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たんぽぽ舎です。【TMM:No2945】
2016年11月30日(水)地震と原発事故情報−
                5つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島県沖地震を含む直近1カ月の地震と原発関連の情報を
   「地震がよくわかる会」HPにアップのお知らせ
   東電福島第二原発3号機のプールからダクトに
   485リットル漏れていた等  今井孝司(地震がよくわかる会)
★2.「もう話そう 私と巻原発住民投票」(高島民雄さん著)の紹介
   原発計画白紙撤回までの34年の回顧録
   本書は原発立地市町村のとりわけ再稼働推進の立場の人々に
   ぜひ読んで欲しい   伊藤久雄(たんぽぽ舎アドバイザー)
★3.再稼働争点で勝利した新潟県知事選
   再稼働の資格ない東京電力、柏崎刈羽原発に執着する 「下」
                   渡辺寿子 (原発いらない!ちば)
★4.現在発売中の週刊誌記事の紹介2つ
   ☆『女性自身』12月13日号
    「120m排気筒の倒壊で高濃度放射性物質が飛び散る」
   ☆『週刊現代』12月10日号
    「30年目のチェルノブイリ 少女は母になった」
                    渡辺悦司 (大阪府在住)
★5.新聞より
  ◆避難者 農家 声なき声…ベニヤに描く
   これが福島の現実 都内の画家、路上で
   事故後の東電対応に衝撃 現地取材 現代の「原爆の図」
           (11月24日東京新聞夕刊9面より抜粋)
━━━━━━━
・脱原発川柳【原発を 問えば生き方 また問われ】 乱 鬼龍 (転載自由)
━━━━━━━
※12/7(水)2つの抗議行動にご参加を!

・12月7日(水)17:30〜18:15
 川内原発再稼働するな!九州電力東京支社抗議行動
 場所:有楽町電気ビル前(有楽町駅日比谷口すぐ)
 主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

・12月7日(水)18:30〜19:45
 東電解体!第39回東京電力本店合同抗議行動
 場 所:東京電力本店前
 呼びかけ:「経産省前テントひろば」・「たんぽぽ舎」
 賛同団体:東電株主代表訴訟など約126団体
━━━━━━━

┏┓
┗■1.福島県沖地震を含む直近1カ月の地震と原発関連の情報を
 |  「地震がよくわかる会」HPにアップのお知らせ
 |  東電福島第二原発3号機のプールからダクトに
 |  485リットル漏れていた等
 └──── 今井孝司(地震がよくわかる会)

 直近1カ月で起きた地震と原発関連の記事(記事総数68件)を
地震がよくわかる会HP(http://jishinga.com/ )の【更新記事】に
アップしました。
 内容は、
(1)「ニュージーランドでM7.8の地震」(11/14)、
(2)「非常用電源また故障 六ヶ所再処理工場」(11/15)、 
(3)「美浜3号運転延長認可 老朽原発で2例目」(11/16)、
(4)「福島県沖で地震M7.4 福島第二原発核燃料プール一時冷却
    停止」(11/22)等です。

 (2)の記事では、見出しに「また故障」とあり、かなり厳しい表現だ
と感じ、過去の記事も調べたところ、2011年以降だけでも、再処理工場の
非常用電源は6回故障していることが分かりました。年に1回ほどのペー
スになります。日本原燃はあの福島第一原発事故から何を学んだのか、大
いに疑問に思います。
 まとめたものを当会ホームページの【特集】「六ヶ所再処理工場で非常
用電源故障が多発」に作成しました。
 (4)の福島県沖地震で、冷却停止の原因について、東京電力は当初は
「タンクの水が地震で揺れたことを水位変化と検知した」ためという説明
から、「プール脇にあるタンク内の水位低下」という説明に変更したとい
う記事(河北新報11月25日)がありました。
 2度目の説明によると、プールの水は壁のダクトに流入し、約485リッ
トル漏れていたということです。当該記事は【特集】「11.22福島沖地震
で福島第2原発核燃料冷却停止」の6件目に有ります。
 来年は2007年に起きた新潟県中越沖地震から10年となります。あの当時
と今を比較する材料として、2007年〜2008年にかけて集めた記事(約300
件)を【特集】「柏崎刈羽原発と中越沖地震」として3つに分けてアップ
しました。


┏┓
┗■2.「もう話そう 私と巻原発住民投票」(高島民雄さん著)の紹介
 |  原発計画白紙撤回までの34年の回顧録
 |  本書は原発立地市町村のとりわけ再稼働推進の立場の人々に
 |  ぜひ読んで欲しい
 └──── 伊藤久雄(たんぽぽ舎アドバイザー)

