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☆  対訳ニュースレター ついに第 100 号です! 今回は、放送からはみ出た第2部
も収録しました。

☆

「租税回避が招く大惨事と対処法」                            (2015年11月3日
に放送)



パナマ文書の衝撃以来、タックスヘイブンに注目が集まっています。そんな中で非常
にタイムリーな映画が『我々が支払う代償』。グローバルな租税回避システムの問題
を深く掘り下げたこのドキュメンタリー映画を基に、さまざまな角度から問題を考察
します。前半部分は企業の租税回避をめぐる英米の議会における聴聞会の様子です。
アップル、グーグル、アマゾンといった名だたる巨大ネット企業の税金逃れの実態が
追及されていきます。合法性を強調するのがこれらの企業の常套手段ですが、公共
サービスは享受しながら税金は払わないという行為の反社会性は隠しようがありませ
ん。経済学からモラルの観点が消滅して久しいようですが、道徳哲学のない経済学は
いったい何のために存在するのかが問われる時期にきたようです。



放送時間からはみ出した第二部は、まだ字幕動画はありませんが、重要性に鑑み先に
翻訳してしまいました。映画に登場する経済学者のトマ・ピケティ、社会学者のサス
キア・サッセン、タックスヘイブンについての第一人者ニコラス・シャクソンなど、
興味深い面々のコメントを手がかりに話を進めます。租税回避と格差拡大の関係、特
に累進課税制度の衰退が中産階級や社会保障制度の崩壊を招き、19世紀のような階級
社会への逆戻りが始まっているという考察、社会契約の崩壊、グローバルなタックス
ヘイブン・ネットワーク形成の歴史など、奥の深い話題が続きます。そして最後に、
この状況に対処するため、いま何をすべきかという切実な問題提起も盛り込まれてい
ます。現代版の産業革命で産業構造は激変し、もはや20世紀と同じ徴税システムに戻
ることはできません。21世紀の世界に通用する別の形の税制で累進課税を再建し、平
等な社会を復活する必要があります。その決め手はロビンフッド税、すなわち金融取
引税です。重要なことは、普通の人々が新税制について考え、要求する運動を作って
いくことだと監督は言い、この映画をつくった動機をほのめかします。



*ハロルド・クルックス(Harold Crooks):新作ドキュメンタリー映画『我々が支払
う代償』の監督

*ジェイムズ・ヘンリー(James Henry):経済学者、法律家、タックス・ジャスティ
ス・ネットワークの上級顧問。元マッキンゼー・アンド・カンパニーの主任エコノミ
スト。映画『我々が支払う代償』にも登場した。



字幕付き動画 http://democracynow.jp/video/20151103-3

第二部(英語) 
http://www.democracynow.org/2015/11/5/the_price_we_pay_inside_the





今週のOverview (5/23〜5/27)*************************

■国防総省の観察総監室という、連邦政府職員からの内部不正告発を受け付ける部門
に25年にわたり勤務してきた人物が、いかに米国政府内部の正規ルートを通じた内部
告発が不可能になっているかを証言しました。ウィリアム・ビニーやトマス・ドレイ
クなどのケースはこの番組でも本人インタビューを放送しましたが、今度は彼らを迫
害した側にいた人物の証言です。(5/23)



*************************************************************

今週のトピックス(英語のみ)

****************************************

○ 米国防総省がいかに内部告発者の人生を狂わせたか それがスノーデンの漏洩の布
石となったことが明らかに

http://www.democracynow.org/2016/5/23/exclusive_source_reveals_how_pentagon_
ruined

