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「九条を変えれば、次は地獄を見る」〜沖縄の金城実さんが渾身の訴え

レポート=森 健一

動画(10分半)

 7月8日夕方、蒲田駅西口広場に服部良一・社民党候補の応援に沖縄読谷村から彫刻家の金城実氏が馳せつけた。はじめは金城、服部の二人で沖縄の豊年踊りのカチャーシーを披露してトーク。以下、森が聞き取った要旨を紹介する。

 金城「私が1939年に生まれた浜比嘉島は、日本軍がいなくて島民は洞窟に隠れて、皆助かった。でも父親は熊本の師団に志願して白木の箱で帰って来た。爪と髪しか無かった。母に言った。なぜ送り出したか。あの時代は仕方なかった、と。兵庫の西宮で英語教員になって同郷の青年が米軍車両にひき殺された。わずかの見舞金だけだった。米軍を裁くことさえ出来ない。日米地位協定があるからだ。これを変えずに何が憲法改正だ。憲法9条というのは、二度と戦禍に隣国を巻き込みませんとの約束だ。それを変えるとなれば隣国はどう見る。沖縄のものは知っている。九条を変えれば、次は地獄を見る」
「成人年齢が18歳にひき下げられた。騙されてはいけない。この狙いは、10年後の徴兵制を計算に入れたものだ。沖縄は地上戦を強いられたから、本土とは九条改憲の見え方が違う。どうか、この選挙で次に何が来るか、本土は目を覚まし投票してほしい」。

 服部「金城さんと40年来の付き合いがある。南西諸島から軍事基地をなくし、東アジアの流通、交通のハブに、世界自然遺産の地域となることが平和の構築に資することになる。九条を守ることが、どれだけ近隣諸国と沖縄、本土を戦禍から守ることか、再度、訴えたい」。

 広場は、ライブとトークとで熱気があり、選挙スタッフと支持者に加え、若者や外国からの親子連れが聞きいっていた。

↓筆者の森健一さん。岡山から選挙状況調査のため上京中。


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