 「巻原発・住民投票を実行する会」の闘いの中心におられた高島民雄
さんの回顧録を紹介します。
 現代人文社から私(伊藤)に送っていただいた本書。
 まさに34年の長きにわたり巻原発反対運動の中心におられた高島さんの
回顧録です。高島さんにしか語ることのできない真実が明らかにされてい
ます。

 高島さんは「はしがき」の中でこう述べています。
 『十数年を経て封印を解く。晩節を汚すことにならいか?詰まるところ
自己顕示欲のはけ口ではないのか?どのような批判も引き受けることにし
た。』と。

 私(伊藤)自身も墓場に持っていかなければならないことがいくつかあ
ります。高島さんが今その封印を解くことの重い意味を、私はずっと考え
ながら読み終えました。
 運動すること、活動を継続することの責任を問いかける本書を、私は原
発立地市町村の、とりわけ再稼働推進の立場の人々にぜひ読んで欲しいと
思います。

 計画白紙撤回までの34年の回顧録(現代人文社)
 東北電力が新潟・巻原発計画を白紙撤回してから13年。
 町民の住民投票によって原発計画が断念されたのは、稀有な出来事と
言ってよい。そこには、「巻原発・住民投票を実行する会」の粘り強い闘
いがあった。
 その中心にいた筆者がその住民投票運動の真の姿を伝える。

「もう話そう 私と巻原発住民投票」
著者: 高島民雄  価格(税抜): 2000円
目次等、詳しい内容は下記を検索してください。
  現代人文社
 http://218.42.146.84/genjin//search.cgi?mode=detail&bnum=40145


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┗■3.再稼働争点で勝利した新潟県知事選
 |  再稼働の資格ない東京電力、柏崎刈羽原発に執着する 「下」
 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

  ※11/29発信の【TMM:No2944】★2再稼働の資格ない東京電力、
   柏崎刈羽原発に執着する 「上」の原稿で訂正があります。
   正:原発推進の電力総連を抱える「連合」…
   誤:原発推進の電機労連を抱える「連合」…
     おわびして訂正致します。「事故情報編集部」

5.海外で原発計画停止相次ぐ

 川内、伊方再稼働が強行され、さらに美浜3号、玄海3、4号の新規制
基準の審査適合と再稼働の流れが強まっている日本ですが、リトアニア、
ベトナム、台湾と全部、日本が原発を売り込んでいた国で原発推進の流れ
を断つ動きが相次ぎ、日本の政権と原発メーカーにとって打撃です。

(イ)リトアニアで反原発の野党勝利

 バルト三国の一つリトアニアの選管は、10月9日と10月23日の2回行わ
れた議会選の結果を10月29日に発表した結果、反原発を掲げる野党の農
民・グリーン同盟が現在の1議席から54議席に大躍進し、第一党になった
と発表しました。
 リトアニアには日立製作所が事実上受注したビサギナス原発建設計画が
あります。
 しかし、2012年の国民投票で建設反対が6割を超え、14年には液化天然
ガス基地を設けるなど、エネルギー事情が大きくかわり、計画は進んでい
ませんでした。今回の議会選挙を受けて原発建設計画は一層厳しくなりま
した。

(ロ)ベトナム原発計画白紙撤回へ

 ベトナム政府は日本やロシアが受注した南中部沿岸地方ニントゥアン省
の原発建設計画について、資金調達が困難で計画そのものの白紙撤回を今
国会で提案することにしました。計画撤回決議案は11月22日に採決されま
すが、政府案通り可決される可能性が高いと報じられています。
 この計画にはもともと大変な無理がありました。原発の建設に要する費
用はロシアが受注したものを併せて、4基で合計2兆円を超えると見ら
れ、年間予算4兆円規模のベトナム政府には重すぎる負担です。
 ベトナム電力公社関係者は、原発推進というベトナム政府の方針自体は
変わらないとしていますが、今回の白紙撤回によりベトナムの原発計画が
頓挫したのは確実です。
 今回の建設計画は原発の本体は日立、東芝がABWR(改良型沸騰水型
軽水炉)の建設を提唱し、それを国際原子力開発(株)が日本側の窓口と
なって推進してきました。
 これは海外に日本の原発を海外に売り込むため2010年に設立されたもの
で、この組織の社長に就任したのは、あの東電の武黒一郎です。福島原発
所長、原子力副本部長、副社長として一貫して原発を推進し、事故当時は
嘱託のフェローとして官邸に詰めていました。
 現在は福島第一原発事故を起こした張本人として勝俣元会長、武藤元副
社長とともに起訴されている人物です。
 今回進められていたベトナム原発計画が実施された場合、立地地域では
多くの住民の住む土地が立ち退きの対象でした。原発2ヵ所の建設予定地
に住む1288世帯の4911人が住み慣れた土地を追われて5km程強制移転させ
られることになっていました。この計画の白紙撤回は原発輸出を成長戦略
の一つに位置付ける安倍政権にとって打撃であり、現地住民と私たちに
とって大きな朗報です。

