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　2015年8月31日(月)、「憲法を考える千葉県若手弁護士の会」主催で、「第2回未来のた
めの憲法講座」が、千葉市中央区の千葉県弁護士会館3階講堂にて、、午後6時から8時ま
で、安保法案について、弁護士で慶応大学名誉教授の小林節氏の講演と、講師の小林節氏
を囲んで、各世代・各分野からの声を聞くという形で、弁護士の國松里美氏の司会により
行われた。

 　筆者は、20分程遅刻してしまったので、小林氏の講演を、残念ながら、途中から失礼し
て聞くことになってしまったが、憲法9条の思想は、巴里不戦条約から来ているという話
をしていて、その話は、クイズダービーで、一躍有名になった、篠沢秀夫元教授の文章を
、雑誌「諸君」で読んだことがあるが、なぜ巴里不戦条約ができたかといえば、第一次世
界大戦で、兵士よりも、民間人の死者数が、劇的に多くなったからということを話してい
て、巴里不戦条約のできた理由を初めて聞けたので、新鮮だった。

 　また、明治維新のことを、徳川と毛利と島津の争いでできて、そこに庶民はおらず、太
平洋戦争で大負けしたという言い方が、とても面白く、日本で初めての人民による革命を
目指しましょうと語ったところで、講演は終わった。

 　そして、講師の小林節氏を囲んで、各世代・各分野からの声のなかで、元高校教師の矢
野氏が、ジラード事件や、高校には、自由がなく、組合活動をしていて、遠くから通勤し
ていたので、転勤したいと校長に申し出た時に、校長から、「矢野の言うことを聞くと、
組合に屈したことになる。」と言われたという話をした後、小林氏が、「実は、私の父は
、学徒出陣から帰って、日教組の設立に関わり、のちに、都教組の書記長を務めました。
そして、どうして、私のような左翼から、おまえのような右翼が生まれるのかと言われて
、矢野さんのはなしを聞いて、父のことを思い出しながら聞いていました。」と話してい
たので、大変、驚いたところで、各世代・各分野の声のコーナーは終わった。

 　最後に、次回のイベントで、9月9日の、午後6時から7時30分まで開催される憲法JAMの
告知と、カンパのお願いで、幕を閉じた。（M・T）