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今週のOverview (11/28〜12/02)*************************

■内容の濃い番組が多い一週間でした。フィデル・カストロが亡くなり、改めてその偉業
が高く評価されています。無数の暗殺の企てを逃れたCIAの仇敵は、キューバの革命と自
立を守り抜き世界の反植民地闘争に希望を与えてきました。DN!ならではの、濃厚な追悼
番組が組まれています。(11/28)■ トランプ次期政権に対する政治的な対抗軸として注
目されるバーニー・サンダース上院議員。長時間インタビューで、選挙戦の総括と現時点
での活動方針などを語ります。(11/29)■民主党の再建をめざすサンダースに対し、も
はや民主党とは決別する立場のコーネル・ウェスト教授が今後の社会運動の方向を語りま
した。(12/1)■不正選挙疑惑をめぐり、緑の党のジル・スタイン党首が勝敗を決定した
ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルバニアの3州の投票結果に異議を唱え再集計を要求
しています。再集計のための莫大な費用を自己負担しなければならないという理不尽な規
則ですが、クラウドファンディングで選挙戦よりも多額の資金が集まったようです。この
行動にはいろいろ非難も飛び交っているようですが、その意図と経緯について本人の口か
ら説明を聞きましょう。(11/29)■電子投票システムによる不正の可能性は日本でも批
判する人が増えていますが、この問題についてサイバーセキュリティーの権威ブルース・
シュナイアーは、ハッキングは必定との意見です。選挙制度への信頼性を確保するために
、何らかの手段が必要です。(11/30)■トランプ次期政権で財務長官に選ばれたスティ
ーブン・ムニューチン、商務長官のウィルバー・ロスはともに住宅ローン危機とサブプラ
イム債破綻で暴利をむさぼったウォール街の金融投資家です。次期政権でも、相変わらず
金融業界の政治支配が継続することを示唆する人事です。(12/2)

 

 

新着ストリーミング **************************************

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今週のトピックス(英語のみ)

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○フィデル・カストロ90歳で死去 600回の暗殺未遂と11代の米大統領との対峙

https://www.democracynow.org/2016/11/28/after_surviving_600_assassination_attemp
ts_outlasting

キューバの革命指導者で国家評議会議長(国家元首)を長期にわたって務めたフィデル・
カストロが25日、90歳で死去しました。その生涯と功績についてゲストと討論します。カ
ストロはその生涯で、米国歴代大統領11人と対峙し、600回を超す暗殺未遂に遭遇しまし
た。暗殺の企ての多くはCIAが組織したものでした。カストロが亡くなった11月25日は、
カストロが1956年、弟のラウルとチェ・ゲバラ、ほかの80人の同志とともにメキシコから
キューバに出航し、キューバ革命を起こすことになった日からちょうど60年目に当たる日
でした。革命によって、米国を後ろ盾としたキューバの独裁者フルヘンシオ・バティスタ
は追放されました。キューバ革命は革命運動を世界中で喚起し、カストロは米国の最大の
敵の一人となりました。ゲストとして加わるのは、ジャーナリストで活動家、「黒人急進
会議」(Black Radical Congress)創設者のビル・フレッチャー、「キューバ・ドキュメ
ンテーション・プロジェクト」(Cuba Documentation Project)の代表でBack Channel t
o Cuba: The Hidden History of Negotiations Between Washington and Havana(『キュ
ーバへの裏口─ワシントン=ハバナ交渉秘史』)共著者のピーター・コーンブルー、ノー
スカロライナ大学チャペルヒル校歴史学教授でCuba: Between Reform and Revolution(
『キューバ:改革と革命の狭間で』)など複数の著書のあるルイス・A・ペレス・ジュニ
アです。

 