今日は特別番組として、国防総省の元高官をゲストに招き、浪費や不適切管理、監視
についての内部告発で重要な役割を果たした国家安全保障局(NSA)の職員を彼の上
司らが法を破って罰した経緯について聞きます。彼の証言は、エドワード・スノーデ
ンがいかにそしてなぜ、米国政府が世界中で数億人もの人々を監視していることを暴
露することになったのかに光を当てるものともなります。ジョン・クレインは25年に
わたって国防総省の監察総監室に勤務していました。連邦職員による不正告発を手助
けする部門です。クレインは、内部告発者には体制の外に出る以外にほとんど選択肢
がないと語り、国内監視の違法なプログラムが幅広く存在することを内部告発した
NSAのトーマス・ドレイクに起こったことについて説明します。クレインはまた、ド
レイクの弁護団が2010年12月に監視総監に訴えた事実にふれ、ドレイクが受けた罰は
内部告発の報復であり、ドレイクが起訴された犯罪は「部分的に、または完全に」、
彼が国防総省の監視総監に提供した情報に基づいていたことを主張したものだったと
述べます。マーク・ハーツガードは新著Bravehearts: Whistle-Blowing in the Age
of Snowden(『勇敢な者たち:スノーデン時代の内部告発』)でクレインの話を詳し
く取り上げ、ドレイクに対する不当な仕打ちがエドワード・スノーデンに明白なメッ
セージを送ったと論を展開します。「体制内で懸念を表明すれば、次にターゲットに
なるのは自分だ」というメッセージです。エドワード・スノーデンはクレインが示し
た事実に対し、米国における内部告発者保護の根本的な見直しを呼びかけました。ク
レインは、「一番の問題は、内部告発者が告発のプロセスで抹殺されることなく、自
らの原則に基づいて反対意見を貫けるようなシステムが可能かということです」と指
摘します。マーク・ハーツガードもゲストに迎えます。



○歴史的な判決で、チャドの元独裁者イッセン・ハブレが人道に対する罪で有罪宣告

http://www.democracynow.org/2016/5/31/in_historic_ruling_ex_dictator_of

米国が支援したチャドの元独裁者イッセン・ハブレが人道に対する罪で有罪宣告さ
れ、終身刑を言い渡されました。ハブレは1980年代に政権の座にあった8年間に4万人
に上る人間を殺した責を問われています。セネガルで行われた画期的な裁判でハブレ
は、彼の恐怖政治の間のレイプ、性的奴隷、殺害命令で有罪を宣告されました。ハブ
レが裁かれたアフリカ連合支援の法廷は、ハブレの被害者たちを中心とした20年間に
わたる長い運動の結果設置されたものです。アフリカの1つの国の指導者が、人権侵
害で別のアフリカの国の裁判制度で起訴されたのは初めてのことです。セネガルのダ
カールから、ヒューマン・ライツ・ウォッチの弁護士で広報担当者のリード・ブロ
ディに話を聞きます。彼はイッセン・ハブレ政権の被害者たちと1999年以来協力し、
ハブレを裁判にかける上で重要な役割を果たしました。



○米国の盟友から有罪宣告された戦争犯罪者へ:チャドのイッセン・ハブレとレーガ
ン政権の密接な関係の裏側

http://www.democracynow.org/2016/5/31/from_us_ally_to_convicted_war

米国が支援したチャドの元独裁者イッセン・ハブレが人道に対する罪で有罪宣告さ
れ、終身刑を言い渡されました。ハブレの米国との密接な関係について検証します。
イッセン・ハブレは米国の元盟友で、「アフリカのピノチェト」と呼ばれてきまし
た。彼は1982年、レーガン政権の後ろ盾で政権につきました。米国はハブレに年間軍
事援助として数百万ドルを提供し、DDSとして知られる彼の秘密警察を訓練しまし
た。こうした詳細について、ヒューマン・ライツ・ウォッチの弁護士で広報担当者の
リード・ブロディに話を聞きます。彼はイッセン・ハブレ政権の被害者たちと1999年
以来協力し、ハブレを裁判にかける上で重要な役割を果たしました。



