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非正規・外国人など労働運動の課題が浮きぼりに〜レイバーフェスタ参加感想

    志真斗美恵


 *3分ビデオ「ブラック企業」

 レイバーフェスタで、めったに見られない映画『弁護人』を見ることが出来て、よかったです。韓国の状況を日本の状況に引きつけて見ていました。

 音楽コーナー。JAL闘争の中で、歌が生まれている! どのような状況で首切りが行われ、それが組合つぶしだったことがよく伝わってきました。聞けてよかったです。 

 「ニッポンのいま」の「脱原発テント強制撤去から1年」では、脱原発美術館の詳細がわかりました。たたかいの中から新しい歌や美術が生まれていることが、よく伝わりました。

 3分ビデオは、現在の労働の状況がよく伝わる作品が目白押しでした。私は大学非常勤講師43年です。1年ごとの契約でたまたま「雇い止め」にあうことなく過ごせましたが、現在は新卒の人は非常勤講師の勤め口さえない状態です。40年週1回ずっと続けて授業をした大学を辞めたときも、退職金はありませんでした。だから「派遣労働者・渡辺照子さん 最後の日」はとても身につまされました。

 「K・I・R・O・K・U・S・H・I・R・O 記録しろっっ…!」では、弁護士の方がバニーガールの扮装をして「記録しろ!」と歌っていました。長時間勤務・過労死・首切りの危機にさらされている労働者の状態を強く訴えています。そして、3分ビデオの最後の作品では、若い人のバンドが「ブラック企業」の歌をつくり、労働組合をつくろうと歌っているのに驚き、うれしく見ました。

 正規労働者は、非正規労働者・外国人労働者の現状を正確にとらえ、共にたたかう、そして支援する課題に一日も早く取り組むべきだと思います。レイバーフェスタは期せずして、歌から3分ビデオに至るまで、この問題をクローズアップしていました。こんにちの労働現場の焦眉の課題が、レイバーフェスタによって浮き彫りにされたと思います。(フェスタ・アンケートより)


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