○キューバの知られざる歴史 アフリカの独立運動を支援したフィデル・カストロ

https://www.democracynow.org/2016/11/28/the_untold_story_of_cubas_support

長期にわたってキューバの国家評議会議長(国家元首)を務めたフィデル・カストロは、
米国に立ち向かい、世界中のマルクス主義ゲリラと革命政府を助けた英雄として、発展途
上世界に評価されています。1970年代には、アンゴラの左派政権を助けるため、ロシア(
ソ連)が当初は反対していたにもかかわらず、キューバ軍をアンゴラに派遣しました。キ
ューバの助けによって、南アフリカによるアンゴラの反乱勢力は打ち負かされました。19
90年には南アフリカからのナミビアの独立を助け、アパルトヘイト政権の南アフリカへの
圧力を高めました。南アフリカのネルソン・マンデラは1990年に刑務所から釈放された後
、カストロへの感謝を繰り返し語っています。アンゴラと南アフリカにおけるキューバの
働きについてカストロが話す映像の抜粋をお送りします。アパルトヘイトに対して指導者
として立ち上がったネルソン・マンデラが、カストロと初めて会った時の映像もあります
。「黒人急進会議」(Black Radical Congress)創設者のビル・フレッチャー、「キュー
バ・ドキュメンテーション・プロジェクト」(Cuba Documentation Project)代表でBack
 Channel to Cuba: The Hidden History of Negotiations Between Washington and Hava
na(『キューバへの裏口─ワシントン=ハバナ交渉秘史』)共著者のピーター・コーンブ
ルーに話を聞きます。

 

○米国の帝国主義への抵抗の道があることをラテンアメリカに示したフィデル・カストロ

https://www.democracynow.org/2016/11/28/how_fidel_castro_showed_latin_america

キューバ国家評議会議長(国家元首)を長期にわたって務めたフィデル・カストロの生涯
と功績を振り返り、キューバの革命の理想がラテンアメリカの各地にいかに広まったかに
目を向けます。ノースカロライナ大学チャペルヒル校歴史学教授のルイ・ロペスは、「ピ
ッグス湾事件での侵略者の失敗は、米州における帝国主義に対する初めての勝利として人
々の歓呼を受けました」と指摘します。「勝利は、ラテンアメリカ中に鳴り響きました。
そして何よりも、人々が決意し、決意した指導者を持ち、侵略に抗うことができれば、勝
利は確かに可能なのだということを人々に示しました」

 

○ハバナとワシントンの関係正常化への道のりをトランプは後戻りさせるか

https://www.democracynow.org/2016/11/28/will_trump_roll_back_efforts_to

次期大統領に選ばれたドナルド・トランプは、米国とキューバとの関係緩和を非難してき
ました。フィデル・カストロ死去のニュースが伝わると、「60年近くにわたって自国の人
々を抑圧した残虐な独裁者だ」とカストロを批判しました。さらに、次期政権の新たな要
求が満たされないと彼が判断した時は外交関係から撤退すると明言しています。Back Cha
nnel to Cuba: The Hidden History of Negotiations Between Washington and Havana(
『キューバへの裏口─ワシントン=ハバナ交渉秘史』)共著者のピーター・コーンブルー
に話を聞きます。

 

○デモクラシー・ナウ!特番:バーニー・サンダースが語るトランプの勝利と民主党再構
築の必要性

https://www.democracynow.org/2016/11/29/democracy_now_special_bernie_sanders_on<
/a>

デモクラシー・ナウ!特別番組では、ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンを破っ
て以来、最も包括的な、バーモント州選出上院議員バーニー・サンダースのインタビュー
を放送します。インタビューは、エイミー・グッドマンによって、11月28日にフィラデル
フィア中央図書館でおこなわれました。彼はまず、ドナルド・トランプの大統領選勝利の
夜と民主党を再構築する必要性について話しました。

 

○バーニー・サンダース:民主党予備選中に企業メディアが自分の演説を放送しなかった
ことに「あぜんとした」

https://www.democracynow.org/2016/11/29/bernie_sanders_i_was_stunned_by

バーモント州選出の上院議員バーニー・サンダースが彼の大統領選運動を始めたとき、主
要メディアは彼を泡沫候補と呼び、彼の選挙運動をほとんど無視しました。しかし民主党
予備選の間、無所属で自称社会主義者の彼は、民主党の権力層全体の支持を受けて選挙運
動を開始したヒラリー・クリントンと拮抗し、22の州で勝利、一般代議員の45%を獲得し
て全米を驚かしました。多くのサンダース支持者たちはここに来て、大統領選でドナルド
・トランプと対決するには、サンダースのほうがクリントンよりも強かったかもしれない
と考えています。バーニー・サンダースは11月28日夜、フィラデルフィア中央図書館(Fr
ee Library of Philadelphia)でエイミー・グッドマンによる公開インタビューを受け、
企業メディア、民主党予備選、彼が「バーニーの情熱を感じ」(feel the Bern)始めた
ときについて語りました。