○講演だけではない:ヒラリー・クリントンに、義理の息子とゴールドマン・サック
スとの関係をめぐる疑惑が浮上

http://www.democracynow.org/2016/5/31/it_s_not_just_the_speeches

カリフォルニ州予備選まであと1週間余りです。民主党の大統領候補であるヒラ
リー・クリントンとバーニー・サンダースは大接戦を繰り広げています。ヒラリー・
クリントンは高まるサンダースの勢いを覆すために、カリフォルニアの訪問地を追加
するよう5月最終週の選挙運動スケジュールを変更しました。しかし、クリントンの
選挙運動には、彼女のゴールドマン・サックスとの関係についての疑惑を含む多くの
問題が依然としてつきまとっています。この金融業界の巨大企業は2013年、3回の講
演費用としてクリントンに67万5000ドルを支払いました。そして現在、ゴールドマ
ン・サックスとヒラリーの義理の息子であるマーク・メビンスキーとの関係について
新たな疑惑が浮上しています。メビンスキーはゴールドマンで8年間働いていました
が、その後ゴールドマンの最高経営責任者(CEO)ロイド・ブランクフェインから部
分的に支援を受け、ヘッジファンドを組織しました。こうした詳細について、イン
ターセプトの調査報道記者リー・ファンから話を聞きます。彼の最新記事のタイトル
はHillary Clinton Won’t Say How Much Goldman Sachs CEO Invested with Her
Son-in-Law(『ヒラリー・クリントンはゴールドマン・サックスのCEOが彼女の義理
の息子にいくら投資したか言うつもりはないだろう』)です。



○民主党全国大会(DNC)議長ワッサーマン・シュルツが、偏りとDNCをロビイストに
開放することで批判に直面

http://www.democracynow.org/2016/5/31/dnc_chair_wasserman_schultz_faces_crit
icism

民主党全国大会(DNC)が近づく中、一部の民主党員たちはDNC議長であるデビー・
ワッサーマン・シュルツを辞任させるために圧力をかけることを検討しています。民
主党の大統領候補バーニー・サンダースは長い間、ワッサーマン・シュルツがヒラ
リー・クリントンに偏っているとして非難してきました。ワッサーマン・シュルツは
また、2008年にオバマ大統領によって施行された連邦ロビイストたちがDNCに寄付す
ることを妨げる倫理規定を密かに撤廃しました。連邦議会の民主党員たちが彼女に反
発する一方、ワッサーマン・シュルツはフロリダ州での自身の議席を、対抗馬である
進歩主義派のティム・カノヴァと接戦で争っている状況にもあります。異例の措置と
して、サンダースはカノヴァを支援しています。詳細について、インターセプトの調
査報道記者リー・ファンから話を聞きます。



○ニューメキシコ州のレストランでビル・クリントンと30分討論したバーニー・サン
ダースの支援者にインタビュー

http://www.democracynow.org/2016/5/31/meet_the_bernie_sanders_supporter_who

ニューメキシコ州のサンタフェから本日の番組を締めくくります。ビル・クリントン
元大統領にとって普通の選挙運動訪問地のひとつだったはずのサンタフェで、彼は
バーニー・サンダースの支援者の1人と30分の討論をすることになりました。クリン
トンは5月第4週、彼の妻で民主党の大統領候補であるヒラリー・クリントンの選挙運
動のためにサンタフェのレストランを訪れました。そこで彼は24歳のジョシュ・ブロ
ディに会いました。ブロディはクリントンに対し、福祉改革、金融業界、財政支出な
どの問題における彼の大統領としての実績について質問しました。サンタフェから、
ニュースクール大学の卒業生であるジョシュ・ブロディに話を聞きます。



