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ことしも熱いレイバー映画祭〜『パレードへようこそ』など5作品

 ことしで10年目となった「レイバー映画祭」は、7月23日・田町交通ビル6Fホールで開催されます。今回は昨年日本で劇場公開された超話題作『パレードへようこそ』をメインに、ほか4編の新作ドキュメンタリーを揃えました。『オキュパイ・ベーカリー〜ファストフード労働者の闘い』はレイバーネットが米国から入手した本邦初公開作品で、ファストフードで働く人たちの感動ドキュメンタリーです。『埋もれた時限爆弾〜さいたまアスベスト被害』は武蔵大学の学生がつくった初々しい作品。また『がんを育てた男』は木下昌明さんが主人公の「異色作」です。ことしも「レイバー映画祭が熱い!」。ぜひあなたもご参加ください。なおメール予約がおとくです。
 *チラシ配布に協力していただけませんか。多部数無料ですので、ご一報ください。mgg01231@nifty.ne.jp

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★レイバー映画祭2016 7月23日(土)10.15〜17.15

 東京・田町交通ビル6Fホール
 一般当日=1500円(前売・予約1300円)
 失業者・障害者=1000円 学生=無料

 メール予約=http://3step.me/3cfp
 チケットネット購入=http://laborff2016.peatix.com
 (今回からネット購入も可能になりました)
 問合せ=レイバーネット labor-staff@labornetjp.org  TEL03-3530-8588

●『パレードへようこそ』10.15〜12.20

 監督 : マシュー・ウォーチャス 2014年/121分/イギリス
 *2014年カンヌ国際映画祭 監督週間出品、2015年日本公開

 ゲイと炭坑夫の連帯は可能か? 映画はのっけから軽快な勇ましい労働歌ではじまる。時代は1983年から84年の1年間、サッチャー政権とゼネストで対決した炭鉱労働者とそれを支援した「ゲイ&レズの会」との葛藤や連帯を描いたものであるが、これは実話に基づいた作品だ。原題が『プライド』とあるように、サッチャーによって労働運動の屋台骨をへしおられたり、人間としての尊厳を踏みにじられた人々の「プライド」をうたい上げている。炭坑夫とゲイやレズは、これまで一度も会ったことがない。全く違った世界なのだ…と思われた。また、その時代、エイズがはやっていて、嫌悪を抱く村人もいて、彼らを排除しようと新聞社に密告する。そんななかで果たして「連帯」の握手は可能だろうか。ラストシーンには胸が熱くなろう。(木下昌明)

●『埋もれた時限爆弾〜さいたまアスベスト被害』13.00〜13.50

 制作 : 武蔵大学社会学部2年永田浩三ゼミ/2016年/36分

 「久保田ショック」から10年。全国各地でアスベスト被害をめぐる裁判が始まっている。埼玉県に住む松島恵一さん一家は、2010年、母・かつ子さんを突然亡くした。かつ子さんはアスベスト製品をつくる工場内の社宅に暮していた。1枚の写真が残っている。1962年、アスベスト管の山の横を花嫁姿を見にまとい結婚式場に向かうかつ子さん。48年後アスベストは牙をむき、中皮腫発症から2ヶ月でかつ子さんは亡くなった。いま埼玉では工場周辺で中皮腫の患者が次々見つかっている。学生たちは事実掘り起こしの過程を記録した。アスベスト問題をわかりやすく伝えた作品で、東京労働安全衛生センターが制作協力している。*初公開*

●『がんを育てた男』13.50〜15.00

 制作 : ビデオプレス 2016年/60分/日本

 2012年12月、映画批評家の木下昌明さんにがんが見つかった。そのとき頭が真っ白になったという。医師は即手術を求めたが、かれはこれを拒否し、しばらく様子をみることにした。その日から、常識とされたがん医療との闘いが始まった。何人もの医師との面談をビデオで撮り、本を読み、治療法を模索した。それはかれの映画批評の精神と通底していた。まだ動けるうちは動く。仕事に出かけ、映画の試写会や国会前のデモにも参加しつづけた。それをカメラは追った。はたして…。*初公開*

●『ショートビデオ・日本最前線』短編4作品 15.00〜15.30

 制作 : 土屋トカチ・湯本雅典・西中誠一郎・松原明

 安倍政権のもと日本各地で問題が噴出している。労働現場でのたたかいも続く。このコーナーでは、「沖縄米軍属事件」「フクシマ帰還問題」「セブンイレブン店長いじめ」「インドカレー店・シャンティのたたかい」など、いま一番ホットな日本の映像をお送りする。*初公開*

●『オキュパイ・ベーカリー〜ファストフード労働者の闘い』15.45〜17.10

 監督 : レイチェル・リアーズ、ロビン・ブロチュニック 2014年/84分/アメリカ 原題「The Hand that feeds」

 ニューヨークにある24時間営業のカフェ・ベーカリー「Hot & Crusty」で働く移民労働者たち。最低賃金以下の時給で、危険な機材を使い、病気になればクビを言い渡すような横暴な店主のもとで働かざるをえない。我慢の限界を超えた仲間たちが、強制国外退去の危険性もある中で、団結しピケを張る。アメリカファストフード労働者による賃金・生活底上げ運動の先がけとなる歴史的な闘いは、声を上げることの大切さを教えてくれる。2015年ペンシルバニア州レディング映画祭ドキュメンタリー映画最優秀賞、2016年SIMA賞最優秀賞、その他カナダやスコットランドの映画祭でも数多くの賞を受賞している。*日本語版制作=レイバーネット国際部 本邦初公開*


Created by staff01. Last modified on 2016-07-14 13:29:00 Copyright: Default

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