あらたな戦前にさせない!改憲・大軍拡NO!/憲法大集会に2万5千人 | |||||||
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あらたな戦前にさせない!改憲・大軍拡NO!〜憲法大集会に2万5千人5月3日、「あらたな戦前にさせない!守ろう平和といのちとくらし 2023憲法大集会」が東京・有明防災公園で開催された。入口で右翼が騒ぐ一幕もあったのが、広々とした会場は続々とやってくる人波でうまった。市民の旗、組合の旗などが林立してカラフルだった。巨大スペースの会場にはさまざまな工夫がされていた。音が行き渡るようにスピーカーが各所に設置されただけでなく、サブ会場には大きなスクリーンが用意された。 「憲法9条は世界の宝 憲法改悪は許さない!」の手書きのプラカードを首からぶら下げていた年輩の女性が目にとまった。参加者の多くが憲法世代の高齢者だったが、こうした層が改憲を止めてきたことは確かだ。そんな中に初めて参加したという40代の女性がいた。インタビューをすると「集会に来たのは初めて。今朝の新聞で改憲賛成が6割をこえているのを知って、こわいと思った。集会でいろんな人の話を聞きたいと思って友人ときた」という。 戦争のにおいが拡がるなかで、今回の5.3集会参加者の危機感は大きかった。それは全ての発言と聴衆の反応で感じることができた。 午後1時からのメインステージでの集会では、清末愛砂さん(室蘭工業大学教授・憲法学)、泉川友樹さん(沖縄大学地域研究所特別研究員/写真)が登壇し、東村アキコさん(漫画家)がビデオメッセージを寄せた。それぞれの発言には怒りがこもっていて、憲法を破壊し続ける政権への鋭い批判があった。 国会議員では立憲・れいわ・共産・社民からスピーチがあった。共産党志位委員長は、「射程2000キロ、3000キロの超音速ミサイルを沖縄に配備すると中国がすっぽり射程にはいる。このどこが専守防衛か。日本はアメリカのもとで攻撃する戦争国家に変わり、戦火を日本に呼び込むものだ。止めなくてはならない」と力説した。社民党の福島党首は「私の好きな言葉がある。それは“平和と平等は手を携えてやってくる”である。しかしその反対に“戦争は差別排外主義と手を携えてやってくる”のだ。これを止めなくてならない。私たち一人ひとりが平和のトリデとなって、あらたな戦前にさせないために立ち上がろう!」と訴えた。 この日の参加者は2万5千人に達し、コロナ開けのひさびさの大規模行動となった。「改憲 大軍拡NO!」「守ろう!平和・いのち・くらし」「敵基地攻撃能力いらない」の3つのプラカードを掲げて、参加者はデモに繰り出した。(M)
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