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追悼碑の存続を求めて〜朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼集会開かれる

                    尾澤邦子

 高崎市にある県立公園「群馬の森」の一角に「記憶 反省 そして友好」の追悼碑が建っています。アジア太平洋戦争末期、労働力不足を補うため、百万人にのぼるといわれる朝鮮人が日本に連行され、過酷な労働を強いられました。群馬における朝鮮人強制連行・強制労働の実態を明らかにし、犠牲者を追悼するとともに、被害者や遺族の思いに応えようと2004年4月に追悼碑が建てられました。それはまた、かつて侵略戦争と植民地支配で大きな犠牲を強いた国々や民衆との間で、真の友好と信頼の関係を回復することをめざしています。しかし現在、県から追悼碑を撤去するよう求められています。

 4月18日(日)群馬県高崎市労使会館ホールで、朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼集会が行われ、約150名が参加しました。最初に全員で黙とうが行われ、続いて「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を守る会共同代表の猪上輝雄さんからあいさつがありました。猪上さんは「平和とアジアの人々の団結を強いものにしていくために、追悼碑を建立した。当初、県も追悼会に来ていた。しかし設置期間更新の許可申請に対し、撤去を言われた。裁判をすすめることになったが、勝つことがアジアの平和、そして親善友好のもとになる。勝利したい」と話しました。

 「追悼碑裁判」を支える会の北爪事務局長は「なぜ近隣諸国と仲良くできないのか。歴史を振り返る必要がある。ひどいことを行ってきた事実を忘れてはならない。謝罪があってはじめて仲良くできる」と話しました。また、朝鮮学校児童・生徒による追悼歌の合唱がありました。

 追悼集会は、2012年の第9回までは「群馬の森」公園で行われていました。しかし、右翼団体からの「碑文が反日的だ。撤去せよ」との県への「苦情」や、追悼碑前での妨害行動を理由として、会場変更を余儀なくされました。また県に対し、新しい日本を考える会などが追悼碑設置許可取り消しを求める請願を行い、2014年6月、群馬県議会はその請願を採択。7月22日、県は設置期間更新不許可の決定を報道関係者に発表しました。

 「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を守る会は、県議会議長あての追悼碑設置期間更新を求める請願署名―過去を忘れず、未来を見つめ、アジアの平和と友好を築くために―をよびかけ、1万を超える署名を集めました。2014年11月、署名を県議会に提出しましたが、充分な審議がされることもなく、不採択となりました。守る会は、裁判闘争と並行して署名運動を継続し、今後、県議会の都度、新たな集約分を提出し、追悼碑の存続を求めていくとのことです。

 署名用紙は「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を守る会(〒371-0026群馬県前橋市大手町3−11−1社会文化会館内 FAX027−236−0663)にご連絡ください。裁判は2015年2月4日に第1回口頭弁論がありました。第2回は5月13日、第3回は8月19日です。いずれも午後2時から前橋地方裁判所です。


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