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尾澤裁判の判決内容に怒りがおさまらない〜無理な事実認定で苦しい作文

高橋峰子

*閉廷後も抗議が続いた

 尾澤裁判の判決内容に怒りがおさまらない。気分が悪く胸が苦しい。私以上に腹立たし い思いの人がきっと沢山いるだろう。

 9月11日判決日。いくらなんでもこのでっちあげ事件で相手方の主張が通るはずはなく 、勝利を祝いその喜びを当事者はじめ熱い心の支援者とともに味わいたくて、さいたま地 裁に向かった。

 結審後だから傍聴人は減るかなとの予想ははずれ朝早く事前集会から参加した方々で裁判所前は人で溢れていた。一時間前の抽選、荷物とりあげ、身体検査、傍聴人数を制限する44席の法廷は相変わらずだった。

 警備法廷がある建物入口には20個ほどのコインロッカーがあり、事前に預けて手ぶらで入れば職員の手を煩わせずスムーズに入れると思ったのだが、コインロッカー使用はダメ荷物は係に預けるよう言われた。

 長時間並ばされ待たされての入廷後、言い渡された判決は耳を疑うヒドイものだった。 「主文。罰金40万円」金子大作裁判長の言葉に法廷は抗議の声でざわつき「不当判決っ」 声高に叫んだ男性が外に出された。

 主文に続く説明も、原告の一方的主張ばかり取り上げた裁判官の無理な事実認定、苦しい作文だった。これまでの公判、本人の陳述、証人の証言、証拠映像は何だったのか。裁判官の目は節穴で理解力がないのか。そうではない。頭脳明晰で選ばれたエリートが必死に知恵を絞り書いたのがあの判決文なのだろう。

 閉廷を告げる裁判官の言葉は、誰も席を立たず口々に抗議する傍聴人の声でかき消され 法廷は紛糾した。


 権力を守るための無茶苦茶な判決はこれまでにも見聞きしてきたが、尾澤裁判のさいた ま地裁判決もまた自らの職責を放棄したもので、裁判官の適性が疑われると私は感じた。正義を捨て権力に忖度する裁判官は出世するらしい。金子大作裁判官も国に重宝され出 世するのだろうか(余計なお世話だろうが自ら恥じることない人生と思えるのかしら)。

 裁判所の施設設備は税金を担う国民のものだ。市民の自由を奪い不便を強いる恣意的強 権的な訴訟指揮は許せない。無責任な判決を出す裁判官は、裁判を受ける当事者のみならず国民への加害者だ。裁判が最終的な被害回復の手段でないとしたら、司法には希望がもてない。


Created by staff01. Last modified on 2023-09-12 06:34:53 Copyright: Default

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