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メトロレディーから元気をもらった〜レイバー映画祭感想

                  堀切さとみ

  *上映後挨拶する東部労組メトロコマース支部の女性たち

 連日、国会前行動などで大変な中、あるいはそういう時だからこそかもしれませんが、大 盛況な映画祭でした。

 さまざまな映画祭が開催されていますが、「レイバー映画祭」は労働者の闘いあってこそ の映画祭なのだと思います。 『天皇の名のもとに』や『誰に知らない基地のこと』も貴重な映像でしたが、『ワーカーズ・リパブリック』 をみて労働者なしで社会は成り立たないと実感。抵抗するために自分たちが生産している 窓やドアを使おうというところで会場は湧いてましたが、本当にそのとおり。そして『メ トロレディーブルース3』がとてもよかった。皆、売店のこの仕事が好きで誇りを持って 働いているのに会社がそれを蔑ろにする。「なぜ雇用しないのか、理由を教えて」と迫る 後呂さんは、応えられない人の情けなさを引っぱり出している。仕事を失うことが怖くて 、言えない人はたくさんいるけれど本気で言えば会社は動く。『もうひとつの約束』のお 父さんも、タクシーの運転手だからこそ人の善悪がわかる、労働者の力を感じる映画でし た。

 中学校の美術教師をしている友人も、全作品をみて早速感想を寄せてくれました。↓

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 今回はみなプロっぽく?まとまっていたけど、私はやっぱり「メトロレディーブルース3」がよ かったです。前観たときに、「彼女たちが非正規なのにあれほど頑張って闘っているのに 、教職員組合員である自分は何をしてきたのか」と反省したんです。それで、職場で労務 管理ができていない状況を指摘するとか声をあげる努力をすると、周囲から冷ややかな目 で見られ、数少ない組合員は援護射撃してくれるわけでもなく、むなしく感じることも多 々あります。が、今回またメトロレディースの勇姿をみて元気がでました。彼女たちを直 接応援する機会はないけど、労働者が労働者の権利を守ること、おかしいことはおかしい と抗議することが当たり前になるよう、自分も闘っていくことが私にできる陰ながらの応 援になるのではないかと思います。あと「あきらめちゃいけないこと」、これが一番大事 なんだと教えてもらいました。今度職場でくじけそうになったら、メトロレディースを思 い出そうと思います。


Created by staff01. Last modified on 2015-07-26 01:01:12 Copyright: Default

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