 

○バーニー・サンダースが語るダコタ・アクセス・パイプラインと米政府による条約権利
違反

https://www.democracynow.org/2016/11/29/bernie_sanders_on_the_dakota_access

元国務長官ヒラリー・クリントンがノースダコタ州スタンディング・ロックの総工費38億
ドルのダコタ・アクセス・パイプラインでの継続中の闘いについて沈黙を守る一方、バー
モント州選出の上院議員バーニー・サンダースは水質保護運動家たちを熱心に支援してき
ました。冬が始まり、水質保護運動家たちがパイプライン建設を止めさせようと奮闘し続
ける中、エイミー・グッドマンは11月28日夜、フィラデルフィア中央図書館(Free Libra
ry of Philadelphia)でのインタビューの中でサンダースにダコタ・アクセス・パイプラ
インでの奮闘について話を聞きました。

○トランプについて語るサンダース:この恐ろしい課題に打ち勝つために人々をどう動員
するかを我々は日々考える必要がある

https://www.democracynow.org/2016/11/29/sanders_on_trump_we_need_to

ドナルド・トランプの大統領選勝利を受けて、バーニー・サンダースは、米国とメキシコ
の国境の全域での障壁の建設、イスラム教徒が多数を占める国からの移民データベースの
復活、在留資格を持たない数百万人の移民の強制送還というトランプが提案している政策
に立ち向かうことを約束しました。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは11月
28日夜、上院議員のサンダースにインタビューし、トランプと共和党の責任を質していく
方法について話を聞きました。

 

○バーニー・サンダースが語るウィスコンシン州、ミシガン州、ペンシルベニア州での票
集計のしなおしを求める緑の党の取り組み

https://www.democracynow.org/2016/11/29/bernie_sanders_on_green_partys_effort

緑の党の大統領候補ジル・スタイン博士は、ウィスコンシン州、ミシガン州、ペンシルベ
ニア州での票集計のしなおしを求める取り組みの一環として訴訟を起こしました。デモク
ラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは11月28日夜、フィラデルフィア中央図書館(Fr
ee Library of Philadelphia)でバーモント州選出の上院議員バーニー・サンダースにイ
ンタビューし、再集計の取り組みについて話を聞きました。

 

○バーニー・サンダースが語るキューバの革命家フィデル・カストロの人生と功績

https://www.democracynow.org/2016/11/29/bernie_sanders_on_the_life_and

キューバは、革命指導者で前国家評議会議長(国家元首)フィデル・カストロの死を受け
て、9日間の服喪期間に入りました。カストロは11月25日、90歳で逝去しました。ハバナ
では、カストロに別れを告げるため、数万人が行列を作っています。カストロは、米国支
援のキューバの独裁者フルヘンシオ・バティスタを追放するキューバ革命を起こし、その
後キューバをほぼ半世紀にわたって導きました。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッ
ドマンは11月28日夜、フィラデルフィア中央図書館(Free Library of Philadelphia)で
聴衆の前でバーニー・サンダースにインタビューし、革命指導者フィデル・カストロの人
生と功績について話を聞きました。

 

