まるで戦中!安倍政権の沖縄弾圧〜9.28日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会 | |||||||
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まるで戦中!安倍政権の沖縄弾圧〜9.28日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会尾澤邦子「自民党の議員は一斉に立ち上がり、拍手は10秒以上も続いたそうです。これはなにより、沖縄を侮辱する行為だと思います」と主催者あいさつで野平晋作さん(写真下)は話した。 安倍首相が国会の所信表明演説で「海上保安庁、警察、自衛隊の諸君」に「心からの敬意を表そう」と呼びかけたことに対してだ。「抗議船を転覆させ、辺野古新基地建設に反対する人々を暴力で弾圧する海上保安庁。高江のヘリパット建設に反対して座り込む住民を、力づくで引き抜く全国から派遣された機動隊。法的根拠もなくヘリで重機を搬入する自衛隊など。これは国会で問題にすべきことではないでしょうか」と。沖縄の民意など関係ないという態度を示し続ける安倍政権に怒りをぶつけた。そして「沖縄への基地押しつけに反対する本土の世論をより大きなものにし、政府が断念するまで共にがんばりましょう」と訴えた。 沖縄平和運動センターの大城悟事務局長(写真上)は、「全国の警察や、自衛隊ヘリを投入してまで市民・県民を弾圧する、沖縄の基地強行、日米同盟優先の安倍政権を許してはなりません」と話した。そして「警察庁は、沖縄の警察からの要請がある前から各県警本部に対し、『万全を期して準備を急げ、沖縄から文書が来たら即座に沖縄に入るように』とやってきている。高江における、このような権力を振りかざしたやり方に、私たちは決してあきらめることなく、多くの県民に呼びかけをして行動をとっている」「沖縄の未来を自然を、踏みつぶしてでも基地を強行する姿勢は許しがたい。許してはならない」と訴えた。 翁長知事に対する、9月16日の福岡高裁那覇支部の判決について、専修大の白藤博行教授(写真上)が、わかりやすく話してくれた。「前の知事がコロっと変わって、埋め立て承認をしてしまった。それに対して翁長さんが沖縄の民意を受けて、その審査をやり直したところ、とんでもない法的な瑕疵があった。それで、去年10月13日に取り消し処分を行った。そこから辺野古訴訟は始まっている。9月16日の判決は本当にひどい内容だ。憲法に基づく法治主義も民主主義も地方自治もそして平和主義もあざ笑うような内容だ」と話した。 そして具体的な問題点をいくつかあげた。「国は翁長さんの埋め立て承認処分が違法だと言って是正の指示をしてきた。裁判ではそれが焦点になるはず。ところが裁判は、仲井真前知事がやった処分が適法だったかどうかを審査した。知事の判断の幅の中で仲井真さんは正しい判断をした、だからその適法な処分を取り消す翁長さんの処分は違法だ」というのがひとつめ。それから「判決は国防・外交に関して、沖縄県は口出しするなとしている。しかし、県は国防・外交そのものをなんとかしょうとしているわけではない。勝手に辺野古しかないと決めつけて新基地をつくり、永久に沖縄を日本の防波堤にしようというその政策の下で、ジュゴンが殺され、サンゴがつぶされるのは許さないといっているだけ」と話した。 3つめとして「普天間基地の移転は基地負担軽減という沖縄の民意に反しないといっているが、辺野古新基地建設NO!という沖縄の民意ははっきりしている。辺野古に今まで以上の強固な基地をつくることが、なぜ沖縄の基地負担軽減になるといえるのか。とんでもない認識だ」と怒っていた。最後に足尾鉱毒事件の田中正造の言葉を借り、「真の平和・安全保障は、山を荒らさず、川を荒らさず、村をやぶらず、人を殺さざるべし」と結んだ。 日比谷野外音楽堂に集まった2,500人は、時々ぱらつく小雨も気にせず、熱心に聞き入っていた。今回の翁長知事に対する不作為(国の指示に従わず、何もやっていない)という裁判そのものが間違っている。司法までも動員して沖縄をねじ伏せようとするものだ。安倍政権の沖縄弾圧を許すな! Created by staff01. Last modified on 2016-10-01 12:05:33 Copyright: Default |