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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガNO.2833〜鹿児島県知事選挙で脱原発を掲げた三反園氏が大勝し期待が高まっている
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2833】
2016年7月15日(金)地震と原発事故情報−
                                       4つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
━━━━━━━
★1.愛媛県警本部が日本国憲法を遵守し
   「伊方発電所3号機再稼働にかかる交通規制」を撤廃せよ
   愛媛県警本部へ申し入れ
             伊方原発再稼働阻止実行委員会
★2.鹿児島県知事選挙で脱原発を掲げた三反園氏が大勝し
   期待が高まっている
   政治経験の豊かな人や専門家の意見をよく聞いて
   三反園氏をうまくサポートする戦略を練るべき
           上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
★3.7/8原子力規制委員会への抗議文・申し入れ書・公開質問状
   「サヨナラ原発福井ネットワーク」より
   「新規制基準」施行3年・原子力規制委員会全国一斉抗議行動
               「再稼働阻止全国ネットワーク」
★4.新聞より2つ
  ◆規制委の大飯地震動再計算 島崎氏批判「納得せず」
            (7月15日東京新聞朝刊2面より抜粋)
  ◆「老朽原発差し止めを」 高浜1,2号機訴訟で住民側
   初弁論 国側は争う姿勢
                (7月13日東京新聞夕刊7面より抜粋)
━━━━━━━
※7/21(木)学習会にご参加を!
 ちょぼゼミ第10回『市場原理主義とデリバティブ』その1

 お 話:田中一郎さん
 日 時:7月21日(木)19時から21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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┏┓
┗■1.愛媛県警本部が日本国憲法を遵守し
 |  「伊方発電所3号機再稼働にかかる交通規制」を撤廃せよ
 |  愛媛県警本部へ申し入れ
 └──── 伊方原発再稼働阻止実行委員会

 ※「地震と原発事故情報編集部」より皆様へお願い
  愛媛県警と八幡浜警察署に抗議の声を届けてください。
  抗議先
    愛媛県警察本部(TEL・FAX共通) 
         089-934-0110(広報県民課に)
    八幡浜警察署(TEL・FAX共通) 
         0894-22-0110(警備課に)

──────────────────────────
愛媛県警察本部への申入書
愛媛県警察本部本部長  林 学 殿
                     2016年7月15日
              伊方原発再稼働阻止実行委員会
              代表   斉間 淳子
              連絡先 八木健彦 090-1791-1105

 伊方発電所3号機再稼働にかかる通行規制撤廃について申し入れます。

◎ 7月12日、八幡浜警察署より呼び出され、愛媛県警察本部・八幡浜警察署連名による
『通行規制のお知らせ』を頂きました。
 内容については「伊方発電所3号機再稼働にかかる交通規制」とありますが、八幡浜警
察署の説明によれば、私たちが企画しています『みんなで止めよう伊方原発07.24全国集
会』とそれに続く再稼働阻止運動を牽制するための通行規制であるとしか考えられません
。

◎ 私たちは、福島原発事故から2ヵ月目の2011年の5月11日より、毎月11日に伊方原発
ゲート前に座込み抗議を続けています。約5年間、一度も道路使用許可についての警告等
はなく続けていた座込みでしたが、今年2月より、突然に道路使用許可を出すようにと八
幡浜警察署から連絡があり、道路使用許可を提出すると、座込み当日は、大勢の警察官が
やって来て「使用許可したラインを踏んでいる」というような些細なことまで監視を行う
ありさまです。

◎ 私たちは、5年間も黙認してきた座り込み抗議を、再稼働目前で規制し始めたのは、
再稼働阻止運動に対する脅迫行為だと考えています。
 そして、12日に頂きました『通行規制のお知らせ』は、これまで行ってきた脅迫行為に
続く、憲法21条にある集会の自由に対する弾圧だと考えています。

◎ 「国家権力は、国民の基本的人権を侵してはならない」というのが日本国憲法です。
そして、これこそが立憲主義の基本です。愛媛県警本部は、私たちの表現の自由を、集会
の自由を、『交通規制』という名目で侵害しているのです。

◎ 国民の安全と安心を保障するはずの警察が、「原発が放つ放射能が私たちの生命を、
そして私たちに続く生命を殺す」という私たちの主張を封じ、「安全で安心して生きたい
」と希求する訴えを踏みにじろうとしているのです。
 私たちは、愛媛県警本部が日本国憲法を遵守し、「伊方発電所3号機再稼働にかかる交
通規制」を撤廃することを、強い怒りをもって申し入れます。


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┗■2.鹿児島県知事選挙で脱原発を掲げた三反園氏が大勝し
 |  期待が高まっている
 |  政治経験の豊かな人や専門家の意見をよく聞いて
 |  三反園氏をうまくサポートする戦略を練るべき
 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

 鹿児島県知事選挙で脱原発を掲げた三反園氏が大勝し期待が高まっている。
 伊藤前知事にはもううんざりという民意の集積であり、あとは市民の後押しが重要とい
う点は確かにその通りだが、脱原発グループは連携して慎重に行動しヒイキの引き倒しを
招かないようにする必要がある。
 行政経験の豊富な新潟県の泉田知事に比べて三反園氏は新鮮さはあるが経験が少ない点
が不安である。
 三反園氏が脱原発の意志を持っていても、障害となるのは周囲の県庁官僚である。経産
省や電力会社の意向を受けた県庁官僚が、巧妙に三反園氏の足をすくい市民との分断を画
策することに注意しなければならない。
 長野県松本市の菅谷市長にもみられた問題である。菅谷氏はチェルノブイリの救援で活
躍し、当初は市民の支持を受けて市政の刷新に勤めたが、周囲の官僚が取り囲んで密室に
閉じ込めてしまった面もある。
 政治経験の豊かな人や専門家の意見をよく聞いて三反園氏をうまくサポートする戦略を
練るべきである。