○2020年にもバーニーの情熱を感じることになるか?: サンダースが語る大統領選に再
び立候補する可能性

https://www.democracynow.org/2016/11/29/will_we_be_feeling_the_bern

ドナルド・トランプの大統領選勝利を受け、多くのサンダース支持者たちはいまさらなが
ら、大統領選でドナルド・トランプと対決するには、サンダースのほうがクリントンより
も強かったかもしれないと考えています。サンダースは現在、民主党を徹底的に再構築す
ることに取り組んでいます。サンダースは11月初め、新設された「民主党上院議員アウト
リーチ(有権者対策)委員長」として上院での指導的地位に選出されました。また、サン
ダースは、キース・エリソン下院議員が民主党全国委員会の次期委員長になることを先頭
に立って推し進めています。しかし、サンダース自身は2020年の大統領選に立候補するの
でしょうか? デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは11月28日夜、フィラデル
フィア中央図書館(Free Library of Philadelphia)での大統領選以来最長の放送インタ
ビューの中で、サンダースに、2020年に再び彼が「バーニーの情熱を感じる」(feel the
 Bern)かどうかについて聞きました。

 

○ジル・スタイン:電子投票は不正操作 ハッキング 人為ミスを起こす 再集計が必要

https://democracynow.org/2016/11/30/jill_stein_recounts_are_necessary_because

大統領選候補だったジル・スタインが、ウィスコンシン、ペンシルバニア、ミシガンの3
州で票の再集計を行うよう請求を続けています。しかし 29 日、ウィスコンシン州の判事
が手作業による集計を州全体に命じることを拒んだため、試みは進路をはばまれています
。判事は、再集計に際し州内の 72 郡の書記官はそれぞれ自分たちの方法を決めて良いと
裁定しました。投票数280万だったウィスコンシン州では、勝者ドナルド・トランプとヒ
ラリー・クリントンとの票差は 3 万票弱でした。ミシガン州ではさらに接戦で、 1 万 2
 千票の僅差でトランプが勝利しました。スタインは提出期限にあたる本日、再集計を求
める書類をミシガン州に提出する予定です。スタインの取り組みに対して、13 万人以上
から 650 万ドル以上の寄付が寄せられています。これは選挙運動中にスタインに送られ
た寄付の 2 倍近くにあたります。ジル・スタインをゲストに迎えています。

 

○ローレンス・レッシグ:選挙人団がトランプではなくクリントンを選ぶことは憲法で認
められている

https://democracynow.org/2016/11/30/lawrence_lessig_the_electoral_college_is

米国の選挙制度に関する話を続けます。ハーバード大学のローレンス・レッシグ法学教授
が先日ワシントンポスト紙に寄稿した選挙人団の問題に関する論考、「憲法によると選挙
人団が大統領選勝者を決められる。クリントンを選ぶべきだ」(The Constitution lets 
the electoral college choose the winner. They should choose Clinton)は大きな反
響を巻き起こしました。ハーバード大学法学教授レッシグは、2015 年に短期間、民主党
大統領候補者に立候補しました。Republic, Lost: How Money Corrupts Congress - and 
a Plan to Stop It (『失われた共和制:いかにして金が議会を腐敗させるか〜そしてそ
れを阻止する計画』)の著者でもあります。

 

○元法務書記官:星条旗を燃やす人を投獄しろというトランプの脅しには アントニン・
スカリアでさえあの世で仰天

https://democracynow.org/2016/11/30/former_law_clerk_antonin_scalia_is

ドナルド・トランプが29日 、1件のツイートで憲法違反の提案を2つもして大騒ぎになり
ました。「誰であれ星条旗を燃やすことは許されない。そんなことをするなら、覚悟しろ
―市民権剥奪か 1 年間の投獄ってところだ!」。最高裁判所は、国旗を燃やす行為は米
国憲法修正第 1 条のもと保護されているという判決を2度にわたり出しています。さらに
最高裁判所は、市民権の剥奪は脱走を含むほとんどすべての犯罪に対して違法だと裁決し
ています。かつて故アントニン・スカリア(保守派でならした最高裁判事)の書記官を務
めたこともあるハーバード大学法学教授ローレンス・レッシグから話を聴きます。

 

○サイバーセキュリティの専門家 ブルース・シュナイアー:米国の選挙は必ずハッキン
グされる

https://democracynow.org/2016/11/30/cybersecurity_expert_bruce_schneier_american
_elections

