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「11AM劇場−名画発見!」の影の黒幕

   山谷哲夫(『沖縄のハルモニ』監督)

 7月13日(土)〜19日(金)の1週間、アップリンク渋谷(東急デパート本店裏 宇田川町37−18トツネビル1F TEL03-6825-5503)で「11AM劇場−名画発見!」の連続上映会を主催する。40年も前に作った、ボロボロの古い映画『沖縄のハルモニー証言・従軍慰安婦』がそこで6回も上映され、そのたびにほぼ「満員御礼」が出たので、アップリンク幹部の薦めで、朝11時から1週間もの長丁場を引き受けたのである。

 さすがに『沖縄のハルモニ』単独上映では、連日満員は無理なので、初日1日だけにした。あと6日、旧知の監督、制作者に声をかけ、面白そうな映画を自薦してもらった。
ヾ靄椶呂泙艮撚莠体が面白いこと。
∪訶組馼埖、あるいは何らかの理由で、なかなか見る機会が少ない作品。
2燭茲蝓◆11AM劇場」出品者として、ルールに従える人。

 この3つの条件を守れる人を優先した。映画を作る人の中には「自分は神である」と公言したり、我儘一杯やるのは良いが、客が来ず、何時の間にか逃げ出す監督や、何でも「人が悪い」と自分の非をとことん認めない制作者が混じっている。ほとんどは淘汰され、2度と上映の場には出れないが、気を付けないと尻を拭かされる人も稀には存在している。

 それを防ぐために昔からよく知っている監督、制作者を選んで、当人たちと面談した。「どんな作品を上映したいんだ」それが最優先。次に、「最低でも50人は連れて来れるな」と本人を目の前にダメを押した。全員に了承を得てから、企画を公表した。アップリンクは小劇場で、定員は58名。消防法で立ち見は厳禁である。でも50名だったら、普通の社会生活を送っている人だったら、何とか連れて来れる。「客が来ない」と嘆くより、知人、友人に手紙を書き、電話をし、SNS等で繰り返し、繰り返し、広報すると、「動かない山」でも微動し始める。作品も大切だが、意外に作った人間の熱情が人と作品、両方を動かすのである。

 以下が上映スケジュールである。
7月13日(土) 『天皇の名のもとに―南京大虐殺』+『沖縄のハルモニ』
7月14日(日) 『抗い―記録作家 林えいだい』
7月15日(月祝) 『原発の町を追われて―避難民 双葉町の記録』
7月16日(火) 『オキュパイ・シャンティ』+『死んどるヒマはない』
7月17日(水) 『無辜なる海−1982年水俣』
7月18日(木) 『涙の数だけ笑おうよー林家かん平奮闘記』
7月19日(金) 『小三治』


*『オキュパイ・シャンティ』より

 最後に種明かしをしたい。企画はぼくを中心に進めたが、最も相談したのが、「ビデオプレス」主宰者・松原明である。1992年に北朝鮮に「慰安婦」取材に行ったが、現場でチョロ、チョロ、重いVTRカメラを担いで動き回ったのが、出来立ての「ビデオプレス」の松原さんだった。今よりもっと太っていた。てっきり、この後、TV局の下請けとしてブツブツ言いながらも、最低限生活保障される下請けの道を選ぶだろうと漠然と思っていたが、次に会ったのが「平和・共同ジャーナリスト基金」賞の授賞式だった。まさか、あの「おデブ」な松原さんが2001年公開した秀作『人らしく生きよう―国労冬物語』の監督をやっていたとは仰天した。ぼくが選考委員だつたのに…。

 それから「平和・共同ジャーナリスト基金」は繰り返し、繰り返し「ビデオプレス」に賞を与え続けた。『リストラと戦う男―フジ産経グループ記者・松沢弘』『君が代不起立』。他の審査員から「出しすぎじゃないの」と、たしなめられたけど、「面白いものは面白んです」と押し切った。


『死んどるヒマはない』より

 今回上映するのは3年前に作った小品、インドカレー店の外国人労働者の闘い『オキュパイ・シャンティ』で外国人労働者問題の論点が整理され、わかりやすい。ましてや、日本人弁護士の支援で劇的に闘争勝利した稀有な事例である。また『死んどるヒマはない−益永スミコ86歳』は、「憲法9条」を死守するために孤軍奮闘する元看護婦の姿が、強烈で感動的だ。スミコばあさんから、声を上げることの大切さと勇気が伝わってくる。

 それから15日には堀切さとみさん制作の『原発の町を追われて―避難民 双葉町の記録』を上映する。彼女はもともとさいたま市の給食調理員のお姉さんだが、たまたま松原さんの3分間ビデオ制作講座で学び、めきめきと腕を上げた。今回も松原さんが強烈に「11AM劇場」に推薦しなかったら、一生縁がなかった人である。それが作品を見て、納得した。避難民の中に良く入りこんでいる。それで15日(祭日)の特等席に彼女の映画を持ってくることにした。

 初日13日の上映作品は私の『沖縄のハルモニ』とNHKが放映拒否したヤバイ映画『天皇の名のもとに〜南京大虐殺の真実』だが、じつは『天皇の名のもとに』日本語版をつくったのはビデオプレスだった。「11AM劇場」は確かにぼくが主唱者だ。しかし、本当の所で動かしているのは、ビデオプレス・松原明が「影の黒幕」のようだ!

詳細情報(アップリンクHP・オンライン予約可)

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7.16はビデオプレスデー・三作品を上映

 「山椒は小粒でもぴりりと辛い」。小さなビデオ制作グループ「ビデオプレス」は1989年に設立し、ことしで30年を迎えた。『人らしく生きよう−国労冬物語』はじめ労働・人権・環境などさまざまな作品を発表してきた。今回7月16日はたまたま2つの上映会(3本)が重なった。昼はアップリンクで『オキュパイ・シャンティ』『死んどるヒマはない』、夜はビデオアクトで『メトロレディーブルース』が上映される。どれも今のニッポンがみえてくるドキュメンタリー。ぜひこの機会にご覧ください。上映後、制作者のトークがあります。
詳細情報(予告編あり)

*なお電話・メールでの問合せはビデオプレスまでお願いします。
 TEL03-3530-8588 mgg01231@nifty.ne.jp


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