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●木下昌明の映画の部屋

ここに日本の〈いま〉がある!〜レイバー映画祭2017


*『トゥジェン!』の主人公・剃髪のキムウニョンさんも映画祭に参加します

 最近のドキュメンタリー映画では、三上智恵監督『標的の島〜風(かじ)かたか』がベストワンである。これを観ると、沖縄や宮古島、石垣島でいま何が起きているか――時代の移り変わりの早さに驚かされる。

 三上は『標的の村』(2013年)、『戦場(いくさば)ぬ止(とうどう)み』(15年)で米軍基地の拡充に反対する住民とその暮らしに焦点を当ててきた。今度は宮古、石垣などの先島諸島に自衛隊を配備しミサイル基地を設けようとしている動きを追った。日本も「平和」から「戦争」へと向かうのか。

 圧巻は、本土から高江に1000人の機動隊が押しかけ、抵抗する人々を排除するシーン。それは黒澤明監督の『七人の侍』の野武士の襲来を彷彿(ほうふつ)させる。リーダーの山城博治はさながら猊汗″たちを率いる侍大将で、そこで非暴力に徹した彼の人となりも浮かび上がってくる。

 今年の夏の『レイバー映画祭』は、この長編を柱に催される。8本の短編の中で、最初の3本は〈学生・若者〉の小特集だ。まずは武蔵大・永田ゼミの『アスベスト〜震災後のさらなる恐怖』が見もの。福島でのもう一つの大きな問題を掘り起こしている。

 小特集以外では4編にひかれる。堀切さとみの『原発の町を追われて3』は、双葉町から埼玉に避難して6年、帰るに帰れない牛飼いの女性を中心に、その後の困難を描く。

 昨年、『選挙が生まれる』で評判になった湯本雅典は『「前夜」がやってきた』で、犇λ添疔 蹐龍行採決後の人々の活動をとらえる。公明党に異議申し立てをする創価学会員のシーンがいい。

 土屋トカチの『コンビニの秘密(仮)』では「便利さと快適の裏」で何が起きているか。その(奴隷)経営の仕組みに迫っていて考えさせられる。

 ビデオプレスの『トゥジェン(闘争)!』(写真)は、日本企業から整理解雇されてはるばる遠征してきた韓国の労働者の半年を追う。剃髪(ていはつ)の女性リーダーの決意がすごい。

 ――知られざる日本がここにある。(木下昌明・『サンデー毎日2017年7月23日号』)

*7月22日10時より東京・田町交通ビル6Fホール 問い合わせ03-3530-8588 詳細

レイバー映画祭2017には、韓国サンケン労組からキムウニョンさん、ヤンソンモさん、オヘジンさんの来日参加が決定しました。(編集部)


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