「米国の選挙は必ずハッキングされる("American Elections Will Be Hacked.")」―サイ
バーセキュリティの第一人者で個人情報保護の研究者ブルース・シュナイアーがニューヨ
ーク・タイムズ紙に寄せた最新記事のタイトルです。シュナイアーは、「コンピューター
化された最新の投票システムは、個人的なハッカー、そして政府を資金源とするサイバー
兵士達のいずれによる攻撃にも脆弱だ。攻撃を受けるのは時間の問題」と警告します。シ
ュナイアーはセキュリティ技術の専門家で、ハーバード大学バークマン・センター(Berk
man Center forn Internet and Society)特別研究員です。著書にData and Goliath: T
he Hidden Battles to Collect Your Data and Control Your World(『データとゴリア
テ:あなたの情報を集めあなたの世界を管理するための隠れた闘い』)があります。

 

○ コーネル・ウエスト ドナルド・トランプを語る: これが「ネオ・ファシスト」とい
うものだ

https://www.democracynow.org/2016/12/1/cornel_west_on_donald_trump_this

ドナルド・トランプ次期大統領が発表した新政権の閣僚候補には、ウォール・ストリート
と関係の深い人物が複数含まれています。11月29日、トランプは財務長官にスティーブン
・ムニューチンを指名しました。ムニューチンは、親子二世代でゴールドマン・サックス
に勤務し、重役まで昇りつめた人物で、彼が立ち上げたヘッジファンドは、2008年破綻し
かけたカリフォルニアの銀行インディマック(IndyMac)を買収した後、住宅危機の一端
を担いました。インディマックはムニューチンの指揮下で、3万6千件の物件の差押さえを
強行し、リバース・モーゲージと言われる住宅を担保にした年金を利用していた高齢者を
自宅から追い出しました。ムニューチンは「差し押さえマシン」と呼ばれ非難されました
。トランプはまた、億万長者でプライベート・エクイティ投資家のウィルバー・ロスを商
務長官に指名しました。ロスは破産した企業の売買を専門とし、多くの場合、米企業を低
価格で買収し、海外投資家に売り渡しています。ロスと彼の会社は、職や工場を海外に流
出させるという、ドナルド・トランプが激しく非難してきた行為そのものを行ってきまし
た。これらの人選について、プリンストン大学名誉教授コーネル・ウエストに話を聞きま
す。民主党大統領選挙予備選期間中、ウエスト教授はバーニー・サンダース上院議員を支
持していました。ヒラリー・クリントンが予備選を勝ち抜いた後、ウエスト教授は米国「
緑の党」の大統領候補ジル・スタイン支持を表明して話題になりました。

 

○コーネル・ウエスト: バーニー・サンダース議員とは異なり 私は民主党の改革につい
ては懐疑的

https://www.democracynow.org/2016/12/1/cornel_west_bernie_sanders_is_wrong

大統領選挙でドナルド・トランプがヒラリー・クリントンを下したことで、一部の進歩派
は、米民主党を改革するため、同党の指導層の入れ替えを求めています。しかしコーネル
・ウエスト教授は、民主党が改革できるかどうかは疑問だと語ります。民主党大統領選挙
予備選期間中、ウエスト教授はバーニー・サンダース上院議員を支持していました。後に
サンダース議員はウエスト教授を民主党政治要綱委員会の委員に指名しました。ヒラリー
・クリントンが予備選を勝ち抜いた後、ウエスト教授は「緑の党」の大統領候補ジル・ス
タイン支持を表明して話題になりました。民主党と、今回の選挙結果を受けて、社会的改
革運動がどのように変化していくのかについて、ウエスト教授に話を聞きます。

 

○コーネル・ウエスト キース・ラモーン・スコット射殺事件を語る: 黒人男性を殺害
した警官がまたも起訴されず

https://www.democracynow.org/2016/12/1/cornel_west_on_keith_lamont_scott

ノースカロライナ州シャーロットでは11月30日夜、アフリカ系米国人の父親キース・ラモ
ーン・スコットを射殺した警官のブレントリー・ヴィンソンが起訴されないとの発表を受
けて、人々が街頭デモを行いました。コーネル・ウエスト教授にキース・ラモーン・スコ
ット射殺事件と、全米で発生する警察の暴力事件について話を聞きます。

