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関生弾圧テーマに「企業のコンプライアンスと産別労組」国際シンポジウム

 全日本建設運輸連帯労働組合・関西地区生コン支部への弾圧は続いている。これまで、のべ77名が逮捕され、5名が依然として拘留されている。

 9月14日、国際シンポジウム「企業のコンプライアンスと産業別労働組合の役割」が京都社会福祉会館にて開催された。立ち見を含む217名が参加。大盛況となった。シンポジウムは2部構成で、第1部では「海外のコンプライアンス順守活動の取り組み」と題し、ITF(国際運輸労連)とBWI(国際建設林業労組連盟)、そしてアメリカにおけるコンプライアンス活動が報告された。

 ITFにてインスペクターを務める藤木茂さんは「インスペクターとは検査員のこと。出航した船は小島のような存在。直接訪船し、問題がないか査察している」と語り、BWIに加盟する韓国建設労組のイ・ヨンチェル首席副委員長は「韓国では、文在寅政権になって問題がすべて解決したわけではない」「労働者の命は、自らが団結して守らなければならない。法律を守らせる圧力が必要」と報告した。アメリカ労働法の研究者で、帝京大学法学部の藤木貴史助教授は、日本とアメリカの法律が異なることを伝えた上で「コンプライアンス活動は重要な法的活動であり、恐喝にはあたらない」状況を解説した。

 第2部は、先に登壇された3名と、中央大学の毛塚勝利名誉教授を交え、ジャーナリストの竹信三恵子さん(写真)の進行でパネル討論が行われた。映像作品「連帯が来なければよかったのに」の上映後、連帯ユニオンの小谷野毅書記長から関西生コン事件の現状報告が行われた。毛塚勝利名誉教授は「状況を乗り越えるには、市民社会とつながることが必要。外部の市民団体へ弾圧がはじまるのは時間の問題だ」と語った。(土屋トカチ)


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