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LNJ Logo 渡部通信〜ティーンズソウル集会・中高生の声
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」
・「ひのきみ全国ネット」の渡部です。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に
【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想する
デマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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(このメールはご迷惑を承知で多くの方々に発信します。
ご迷惑な方は止めますのでご連絡ください。)

この間、18歳選挙権の問題で<高校生向けビラ>を作っています。
その為には、高校生の意識を知らなければならないので、
昨日(5月20日)夜、国会正門前で行われた
ティーンズソウルの金曜集会に出かけました。

集会開始前に高校生と思われる男子二人組に話を聞きました。
(あとでわかったのですが、
 実は神奈川から来た中学2年生と3年生でした)
すると二人はいろいろなことを語ってくれました。

<届け出制について>
 ・届け出制はそもそもいらない。違憲である。
 ・何かあったら自分で判断する。

<友人たちの意識について>
 ・今起きていることに気づきにくい。
 ・だから戦争法の話などをすると、「まじめだなあ」などと言われる。
  また解説を求められたりもする。
 ・政治と生活がリンクしない。身近じゃない。
 ・街頭で政治家が演説していても避けて通る。
  政治は避けるもの、汚いものと思っている。
 ・政治に興味を持っているのは一部の人だ。

<学校での授業などで>
 ・社会の授業も教科書に載っている事だけで、そこで終わっちゃう。
 ・授業で自分が政権批判をしたら、先生から<政治的中立性>で指導された。
 ・先生もしゃべらない。先生も公務員の一部だから中立なのか。
 ・中立はファンタジーだ。政権批判を締め出すのが今の中立だ。
 ・スエーデンなどでは政治家が学校に来て話をする。
  日本では政治から学校が逃れようとしている。

<どうして集会に来るようになったか、など>
 ・去年の夏、安保法で大きな動きがあり、それが中学生の間でも
  SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で回り、危機感を感じた。
 ・憲法を変えるのは反対、戦争になっちゃうから。
 ・メディアも規制され、自分で考えないとわからないから。
 ・一番問題あるのは大人。投票率を見ても政治を避けようとしている。
 ・全体として意識を変えないと。

ずいぶん積極的に話してくれました。
そしていろいろなことを知っていました。
また、2人は、ここで初めて知り合ったそうです。

集会でも、やはり中学三年の男子生徒が以下のような発言をしました。
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 自分は少し前までは政治に関心がなかった。
 安保法問題で関心を持つようになり、勉強したら恐ろしくなった。
 国会前にも足を運び、自分の頭で考え、声を上げるようになった。
 中学生が声を上げると「おかしい」という人もいる。
 しかしこれはスタンダードだ。これもまた当たり前のことだ。
 去年8月30日には国会に12万もの反対の人が集まった。
 しかし、その民意を受け入れず強行採決した。
 安倍首相は丁寧に説明すると言ったが、8ヶ月たっても何も説明していない。
 安保法の危険性は国内外に広がり、日本を危機にさらす。
 法律はすぐ廃止すべきだ。民意無視は許せない。
 緊急事態条項が発せられれば、国・地方の公共機関の指示に
 従わなければならなくなる。憲法の効力は止められる。
 めちゃくちゃな政治になる。

 戦後71年、自分たちは戦争を経験していないのでその悲惨さを知らない。
 しかし体験者に聞いたり、調べて知ることができる。
 日本は以来、一度も戦争しなかった。まちがいなく素晴らしいことだ。
 過去の悲惨な戦争を反省し、70年間平和な日本を作り上げてきた。
 その決意が込められた憲法だ。平和だったのは憲法があったからだ。
 しかし安倍政権はそれを根幹から破壊し、
 日本をもう一度戦争する国にしようとしている。
 人間はおろかですぐ忘れる。
 しかし70年たった今だからこそ忘れてはいけない。
 原点に戻ることが大切だ。戦争を繰り返さない。
 そして自由、民主主義、平和を守ること。
 これが私たちの使命だ。
 安倍政権はこの夏の選挙で終止符を打とうではありませんか。
 おかしいことにはおかしいと声を上げましょう。
 安保法制の廃止と安倍政権の退陣を求めます。
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仙台からきたという女子高生(2年)は次のように話しました。
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 学校が終わって新幹線で来た。
 どこにでもよくいる、ごくごく普通の高校生です。
 なぜここまできて声を上げるのか。
 安倍政権に不安を感じるからだ。
 参院一人区32のうち29で野党共闘の統一候補が決まったようだ。
 昨年9月の強行採決の後、無力感だった。
 しかし、見て見ぬふりをしていても生きていかなければならない。
 18歳選挙権もある。でも先生は、配布された冊子を機械的に読むだけ。
 先生の考えも聞けない。政治経済の時間でも。
 みんな薄々気づいてる。「何かおかしい」、と。
 18歳選挙権、クラスで話すが、このような状況では行かない。
 もっと基礎的なところから教えてもらわなければ若者の投票率は上がらない。
 私はそのために場を作り声を上げていく。
 安倍総理、あなたにこの国の未来を任せられない。
 私たちはあなたの駒ではない。
 自分たちの未来は自分たちで作っていく。
 絶対あきらめず、声をあげつづけていく。
 無関心層にどうやってやっていくのか。
 新しいアプローチが必要だ。
 立ち止まらず、主権者の一人として活動していく。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なお、コールでは、
 <違憲の法律いますぐ廃止!>、<戦争反対!>等の他、
 <安倍晋三から憲法守れ!>、<安倍晋三から日本を守れ!>
 <憲法読めない総理はいらない!>、<アベはヤメロ!>
 <高校生の届け出反対!>、<選挙に行くよ!>
などがラップ調で繰り返し繰り返し叫ばれました。

このように、現在の日本社会では、少数ではあっても
中高校生たちも自分の頭で考え、週末に国会前に行き、
 「自分たちの未来は自分たちで作っていく」
と、国会に向かって大音響スピーカーで声を上げています。
どんなに大きな集団・国でも最初はとても小さなところから始まりました。

なお、<高校生向けビラ>は間もなく完成します。

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