(ハ)台湾原発全廃へ 反原発民衆運動の勝利

 台湾の蔡英文政権が2025年に「原発ゼロ」にすることを決断し、行政
院(内閣)は再生エネルギー事業への民間参画を促す電気事業法の改正案
を10月22日閣議決定しました。
 太陽光と風力発電を中心に再生エネの割合を20%まで高めることをめざ
します。改正案では6〜9年かけて発送電分離も行う予定。蔡総統は「改
正は原発ゼロを進め、電源構成を転換する決意を示すもの」と言明。年内
の立法院(国会)可決をめざす。 
 台湾では、原発は第一〜第三原発で6基あり、3基が稼働中。原発は発
電容量の14.1%を占めている。
 今回の決定の大きな契機となったのはやはり3.11福島第一原発事故
後、日本と同じ地震の多い台湾で反原発の世論が一気に高まったことです。
 3.11後は10万人規模の反原発デモも度々ありましたが、当時の国民党馬
政権は危機感を持ちませんでした。ここに至るまでに、建設計画から数え
て30年にもなる第四原発(日本製の原発)反対の息の長い民衆運動の蓄積
があったことも重要です。
 それが民進党蔡政権の実現により花開いたのです。
 世界的にはドイツが2022年までの原発全廃を決めるなど欧州を中心に脱
原発の動きがありますが、増える電力需要に応えるためとして3.11後も中
国やインドが原発を増設させていて、アジアでは国家として脱原発を決定
するのは初めてと思われます。いつ大地震起きるかわからない日本の私た
ちには危機感がありますが、台湾も30年かかったのだと勇気を得て、地道
に努力し、台湾に続く脱原発の国を実現したい。

 出典:「原発いらない!ちばネットワークニュース」2016年11月号より)


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┗■4.現在発売中の週刊誌記事の紹介2つ
 |  ☆『女性自身』12月13日号
 |   「120m排気筒の倒壊で高濃度放射性物質が飛び散る」
 |  ☆『週刊現代』12月10日号
 |   「30年目のチェルノブイリ 少女は母になった」
 └──── 渡辺悦司 (大阪府在住)

☆『女性自身』12月13日号
  「120メートル排気筒の倒壊で高濃度放射性物質が飛び散る」

 最近の余震に関連して、大きく破損している排気筒の倒壊と筒内にある
莫大な量(100兆ベクレル以上[セシウム137換算で広島原爆1発分以上]と
されている)の高濃度放射線が飛び散る危険性を指摘しています。
これは非常に重要な論点だと思います。

☆『週刊現代』12月10日号
 写真家の大石芳野さんのフォト・ルポルタージュ
 「30年目のチェルノブイリ 少女は母になった」
 が掲載されています。
 最近になってまた甲状腺がんの発症が増えているという指摘がありま
す。


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┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆避難者 農家 声なき声…ベニヤに描く
  これが福島の現実 都内の画家、路上で
  事故後の東電対応に衝撃 現地取材 現代の「原爆の図」

 東京電力福島第一原発事故で被害に遭った人たちの話をもとに、ベニヤ
板に絵を描き続ける画家がいる。東京都在住の壺井明さん(40)。路上で作
品を展示しては、道行く人と対話し、福島の現実を伝えている。
 東京都内の公園に、幅3メートルにもなる作品がいくつも並んだ。仮設
住宅で暮らす避難者、原発作業員、農家…。それぞれベニヤ板3枚に油絵
の具で描かれている。モノトーンの暗い画面に、血液のような赤が目を引
く。その迫力に道行く人が思わず足を止めると、壺井さんが「これね、福
島の絵なんですよ」と話し掛けた。 (中略)
 作品は12月10、11の両日、東京都世田谷区太子堂4の8の3、B102の
アートスペース「KEN」で展示される。
午後1〜6時で、両日午後2時から壺井さんのトークがある。
入場料1,000円。
 問い合わせは「KEN」=電03(3795)1776=へ(当日のみ)。
               (11月24日東京新聞夕刊9面より抜粋)

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