていただきます。

12月23日 映画『空と風と星の詩人 尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯』
日本統治下の朝鮮で生まれた国民的詩人・尹東柱。留学先の京都で治安維持法違反の疑いで逮捕され、福岡刑務所で27歳の若さで獄死しました。命あるものすべてを愛した詩人の生涯をたどる名作。

12月24日 荻野富士夫(小樽商科大学名誉教授 近現代史研究者)
治安維持法は、日本だけでなく植民地において猛威を振るった。韓国や台湾には、警察、裁判の資料が数多く残っている。治安維持法研究をライフワークのする荻野富士夫さんに、最新の研究成果や情報公開について語り尽くしていただきます。


Created by staff01. Last modified on 2023-12-20 18:21:02 Copyright: Default

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