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女性の目線から政治を考える〜「未来をこの手に!大討論会」開かれる

    笠原眞弓

 4月15日午後、女性たちの手によって「未来をこの手に! 大討論会〜私たちはあきらめない〜」が、参議院会館でワールドカフェが行われた。おばちゃん党のメンバーを中心に短期間で準備し、ほとんどがSNSを使った宣伝で、当日は運営に携わった人も含めておよそ100人の女性(男性1人と国会・市会・区会議員含む)が集まった。中には、小さな子ども連れの方もいて、平日日中の集会としては、若い方が多かった。主催は「未来を創るWomen’s Projects(「全日本おばちゃん党」関東有志)」だった。

 なんといってもワールドカフェ方式なので、参加者は何か一言は話さなければならないという参加型。しかも最後は出た意見を集約して、行政側に伝える(マニフェストとして、提言する)ということ。言いっぱなしや愚痴のはけ口ではなく、しかるべきところに持っていき、行政を動かそうというものなので、なんだかうれしい。

 まず最初に小講演があった。TPP問題に早い時期から取り組んでいる内田聖子さんは、TPP問題は農産品ばかりでなく、日本の仕組みすべてが国民の手から離れる危機があること、特に国家を超えた裁判が起こされるISD条項の危険性を話した。

 続いて弁護士の猿田佐世さんが、辺野古の和解とは訴訟していた工事が中止されたということを解説。アメリカからはタカ派の発言ばかりが聞こえるが、誰かが頼んでいる可能性があるので、惑わされてはいけないと話した。

 テーマごとに6つのテーブルが並べられ、参加者は30分ずつ3カ所に参加する。グループ分けとファシリテーターは、1、選挙制度と人権は、池畑博美さん(NPO法人エンパワメントかながわ事務局長) 2、原発やエネルギーは、木村結さん(東電株主代表訴訟事務局長) 3、格差・貧困・雇用・子育て等は、赤石千衣子さん(しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長) 4、TPP関連は、内田聖子さん(NPO法人アジア太平洋資料センター事務局長・理事) 5、安保法制など外交政策は、猿田佐世さん(新外交イニシアティブ事務局長・弁護士) 6、アベノミクスや経済は、奈須りえさん(大田区議会議員・市民政策アナリスト)だった。

 3つのグループの組み合わせは決まっていて、私は2、4、6のテーブルに参加。まず原発からだった。熊本地震の話からはじまり、この騒ぎの中で川内原発が停止しないことへの不信感を確認。郡山出身の方からは、事故までの無関心とオリンピックが決まったときの喪失感や現在の心情、お連れ合いが除染作業に携わっている方の心配などが語られた。木村さんからは、チェルノブイリの事故後に旧ソ連が決めた医療費無料化などの紹介もあった。

 それぞれ時間が足りないほどで、議論するまで行かなかったのが少し残念だったが、スタッフは、みんなの話をどんどん紙に書き出し、それを分類していき。最後にテーマごとに話題を整理して発表した。

1は、供託金制度が必要なのか、廃止にできないか。女性議員を増えれば、予算の使い方も変わる。女性ばかりでなく、男性の権利も奪われていることに気づけば、もう少し暮らしやすくなるなど。

2は、チェルノブイリの法律に学ぶべきだ。民間の汚染調査を法律でサポートしてほしい。批判ではない意見を、行政に伝えようなど。

3は、子どもにお金をかけてほしい。財源の確保も大事など。

4は、日本という国を根本から壊してしまう条約だから、締結しないようにしてほしい。

5は、戦争をいいと思っている人はいないだろう。そのような市民の声を行政に揚げるルートがほしい。

6は、アベノミクスで経済がよくなった実感がない。賃金、雇用、地代、配当がよくなっていない。庶民から吸い上げたお金を還元してほしい。

 その後それぞれのファシリテーターのコメントがあり、大阪から駆け付けたおばちゃん党代表代行の谷口真由美さんと、古今亭菊千代さんの掛け合いトークがあった。(写真上)

谷口「(女性の)ボヤキもすごいけど、政策提言まで持っていくところがいい」 菊千代「あきらめないのがいい。男はすぐあきらめる」 谷口「オッサンを駆逐しなけれいけない。オッサンとは、ありがとうとおめでとうとごめんが言えない人」

 最後に「私」で話をしようと谷口さんから提案された。「私」はこう思う。「私」は辛いなど。九条も、「私は」と主語を使うと、違って読めるということだ。

 大討論会には、阿部知子さん、薬師寺道代さん、牧山ひろえさんなど8名の衆参議員の他、横浜・目黒・武蔵野など7名の地方議員も、一参加者として発言していたのが印象的だった。


Created by staff01. Last modified on 2016-04-16 19:04:49 Copyright: Default

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