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LNJ Logo 牧子嘉丸のショート・ワールド(37回) : アベ・トランプ会談をすっぱ抜く
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    第37回 2016年12月1日

アベ・トランプ会談をすっぱ抜く

(非公開とされていたA・T会談の内容を入手しました。以下の通りですが、訳者が英語力不足のため、誤訳や誤読もあるかもしれません。最初にお断りしておきます。)

T―ヘイ、ユー。ユーは何しにアメリカ来たの?

A―もちろん、大統領選挙当選のお祝いに世界に先がけて駆けつけたんです。

T―フーム。選挙前はヒラリーに会っただけで、ミーには会わなかったくせに。

A―(よく覚えてやがる)それが勝ち馬に乗るというのが、わが国の伝統でして。お国でも「ライドオン ウィニングホース」というでしょう。あれですよ。へへ、よく知ってるでしょう。

T―それもいうなら「ゲット・オン ザ・バンドワゴン」というんだよ。

A―なるほど、そうもいいますか。(しまったな。ルー大柴なみの英語だったかな)

T―それでオバマに会わずに、ミーに会っていいの。世界の首脳で、現職大統領をさしおいてミーに会いにくる連中なんか誰もいないよ。

A―いいんです、いいんです。フェアウェール・レイムダック。レイムダックよ、さようなら。あれはヒロシマで用済みです。今はハロー、ドナルドダック・トランプです。よろしく。

T―オー。ベリーバッドジョーク。それで目的は何なの。お祝いだけで来たんじゃないよね。

A―まさか。三つのお願いに来ました。まず第一は、TPP離脱をやめてほしい。アメリカの参加しないTPPなんて、ハンバーガーのないマックみたいなもんです。日本では強行採決までしたんですから、そこを何とか。

T―NO!それはインポッシブルだ。これは大統領選で訴えたモースト・インポータントな公約だからね。

A―公約!? 私たちはTPP絶対反対を公約に掲げて、選挙に勝てばすぐさま賛成に転じたんです。これがジャパニーズ・ポリティシャンのテクニックなんです。

T―そんなことしたら、アメリカではビッグ・ライアー(大嘘つき)と呼ばれるんだ。まあ、二国間で協議しよう。それで二つめは?

A―ぜひアメリカ軍に駐留しつづけてほしいんです。沖縄でもどこでもいいから、いつまでも、いてほしいんです。

T―オーライ、オーライ。ノープロブレムだ。それを最初に言ってよー。日本の土地をどこでもいつでも好きなだけ使えるという、あの日米なんたら協定というの、最高だね。(米軍を引き上げるというと、すぐこれだもんね)

A―ぜひよろしく。偉大なアメリカが、インディアンを追い出して建国したのを真似て、米軍基地建設のために私たちも沖縄のネイティブを力ずくで追い出しているんですからね。

T―オー。ユーレイシスト!ユーの内閣、レイシストだらけ。

A―アイム・ソーリー。アベ・ソーリ。(でも、あんたにだけは言われたくないわ)

T―ノーノー。ミートゥーだよ。それで三つ目は?

A―そうそう。こんどロシアのプーチンと会うんですが、あの男にあなたからぜひ日本の北方領土を返還するように言ってほしんですわ。

T―そんなこと自分で言いなさい。ドーイット・ユワセルフ。ドイトだよ、日本にもあるでしょ。

A―それがドイトができれば世話ないんです。なにせあのプーチンはとんだ食わせ物で、何も返還するつもりもないくせに、資金援助だけはせしめようという魂胆なんで。

T―それは世界の常識ね。それでプーチンに話してやったら、なにかグッド・プレゼントでもあるの?

A―北方四島にアメリカ軍が駐留できるようにします。

T―なるほど。じゃ、日本は本土はもちろん、北は千島から、南は沖縄まで完全に米軍基地が置けるんだ。もちろん、駐留費もタダだよね。

A―もちろん。どうです。トランプさん。

T―ヘイ、ユー。ユーは一体何しにアメリカに来たの? ジャパンをセールに来たの?

A―こうして、世界中を飛び回って大物に会っていると、支持率が急上昇するんです。そのためには国益がどうの、国民がどうのなんてどうでもいいんです。

T―グッバイ。ハバ・グッタイムだったよ。忙しいから、またね。

A―サンキュー、サンキュウー。ありがとうごじゃいます。

T―(側近に)噂には聞いていたけど、あんなのが日本の首相なんだね。

側近―でも、いいサーバントになりそうじゃないですか。

T―それで、記者たちには何と言っとけばいいんだ。

側近―会談は非常に友好的かつ親密に行われた。なかでも、おみやげにゴルフクラブを貰ったことが一番有意義だった、とつけくわえておいてください。


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