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神田香織さん、新座市講演会で「『はだしのゲン』こそ平和教育の教材そのもの」と語る

 2月18日(土)に、新座市立中央公民館体育室で神田香織による講談『フラガール物語』が開催された。

 神田香織さんは冒頭で、広島市教育委員会が小学3年生の教材から『はだしのゲン』を排除する動きに触れた。「広島市教育委員会が掲げた『漫画の中で浪曲が出てくるが、今の教師に浪曲の説明ができない』という理由に対して、教育現場の文化の低さを指摘し、日本の三大大衆芸能である落語・浪曲・講談を勉強すべきは教育委員会の方です」と。 また別の排除理由『ゲンが他人の所有する池の鯉を盗んで食べたのは犯罪なので道徳的な観点から教材として不適切』については「原爆投下後廃墟と化した広島で親を失い、空腹に耐えかねて鯉を獲り生きなければならなかった現実を伝えるべきです」。 「『はだしのゲン』は平和教育にふさわしい教材です。新座市でも是非、講談『はだしのゲン』を企画してほしい」と語った。

 原作者の中沢啓治さんは新座市とは関係が深く反戦平和の教材として使われてきたにも関わらず、日本会議系の議員らが市立図書館から『はだしのゲン』を排除した悲しい歴史がある。 本編の講談は大好評で、満席の観客席からは感動の声が多く聞かれた。特に常磐ハワイアンセンター創始者・西村豊がダンス指導者に巻くしたてた早口のいわき弁のシーンには拍手が巻き起こった。(ジョニーH)

*公民館からの「アンケートより抜粋」を以下に紹介する。 ・映画は何度も観ましたが、映画以上に感動しました。 ・地元を蘇らせたフラガールの苦労を見事に語られた話で感動しました。 ・人情話では涙が出ました。男女の話では昔の時代の表現と今の時代の違いを感じさせられました。参加して満足です。ありがとうございました。 ・初めて聞く講談でした。「はだしのゲン」も聞いてみたいと思いました。 ・思った以上の迫力に圧倒されました。大変良い企画をありがとうございました。 ・聞きながら映画のシーンをいくつも思い出しました。とても良かったです。ありがとうございました。 ・神田先生の講談に涙を頂きました。私も福島の被災地の方(実家)に住んでいましたが感動です。これからも頑張って広めてください。お身体ご自愛くださいませ。


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