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希望が見えてきた!〜レイバーネット総会「コロナ禍の労働現場」をめぐり討論


*二部で講演する渡辺寛人さん

動画(95分)

 3月13日、「スペースたんぽぽ」(東京・水道橋)でレイバーネット総会が開かれました。大荒れの天気のなかでしたが、リアル参加が16人、オンライン参加が北海道からを含めて9人で計25人でした。第一部では、経過報告・会計・人事案が承認されました。これからのレイバーネットの運動をめぐるディスカッションも活発で、「オンラインビデオ講座」「レイバーネット掲示板」「場づくり」など具体的提案が多数出ました。ぜひ一つひとつ実行していきたいと思います。


 二部の特別企画「コロナ禍で激変する労働現場ーその実態と今後の課題」では、NPO法人POSSE事務局長、そして労運研レポート編集長の伊藤彰信さんから、講演と問題提起を受けました。司会はジャーナリストの北健一さん。渡辺さんは、コロナ禍の危機を自らの問題として受けとめているのが「女性・外国人・Z世代(1995年以降生まれ)」で、この人たちに今後の運動の可能性(ポテンシャル)があることを具体的に明らかにしました。いまPOSSEには、学生ボランティアが150人も集まる状況が生まれているそうです。伊藤彰信さんからは、非正規問題の解決のために「最賃引き上げ運動」の重要性が語られました。
 参加者からは異口同音に「希望が見えてきた」との感想が聞かれました。

●運動とのかかわりが原点(山口正紀)

 運動とのかかわりが原点、という渡辺寛人さんのお話、ほんとうにその通りだと思います。半世紀以上前の私もそうでした。だから、どれだけさまざまな場で運動を作り出していくかが最も大きな課題であり、そのためにどう情報を発信していくか、がレイバーネットの大きな使命でもあると思います。(YouTube配信のチャットより)


●希望が持てる講演だった(堀切さとみ)

 POSSEの事務局長、渡辺寛人さんは三十代。長年、非正規労働者の相談にのってきたNPOだけに、わかりやすくて希望が持てる。20年前、非正規の若者が増えたとき「若者がダメになった」と言われていたが、随分変わってきた。ブラック企業という言葉がうまれることで、自分のせいでなく会社の問題だと気づけるようになった。コロナによって、女性、外国人、Z世代が、自分の置かれた状況がみえるようになり、POSSEのボランティアをやりたいという人が急増した。大半は大学生を含む学生で、八割が女性だという。「この社会でどうやって生きていけというのか」という人が、ボランティアを通じて社会を知るようになっている。(FB投稿より)

*特定非営利活動法人POSSE(ぽっせ)とは・・・若者自身によって若者の労働問題を解決することを目指して設立された特定非営利活動法人(NPO法人)である。10代から30代の若者に対してセミナーの開催や労働相談、労働情報の提供等を行い、若者が主体的に社会へ参画していくことに寄与することを目的としている。「POSSE」はラテン語の「力を持つ」意味であり、また英語のスラングで「仲間」も意味する。(ウィキペディアより)


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