○ クーデターの証明:ジルマ・ルセフ追い落とし陰謀の証拠山積みで深まるブラジ
ル危機

http://www.democracynow.org/2016/5/25/this_confirms_it_was_a_coup

衝撃的な通話内容が暴露され、ブラジル暫定政権の要人が辞任しました。ブラジル最
大の新聞、「フォルハ・デ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)」が掲載した通話の
書き起こしは、当時上院議員だったロメロ・ジュカが、自身を捜査対象とする 汚職
捜査を阻止するため、 ジルマ・ルセフ大統領の追い落としを謀ったようすを明らか
にしています。ブラジル下院がルセフ大統領弾劾を可決する数週間前の 3 月に録音
されたこの会話は、ルセフ追放後に企画大臣に就任したジュカが、元石油会社重役セ
ルジオ・マシャドと取り交わしたものです。両者ともマネーロンダリング(不正資金
浄化)および国営石油公社ペトロブラス汚職事件をめぐる「ラバジャット(洗車)」
捜査の対象でした。会話の中で、二人はルセフ大統領を失脚させることが汚職捜査を
阻止する唯一の手段だという点で同意しています。書き起こしではジュカが「流血を
止めるために政権交代が必要だ」と述べており、これを受けてマシャドが、「一番簡
単な解決策はミシェルを政権につけることだ」と述べたと報じられています。ミシェ
ルとは、当時の副大統領でルセフ弾劾後に大統領となったのミシェル・テメルのこと
です。ブラジルの「社会正義と人権ネットワーク(Network for Social Justice and
Human Rights)」代表マリア・ルイサ・メンドンサから話を聞きます。



○近年最大規模の米国労働者実力行使 3 万 9 千人のベライゾン労働者スト 6 週目
に突入

http://www.democracynow.org/2016/5/25/39_000_verizon_workers_enter_sixth

マサチューセッツからバージニアに至る東海岸で、4 万人近くのベライゾン労働者が
米国で近年最大のストライキに突入してから今日で 6 週目になります。8 月にベラ
イゾンが年金に上限を設け、福利厚生を切り詰め、業務のメキシコ、フィリピン、ド
ミニカ共和国への外注を試みて以来、労働者は契約のない状態に置かれています。24
日、ベライゾンの最高経営責任者ロウエル・マクアダムは、インターネットや電話の
新規設置作業のストライキによる遅延のため同社の第二四半期の利益に大きな影響が
出る可能性を認めました。金融アナリストたちは、このストで今年ベライゾンの利益
は 2 億ドル減少し、第二四半期だけでも収益で 3 億 4,300 万ドルの損失が生じる
と予測しています。ベライゾンのストを組織しているのは、米国通信労働組合と国際
電気工組合という 2 つの組合です。ベライゾン労働者のパメラ・ギャルパーン、そ
して米国通信労働組合副議長補佐のボブ・マスターから話を聞きます。



○ 我々の生命が懸かっている:ニューヨーク市郊外原発脇のパイプライン建設予定
地を抗議者たちが封鎖

http://www.democracynow.org/2016/5/25/our_lives_are_on_the_line

ニューヨーク市から約 1 時間北部のピークスキルで、老朽化したインディアンポイ
ント原発からわずか数百フィートの場所に設置予定のガス・パイプライン建設を阻止
するため、住民達が封鎖活動を開始しました。この建設計画は、パイプラインの破損
が核災害の引き起こしニューヨーク全市の脅威になりかねないとして住民や原発専門
家の懸念に火をつけました。パイプラインの建設はスペクトラ・エネルギー社が行
い、公式名称は「アルゴンキン・インクレメンタル・マーケット事業(Algonquin
Incremental Market Project) 」、略して「AIM」 パイプライン』と呼ばれていま
す。ほんの数時間前、ピークスキルの住民と活動家達が、パイプライン建設阻止運動
を拡大し、スペクトラの作業現場入り口に輸送コンテナを設置しました。このコンテ
ナは持続可能な作りになっており、中に2人の活動者が住み込んでいます。封鎖開始
を「デモクラシーナウ!」が現場取材しました。



