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＊レイバーネットMLから

堀切です。

　来たる5月26日（木）14時から東京地裁で、３１１子ども甲状腺がん裁判が始まります。

　先月（４月20日）のレイバーネットТVでも特集しましたが、原発事故後、福島では300
人近い子どもたちが甲状腺がんと診断されています。事故前なら100万人に1人と言われて
いた希少な病気で、国も東電も放射能との因果関係は認めていません。それどころか「過
剰診断によるもの」という論調をはびこらせ、健康被害を訴える人たちを「風評加害者」
として追いつめてきました。

「大人がガンを告知されても動揺するのに、十代で罹患した彼らは落ち着いていることに
驚いた」と、福島の子どもたちを取材してきた白石草さん（アワプラネットТV）は証言
しています。ガンによって将来を展望できなくなっただけでなく、不安を口にすることさ
え許されない。そんな現状を変えたいと、今年の１月、沈黙を強いられた若者たち6名が
声をあげ、東京電力を提訴しました。歴史的な裁判がいよいよ始まります。

　昨日（5月21日）放送された『報道特集』で、原告のひとりがこう語っています。「福
島の中全体は、もう放射能関係なく、復興にむけて動き出していたので、放射能という言
葉も出すと気にし過ぎという風潮が流れていたので、因果関係が認められればもっともっ
と生きやすくなるんじゃないかと思う」。東電側は「この裁判は科学的医学的裁判だから
、情緒的な原告の意見陳述というのはふさわしくない」と主張していますが、取材した中
道秀宜ディレクターは「原告が訴えた裁判で原告の声を聞こうとしない、向き合おうとし
ない東電側の姿勢には疑問を感じます」と結んでいました。

　一人でも多くの皆さんに見守ってほしいと思います。ぜひ東京地裁に足を運んでくださ
い。

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【３１１子ども甲状腺がん裁判　第一回口頭弁論期日】

場所：東京地方裁判所・103号法廷　

13時　入廷行動　13時20分~13時40分　傍聴整理券配布　13時40分　傍聴抽選発表　14時
　開廷

【支援集会&報告集会】

場所：日比谷コンベンションホール大ホール　14時　支援集会（ゲスト：ウクライナ民族
楽器バンドゥーラ奏者カテリーナさん）　15時15分　報告集会

※本裁判のテーマカラー、緑色を身に着けてご参加ください。

【問い合わせ】　311甲状腺がん子ども支援ネットワーク　Eメール：info@311support.ne
t 
　 FAX：０３−６３８４−１１２１