 

○コーネル・ウエスト: 米先住民の歴史的蜂起に連帯感を表明するためスタンディング
・ロックに向かう

https://www.democracynow.org/2016/12/1/cornel_west_on_donald_trump_this

アムネスティ・インターナショナルは、米司法省に対し、ノースダコタ州スタンディング
・ロックにおける警察の暴力的な取り締まりを捜査するよう求めています。38億ドルをか
けて建設されるダコタ・アクセス・パイプラインへの反対運動を繰り広げる、先住民水源
保護活動家およびその支持者に対して警察が暴力的な取締を行っているからです。アムネ
スティは今回の要請を行う前、人権保護オブザーバーの一団を派遣し現場に立ち会いまし
た。取り締まりにはゴム弾、催涙弾、衝撃手榴弾、音響兵器、氷点下での放水砲などの軍
事目的兵器が使われ、数百人の負傷者が出ています。コーネル・ウエスト教授は彼らに連
帯感を示すために近日スタンディング・ロックに向かいます。その理由について話を聞き
ます。

 

○パブリック(スクール)エネミー No1: 億万長者のベッツィー・デボスを トランプ
が教育長官に指名

https://www.democracynow.org/2016/12/1/public_school_enemy_no_1_billionaire

トランプ次期大統領は、保守派の億万長者ベッツィー・デボスを教育長官に指名しました
。デボスはミシガン州共和党の元議長で、長きにわたり公立チャーター・スクールおよび
、私立と宗教的学校へのバウチャー発行を支持していた人物です。この人選に対し、米国
教員連盟(American Federation of Teachers)のランディ・ワインガーテン理事長は「
デボスを指名したことで、トランプ政権の教育政策が民営化、予算減らし、米国公立教育
の破壊を目指していることがはっきりした」と発言しています。デボス家は、1970年
から様々な右翼団体に少なくとも2億ドルを投資してきました。デボスの義父はアムウェ
イの共同創設者で、弟のエリック・プリンスは民間軍事会社ブラックウォーターの創設者
です。元教育副長官のダイアン・ラビッチと、「メディアと民主主義センター」(Center
 for Media and Democracy)のリサ・グレーブス事務局長、デトロイト市教育委員会の委
員に選出されているタワンナ・シンプソンに話を聞きます。

 

○700万ドルの税控除と規制緩和でキャリア社の「雇用を確保」したトランプの手腕

https://www.democracynow.org/2016/12/2/trumps_deal_that_saved_jobs_at

次期大統領ドナルド・トランプは1日、選挙勝利の凱旋ツアーを開始し、空調設備大手キ
ャリア社(Carrier)がメキシコへの全面移転計画を変更し一部の雇用を国内に残すと決
定した背景に自分の介入があったをことを吹聴しました。キャリア社の事業規模は数十億
ドルで、親会社のユナイテッド・テクノロジーズ社は国防総省が最大顧客です。キャリア
社に国内雇用を維持させるための包括インセンティブには、700万ドル相当の税制優遇措
置と規制緩和が含まれていたと報じられています。一方で、インディアナ州のキャリア社
従業員1000人はそれでも職を失うだろうと伝えられています。パブリック・シチズン代表
ロバート・ワイズマンに話を聞きます。

 

○トランプの事業の利益相反について専門家は「人生には難しい倫理問題があるが、これ
は論外」と語る

https://www.democracynow.org/2016/12/2/expert_on_trump_business_conflicts_there<
/a>

倫理問題の専門家たちは、次期大統領ドナルド・トランプは利害相反を避けるために自身
の事業から撤退すべきだと 主張します。「人生には難しい倫理的問題がありますが、こ
れは論外です」とパブリック・シチズン代表ロバート・ワイズマンは言います。彼は、Tr
ump’s Conflicts of Interest are Unprecedented in American History(『トランプの
利害相反は米国史上に前例がない』)の著者です。また、サンフランシスコからは、調査
報道センター(CIR)の上級記者アーロン・グランツにも話を聞きます。グランツはCFRの
発信サイト「リビール」(Reveal )に”Trump’s Indonesia hotel deals hint at his 
form of foreign relations”(「トランプのインドネシアホテル契約は彼の外交関係の
形を示唆」)という記事を書きました。