○「重大なセキュリティ・リスク」: クリントンの私用メールサーバー使用は規則
違反と米国務省

http://www.democracynow.org/2016/5/26/significant_security_risks_state_depar
tment_says

米政府内監査部は、ヒラリー・クリントンが国務長官だった期間に許可なしに私用
メールサーバーを使用したのは、政府規定違反だったと結論づけました。この国務省
総括監査長官による報告書は長く待たれていたものでしたが、主要結論は「違反」と
言うものでした。同報告書は、もしクリントンが同省情報セキュリティー担当者に自
宅にある私用サーバーの使用許可を求めたとしたら、「重大なセキュリティ・リス
ク」の恐れから許可されなかったと結論づけています。これは、自宅のサーバー利用
は認められており、許可を取る必要はなかったとするクリントン側の主張と食い違い
ます。同報告書はまた、クリントンが私用メルアドで送受信したメールをきちんと保
存しなかったことについても批判しています。同報告書によれば、クリントンおよび
シェリル・ミルズ、ジェイク・サリバン、そしてフーマ・アベディンを含む彼女の部
下8人は、監査総括監査室の捜査中に質問を受けることを拒否しました。国務長官時
代のヒラリー・クリントンの私用メールサーバー使用については、現在FBIも捜査中
です。ジャーナリストマイケル・トレーシーに話を聞きます。



○エクソン社元科学者の孫娘 気候変動を否定する偽りに資金提供する決断について
 同社CEOを問い詰める

http://www.democracynow.org/2016/5/26/granddaughter_of_exxon_scientist_confr
onts_ceo

5月25日にダラスで行われたエクソンモービル社年次株主総会では、気候変動対策の
ための一連の決議案が拒否されました。その中にはカリフォルニア州職員退職年金基
金(CalPERS)、ニューヨーク州トーマス・ディナポリ会計監査官、英国国教会も支
持した決議案も含まれます。しかし、少数株主が外部者を取締役として任命すること
ができる決議案が可決したことで、将来、気候変動活動家がエクソン社の取締役にな
る可能性がでてきました。今回は、炭素ガス排出量増加と危険な気候変動を関連づけ
たエクソン社の科学者による調査結果を、同社が数十年間隠蔽してきたことが発覚し
て以来はじめての株主総会でした。同総会では、元エクソン社科学者の孫娘が、同社
CEOにこれまでの方針について問い詰めました。質問を行ったアナ・カリンスキーに
話を聞きます。



○ ビル・マッキベン エクソン社 化石燃料への投資撤収の威力 正体不明の右派
グループの標的にされることについて語る

http://www.democracynow.org/2016/5/26/bill_mckibben_on_exxon_the_power

5月25日、エクソンモービル社株主総会は気候変動対策を求める一連の決議案を拒否
しました。今回は、炭素ガス排出量増加が危険な気候変動に関連しているとする、同
社の科学者による調査結果を、エクソン社が数十年間隠蔽してきたことが発覚して以
来はじめての総会でした。環境保護団体「350.org」の共同創設者、ビル・マッキベ
ンに話を聞きます。マッキベンは先日、ガーディアン紙にLet’s give up the
climate change charade: Exxon won’t change its stripes(「気候変動について
の見え透いた言い訳はもうお終いにしよう――エクソン社は変わる気などないのだか
ら」)と題された記事を寄稿しました。マッキベンは以前、エクソン社ガソリンスタ
ンド前で一人、「エクソンモービル社が気候変動について嘘をついたため、このスタ
ンドは現在、一時閉鎖中です」と書いたプラカードを掲げる抗議活動を行い逮捕され
たこともあります。



