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LNJ Logo 香港:政府との対話に関する学生連合会の立場
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〔レイバーネット国際部・I〕

あす10月21日(火)に、香港政府代表と学生代表5名が、最初の対話を行います。 嶺南大学の鄭国漢学長が司会を務めるのですが、この学長は、香港政府寄りだという批判 があります。 今日10月20日にはこの嶺南大学の卒業式(学位授与式?)がありましがが、オキュパイ運 動に連帯する学生たちが傘をさして参加し、鄭国漢学長に向けて「真の普通選挙を!公正 な司会を!」と叫んだり、登壇した卒業生が鄭学長に黄色いリボンを結んだり(学長も微 笑み返し)、「香港加油!」と叫んだり、ほんとうに頑張っています。 嶺南大学学生会のfacebookに画像などあります。 https://www.facebook.com/pages/%E5%B6%BA%E5%8D%97%E5%A4%A7%E5%AD%B8%E5%AD%B8%E7% 94%9F%E6%9C%83/170077439732400?ref=stream 以下は、あまり新しい内容はないのですが、学生連合会の政府との対話に臨む立場、とい うオフィシャルな文書なので、ご紹介します。 原文は独立媒体のhttp://www.inmediahk.net/node/1027429 ================ 政府との対話に関する学生連合会の立場 学生連合は来週火曜日、林鄭月娥・政務司司長らと選挙制度改革の問題について公開の対 話を行います。私たちは、オキュパイ運動の展開以降、香港人が示してきた真の普通選挙 と自主自立の願いにたいして正面から応えるように、徹底して問いただすつもりです。わ たしたちはオキュパイ運動に参加しているすべての友人を代表することはできませんが、 わたしたちは進退を皆さんとともにするでしょうし、最後の一瞬までオキュパイを防衛し ぬく決意です。 団結した不服従で政権に交渉を迫る 9月28日、警察は催涙弾による強制排除を試みましたがそれは失敗に終わり、逆に万に上 る人々が政府総部ビルを包囲し、各地でオキュパイ運動が立ち上がり、香港人は香港民主 化運動の長い道のりという、新しい歴史の輝かしい一ページを切り開くことになりました 。人々が初めて街頭行動によって独裁政権を交渉のテーブルにつかせたのです。 一方、政府は初めて対話の意向を示してから、各地のオキュパイ地区で暴力的事件が発生 しました。愛国や愛平和など「愛」の字を前面に掲げたグループや闇社会による襲撃、警 察は何度も街頭のバリケードを強制的に排除しようとしてデモ参加者を警棒で殴りつけ、 ひどいケースではデモ参加者への私刑(リンチ)が行われました。梁振英は「対話するか らといって強制排除をしないということではない」とより直截に語っています。これらす べてが、この独裁者政権が人々の訴えにまったく耳を傾けようとしない姿勢を表していま す。 こうしたことから、今回の政府との対話は、政権に対して好意を示すものでは全くあり得 ません。逆に、今後も団結した不服従を継続し、政権の圧力への対峙を堅持すること、こ れこそが平等な対話の基礎となりえるのです。現在の各地の陣地を堅持することによって のみ、我々の力と訴えを政府に直視させることができるのです。私たちは対話を願うもの ですが、政府がオキュパイ運動のすべての参加者にたいして基本的な尊厳を以て対応すべ きであり、火曜日の対話の時まで各地のオキュパイ区域に対する弾圧や嫌がらせを行わな いよう、ここに厳正に警告します。度重なる政府の暴力的排除は、ただ人々の抵抗の力を 強めるだけです。政府が今後もこのような過ちをつづけるのであれば、その責任は政府が 負わ なければならなくなるでしょう。 全人代の枠組みを前提にしていては対等な対話はできない 私たちは、全人代の8月31日の決定という枠組みに同意していないことを、再度伝えてお きます。このような枠組みを前提にしていては、真の普通選挙を望む香港人の希望に完全 に反するものであり、平等な対話の設定を破壊するものです。これまで一年あまりのあい だ、選挙改革に関する市民や各界での議論や行動によって、行政長官選挙における市民候 補の実現と立法会における職能別議席の廃止は、香港人の選挙制度改革における要求であ り最終目標であることが、すでにはっきりとしています。学生連合は一貫してこの立場を 維持しています。私たちは全人代の8月31日決議の枠組みを認めませんし、それを対話の 前提とすることにも同意しません。 私たちは対話の席上において、政府に対して、解決策の提示および解決策の市民監査を求 めます。もし政府が解決策を提示できないのであれば、それは民意の軽視であり、市民に 対する愚弄です。私たちは政府自らが作り出した政治問題の解決方法を、徹底して追及す るでしょう。もし政府が誠意を見せないのであれば、私たちは人々と団結して、解決に向 けた情勢を再度切り開くことになるでしょう。 来週火曜日の政府との対話における私たちの立場をここに明らかにします。 1)全人代8月31日決議の枠組みを平等な対話の前提にすることに同意しません。 2)市民候補者の立候補、職能別議席の廃止を目標とします。 3)各地のオキュパイを堅持するよう市民に呼びかけます。 4)火曜日の対話までに、政府は各地のオキュパイの排除や嫌がらせを行うな 5)政府との対話は、さらなる行動の可能性を排除するものではない 香港学生連合会 2014年10月18日

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