 

○トランプ勝利に貢献した退役軍人だが 彼らの公的医療システムはトランプによって解
体される恐れあり

https://www.democracynow.org/2016/12/2/expert_on_trump_business_conflicts_there<
/a>

出口調査によると、退役軍人の間ではドナルド・トランプはヒラリー・クリントンに2倍
の差をつけて得票していました。トランプ勝利の決め手となったウィスコンシン州とミシ
ガン州では退役軍人の割合が高いことから、彼らがトランプを当選させたと言えるかもし
れないとアナリストは話します。でもトランプは、「復員軍人援護局で予約がすぐに取れ
なかったら、開業医に診てもらうことができるようにする」という約束以上のものは明確
な公約としてあげていません。このことから、多くの人々がトランプは復員軍人援護局の
システムを解体するのではないかと懸念しています。このシステムは、何世代にもわたっ
て築きあげられてきた、戦争で負傷した人たちのニーズに答える真のスペシャリストであ
る病院と献身的な専門医の全国的なネットワークです」と長年退役軍人の状況について長
年報道しているアーロン・グランツ記者は語ります。

 

○「巨大な差し押さえ製造機」の黒幕銀行家たちがトランプ内閣の財務長官と商務長官に

https://www.democracynow.org/2016/12/2/bankers_behind_great_foreclosure_machine_
join

ドナルド・トランプが選んだ二人の閣僚候補について見ていきます。財務長官に選ばれた
スティーブン・ムニューチンと商務長官に選ばれたウィルバー・ロスです。ムニューチン
はウォール街と深いつながりを持ち、ゴールドマン・サックス社でパートナーとして働い
た時期もあります。また、彼のヘッジファンドは、2008年の住宅ローン危機で破綻しつつ
あった起きたカリフォルニアのワンウエスト銀行を買い取りました。一方、商務長官に指
名されたウィルバー・ロスは億万長者のプライベートエクイティ投資家で、専門は破綻企
業を安値で買って売り飛ばすことです。彼と彼の企業は国外に雇用や工場を輸出していま
す。これはドナルド・トランプが選挙活動で反対していたことです。おまけに彼が買った
会社は雇用や工場を海外に移転することもしばしばですがl、それはトランプが選挙戦で
攻撃してきた行為です。ネイション誌に”Wilbur Ross and Steve Mnuchin―Profiteers 
of the Great Foreclosure Machine―Go to Washington”(「ウィルバー・ロスとスティ
ーブン・ムニューチン 大規模な差し押さえ製造マシンで暴利を貪った連中がワシントン
へ」)という記事を寄稿したデイビッド・ダエンに話をききます。

 

○米国は移民を無期限に拘置できるのか?トランプ政権移行の準備の中、最高裁が審理

https://www.democracynow.org/2016/12/2/can_the_us_detain_immigrants_indefinitely


何百万人もの移民を国外退去させるという 次期大統領ドナルド・トランプの公約は、彼
らが訴訟で争えば無期限に拘置される可能性が浮上して、新たな注目が集まっています。
現在、移民は保釈審問を受ける権利がありません。これが米国市民であれば、刑事事件で
裁判にかけられることになった場合、裁判が終結するまで拘置所に収監すべきかどうかを
裁判官が検討し、とくに問題がなければ保釈金など一定の条件を満たせば釈放されます。
11月30日(水)、最高裁判所で移民にも同等の権利を与えるかどうかが審理されました。
ニューヨーク大学法学部教授アリーナ・ダスに話を聞きます。彼女はヒラリオン・ジョセ
フと共にニューヨーク大学の移民権利クリニックで共同所長を務めています。ヒラリオン
・ジョセフは武器輸送の罪で有罪判決を受け国外追放されそうになって不服を申し立てた
際、保釈審問がなかったため3年2カ月にわたり移民勾留施設に収監されました。彼は訴訟
に勝ち、ようやく釈放されました。そして今年、彼は米国市民になりました。

 

 

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