○ 石油は地中にとどめよ:ビル・マッキベン サンダース候補に民主党政策綱領委
員に任命される

http://www.democracynow.org/2016/5/26/keep_oil_in_the_soil_bill

ビル・マッキベンは先日、バーニー・サンダース上院議員により今年の民主党全国委
員会における党の政策綱領委員に任命されました。サンダース議員は他にも人種差別
反対運動活動家のコーネル・ウエスト、ネイティブ・アメリカン活動家のデボラ・
パーカー、ミネソタ州選出で議会革新議員団委員長も務めるキース・エリソン下院議
員、そしてパレスチナの権利活動家で学者、アラブ系米国人協会(Arab American
Institute)創設者のジェームズ・ゾグビーの4人を任命しました。環境保護団体
「350.org」共同創設者のビル・マッキベンに、7月にフィラデルフィアで行われる
民主党政策綱領委員会で、環境保護運動の経験をいかに活かすつもりかについて話を
聞きます。



○テキサス他10州トランスジェンダーへの攻撃を拡大 トイレ裁判を使った「政治的
人気取り」目的か 

http://www.democracynow.org/2016/5/26/texas_and_10_other_states_escalate

オバマ政権は最近、全国の公立学校に対して、トランスジェンダーの学生に自らの性
的アイデンティティに沿ったトイレとロッカールームを使用する許可を義務付ける指
示を出しました。それに対し5月25日、11州がオバマ政権を相手取って訴訟を起しま
した。11州の内9州の知事は共和党員です。訴状によれば、「被告は全米の職場およ
び教育現場を大規模な社会実験の場とし、民主的プロセスを軽視し、子どもおよび基
本的プライバシーの権利を守る常識的政策を踏みにじった」としています。「ヒュー
マン・ライツ・キャンペーン」(Human Rights Campaign)は、テキサス州先導の同
訴訟は「これらの州および全米のトランスジェンダーの若者に対する恥ずべき攻撃」
だと声明を出しました。この訴訟が起こされる少し前、オバマ政権がノースカロライ
ナ州が通過させた「HB 2」と呼ばれる反トランスジェンダー法に対して同州を訴える
訴訟を起したばかりでした。「HB 2」法は、LGBTの人々を差別から守る条例を無効と
し、トランスジェンダーに出生証明書にある性別のトイレ使用を強制する法律です。
米自由人権協会(ACLU)の専任弁護士チェイス・ストレンジオに話を聞きます。

○「市民的不服従は生存のため」 移民活動家が抗議活動を理由にDACA更新を却下し
たオバマ政権を提訴

http://www.democracynow.org/2016/5/27/civil_disobedience_is_survival_ireri_c
arrasco

シカゴでは移民活動家が米国国土安全保障省を相手取り、政治活動を理由にDACA
(Deferred Action for Childhood Arrivals) 保護の更新を拒絶されたと訴訟を起こ
しました。29歳のイレリ・ウンスエタ・カラスコは、DACAによる滞在資格を2013年に
取得しました。DACAとは、一定の条件を満たせば、幼少期に米国へ連れてこられた在
留資格のない人たちを国外退去から保護するという、オバマ政権のドリーム法に基づ
く政策です。ウンスエタ・カラスコは条件を満たしていると主張しているにも関わら
ず、米国国土安全保障省は彼女のDACA更新申請を却下しました、その理由は、彼女が
市民的不服従の活動に参加し、オバマ政権が過去最高の水準に達した国外退去措置を
中止するよう要求しているからです。イレリ・ウンスエタ・カラスコに話を聞きま
す。