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┗■3.7/8原子力規制委員会への抗議文・申し入れ書・公開質問状
 |  「サヨナラ原発福井ネットワーク」より
 |  「新規制基準」施行3年・原子力規制委員会全国一斉抗議行動
 └──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」

原子力規制委員会委員長 田中俊一様
                          2016.7.8
                サヨナラ原発福井ネットワーク
               福井県越前市瓜生町51−2−7
                      Tel.090-7083-8921
                                                    若泉政人

   川内原発を止め、適合性審査をすべてやり直してください

  まもなく「新規制基準」が施行されて3年になります。3年の月日が経っても、福島
第一原発事故が収束せず、事故原因の究明がなされていない中で、安全を議論し続ける矛
盾こそ、原子力規制委員会とは何かを物語っています。この3年間、貴職は同基準は「世
界最高水準」であると豪語し、一方で「(審査に適合したからといって)安全とはいわな
い」と言い逃れしながら、原発の再稼働に向け審査を続けてきました。
 その結果、現在、鹿児島県の川内原発が稼働し、続いて福井県の高浜原発が稼働し(現
在は大津地裁の仮処分決定を受けて停止中)、今月は愛媛県の伊方原発が稼働されようと
しています。
 福島第一原発事故から5年後の現在でも、原発立地及び周辺地域において、原発に対し
て不安を訴える声は止むことがありません。
 日弁連「原発事故・損害賠償マニュアル」の東京電力に対する損害賠償請求総論には、
原発事故被害の特徴として、1)被害者の立場の非交替性 2)被害の回避困難性 3)被
害の広範性 4)加害行為の利潤性 5)加害行為の継続性 6)被害の予測不可能性が上
げられています。
 1)被害者の立場の非交替性とは、「原発事故は,交通事故の場合と異なり,電力会社
によって一方的に引き起こされるものであり,被害者が加害者の立場に取って替わるとい
う地位ないし立場の互換性がない」ということです。
 これが住民たちの不安の大きな要因であり、また、原子力を規制する立場の側にとって
は、土台として共有すべき認識です。
   ところが、貴職は規制ではなく再稼働を支援していると言わざるを得ません。貴委員
会は、関西電力の大飯原発3,4号機の基準地震動の評価について、生データを検証せず
、関西電力が評価した結果しか確認していなかったことが、大飯原発差し止め訴訟の控訴
審で関西電力側から明らかにされました。
  また、元原子力規制委員長代理だった島崎邦彦氏が、6月8日の大飯原発差し止め訴
訟控訴審において、関西電力の基準地震動評価が過小評価の可能性があるとの意見陳述書
を提出しました。貴職は、同陳述書を受けた島崎氏との面談後、入倉・三宅(2001)の式を
他の式に入れ替えて計算をし直すよう、原子力規制庁に指示をされましたが、入れ替えた
としても問題は残ります。入倉・三宅(2001)の式に限らず、この点も含めあらゆる新知見
に基づき、大飯原発の基準地震動を審査し直すべきであると、脱原発弁護団全国連絡会も
貴委員会に要請しています。
 科学的かつ公正なデータをもとに、熊本地震で得られた地震に関する新しい知見などを
取り入れ、検証できる形で議論するのが科学者でもある貴職の使命ではありませんか?
 40年を超える高浜原発1、2号機についても、原子炉の脆性遷移温度にみられる脆さな
ど、老朽原発の危険性については公正に議論されたと認められません。そもそも、40年超
の稼働は例外であったのに、どうして格納容器内の重要設備を実際に揺らす耐震性試験を
先送りしたのですか。貴委員会が再稼働を進めることを第一の目的にしていることが、こ
のことからもうかがえます。
 以上をふまえ、以下の項目を要請します。
 1、川内原発を停止すること
 2、すべての原発の基準地震動評価を、新たな地震等の知見を取り入れ
   やり直すこと
 3、福島第一原発事故が収束し、事故原因が究明されるまで適合性審査を
   行わないこと


┏┓
┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆規制委の大飯地震動再計算 島崎氏批判「納得せず」

   関西電力大飯原発(福井県)の基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)が過小評価され
た可能性を指摘している元原子力安全委員会委員の島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)は
14日、規制委が再計算の結果「見直しは不要」としたことについて「納得していない。規
制委の説明は事実と異なる」と、規制委の対応を批判した。共同通信の取材に応じた。
   島崎氏は規制委に抗議文を送付、15日に記者会見を開くという。(後略)
      (7月15日東京新聞朝刊2面より抜粋)

 ※7月14日発信【TMM:No2832】掲載「大飯原発地震動再計算のごまかし」
  木村雅英氏の指摘も合わせて参照下さい。


 ◆「老朽原発差し止めを」 高浜1,2号機訴訟で住民側
  初弁論 国側は争う姿勢

   稼働40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の運転をさらに20
年延長させるのは危険だとして、福井など14都府県の住民76人が原子力規制委員会による
運転延長認可の差し止めを国に求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、名古屋地裁(市原義
孝裁判長)であり、国側は争う姿勢を示した。
  規制委は提訴後の6月、最長20十年の運転期間の延長を認めており、国側は「訴えの
利益がなくなった」と請求の却下を求めた。住民らは請求趣旨を認可の取り消しに変更す
る方針。
  この日は、弁護団長の北村栄弁護士が意見陳述し「全国の原発が停止しても節電の必
要性がない中、老朽原発を動かしたいと思う市民はどれだけいるのか。裁判官は市民感覚
を発揮してほしい」と訴えた。 (後略)
     (7月13日東京新聞夕刊7面より抜粋)

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