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解雇は無効!〜井上眼科病院福井さん解雇事件で勝利判決


   *写真=福井寿さん

判決主文:原告が被告に対し、雇用契約上の権利を有する地位にあることを確認する。

 7月16日、東京地裁で、井上眼科病院事件に対する解雇無効の判決が言い渡されました。判決は、病院側の身勝手な主張をことごとく退け、「本件解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であるとは認められず、無効である」と明確に結論しました。

 井上眼科病院は、創業130年を超え、職員は600名、一日の通院患者1500名という眼科の単科病院としては日本有数の医療機関です。この病院で、2013年10月、全統一労働組合井上眼科病院分会の福井分会長に対して、突然の解雇通知が自宅に郵送されました。病院に多数出向してきた三井住友銀行の社員らによって、福井さんは、社会保険労務士資格試験に合格したことを契機に支給された手当を「詐取した」と決めつけられ、問答無用で解雇されたのです。まったくの事実無根、デッチ上げであり、本当の狙いは三井住友銀行出向者によるセクハラ・パワハラの横行に抗議し、職場に組合を立ち上げた福井さんを標的とした不当きわまりない解雇でした。

 組合は、解雇直後から御茶ノ水駅頭で抗議の宣伝行動を続け、東京総行動では三井住友銀行本店に対して、病院へ多数の社員を送り込んできた責任を追及しました。闘いを支え、ご支援いただいたみなさんに、あらためて御礼申し上げます。

 しかし病院は、判決に従おうとせず、即日控訴しました。闘いはまだまだ続きます。不当解雇を撤回させ、福井さんを職場に戻すまで、引き続きのご支援をお願いいたします。

*8月4日(火)18:30から、上野区民館において、「井上眼科病院不当解雇撤回!福井さんを支え職場に戻す会」総会を開催します。今回の判決の意義を確認し、職場復帰実現へ向けた今後の闘いを展望します。

井上眼科病院不当解雇撤回!福井さんを支え職場に戻す会
全統一労働組合

*井上眼科病院闘争についてはレイバーネットTV第63号放送でも取り上げました。アーカイブはこちら


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