○ 広島で「核なき世界」を呼びかけたオバマ大統領 1兆ドルの核兵器刷新計画と矛
盾

http://www.democracynow.org/2016/5/27/in_hiroshima_obama_calls_for_world

オバマ大統領は現職大統領として初めて日本の広島を訪れました。同市には1945年8
月6日、米軍戦闘機が世界初の原子爆弾を投下し、14万人が死亡、10万人が重傷を負
いました。3日後、米国は2つ目の核爆弾を長崎に投下し、7万4000人が亡くなりまし
た。広島平和記念公園での演説で、オバマ大統領は原爆投下に対する謝罪はせず、
「核なき世界」の構築を呼びかけました。「我が国を含む核保有国は、(他国から攻
撃を受けるから核を持たなければいけないという)「恐怖の論理」から逃れる勇気を
持つべきです」とオバマ大統領は話しました。核兵器廃絶を呼びかけたにもかかわら
ず、米国は保有核兵器をより小さく、精密なものに刷新する計画をひっそりと進めて
います。これは、今後30年間で1兆ドルをかけた大がかりな取り組みの一環です。今
日は、ピューリツァー賞を受賞した歴史家カイ・バードに話を聞きます。バードの共
著にはAmerican Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer
(「オッペンハイマー『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」)があります。



○「私たちは死体をまたいでいった」 ヒロシマの生存者で反核活動家セツコ・サー
ロウが爆弾投下を振り返る

http://www.democracynow.org/2016/5/27/we_learned_to_step_over_the

オバマ大統領が現職大統領として初めて広島市を訪れる中、1945年8月6日の米国によ
る爆弾投下が引き起こした惨状を振り返ります。この日、人類の歴史で初めて核爆弾
が落とされました。当時13歳だったセツコ・サーロウは女学校の生徒でした。あの日
の朝8時、彼女は爆心地となった場所から1マイル離れた学校校舎の2階にいました。
彼女は窓越しに青みがかった白い閃光を目にしたのを覚えています。それからすぐ、
爆破によって校舎が倒壊し、彼女は宙に投げ出されました。それ以来、セツコは生涯
を通じて核兵器反対の運動をつくってきました。今日はセツコ・サーロウその人に話
を聞きます。



****** 掲示板 ********************************************



国会から遠い人も『6.5全国総がかり大行動』に参加して、戦争法反対の意思を示そ
う!同時行動の企画も大歓迎!

http://sogakari.com/?p=1969



【拡散希望】6月5日は国会から遠い人も各地の『6.5全国総がかり大行動』に参加
して、戦争法反対の意思を示そう!同時行動の企画も大歓迎!各種共有ボタンで拡散
を!最新情報は→



<グーグルマップ>

6・5全国総がかり大行動地図(←こちらをクリックすると、大きな地図が開きま
す)



※ピンをクリックすると、イベントの詳細が見られます。

※チラシ画像がある場合は、イベントの詳細の上の方に表示され、クリックすると拡
大表示されます

(大きく表示させる場合は、こちら でご確認下さい)。

6月5日の『明日を決めるのは私たち - 政治を変えよう!6.5全国総がかり大行動』
では、国会だけでなく、全国各地での同時行動を呼び掛けています。同時行動の連絡
を受けた所については、その場所を、地図(グーグルマップ)に示しています。国会
に行くのが難しい方は、ぜひ、近くの行動を探して、ぜひとも参加をお願いします。

※国会に来られる方は、なるべく国会に結集して下さい。

※6月4日の行動もあります。

※今も、全国から行動開催の連絡が、続々と送られてきています。

また、行動中の写真や状況は、ぜひ「SNSでも盛り上げよう!ハッシュタグで拡げ
よう!」で、ご披露ください!

http://sogakari.com/?p=2002



同時行動の企画も大歓迎です。

http://sogakari.com/?p=1834



6・5全国総がかり大行動ー全国を戦争法反対の声で埋め尽くそう!

下記のページも、ご覧になって下さい。



戦争法廃止、貧困・格差是正、参院選野党勝利、安倍政権退陣をめざし、来る6月5
日(日)、全国津々浦々で一斉に「明日を決めるのは私たち〜政治を変えよう!6・
5全国総がかり大行動」に立ち上がりましょう。

http://sogakari.com/?p=1839



明日を決めるのは私たち - 政治を変えよう!6.5全国総がかり大行動

http://sogakari.com/?p=1831





『6.5全国総がかり大行動』当日用プラカード(2種類)

http://sogakari.com/?p=1937





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