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☆ 前回もうちょっとのところまでいって不成立だった、クラウド・ファンディング
の動画字幕プロジェクト。候補の動画を一部、新しいものに差し替えて再挑戦しま
す。貴重な資金源になりますので、ぜひご参加、ご支援ください。
<https://readyfor.jp/projects/DemocracyNowJP2>
https://readyfor.jp/projects/DemocracyNowJP2

また、クラウド・ファンディングの方式がどうも苦手という方は、私たちのサイトに
直接寄付してくださっても大歓迎です。どんな方法でも結構ですので、どうか活動を
支えてください。 → http://democracynow.jp/about/support



☆ 対訳ニュースレター 第81号 

「新たな冷戦の時代 ロシアとウクライナ危機」(2014.4.14放送)

字幕動画はこちら http://democracynow.jp/video/20140417-1



3000人以上の死者を出したウクライナ内戦は9月5日に停戦合意が成立し、散発的な衝
突は続くものの今のところ和平は維持されています。南で「イスラム 国」の脅威が
急速に拡大してくると、とたんにこちらは休戦モードに入ったところは、いかにも代
理戦争らしい展開です。背後に控える欧米陣営とロシア側の手 打ちが成立し、ウク
ライナのEU加盟と自由貿易協定の見送りというのが当面の落としどころのようです
が、事態をここまで悪化させた責任についての双方の主 張は平行線のままで、冷戦
状態に変わりはありません。7月のマレーシア航空機墜落事件をきっかけに、墜落の
真相もうやむやなまま、欧米では全てプーチンが 悪いという大合唱が始まり、それ
までの経緯など吹き飛んでしまいました。ご都合主義のメディアが撒き散らす偏見に
対しては、旧ソ連時代からこの地域の事情 に精通している専門家の声が解毒剤で
す。スティーブン・コーエン教授は、欧米メディアが無視している多くの重要な事実
を指摘ています。 1)ウクライナ危 機の始まりは、ロシアのクリミア編入ではな
く、昨年11月にEUが当時のウクライナ大統領ヤヌコビッチに最後通牒をつきつけ、EU
かロシアかどちらか一方 の選択を迫ったことである。2)その後のヤヌコビッチ大
統領の解任と暫定政権成立はクーデターであり、現在のキエフ政府は正統性に疑問が
あること。3)欧 米はプーチンには自重を求めていながら、NATOの東欧拡大を自制
する様子はなく、堂々と臨戦態勢を発表していること。いったいどちらが緊張をあお
り、軍 事化を進めているのか? そもそもが、NATOの旧ソ連加盟国への拡大が今回
の危機の背景になっていることを忘れてはいけません。東西冷戦終了後の NATOの存
続理由こそが問われるべきでしょう



ニュースレターのお申し込みは、こちらから → 
http://democracynow.jp/newsletter



新着ストリーミング ********************************************

2014/4/4  USAIDは新たなCIA? 反カストロを煽動するSMSサービスを密かに構築

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AP通信の特ダネ記事によって、キューバ「民主化」支援を隠れ蓑にした米国国際開
発庁(USAID)による偽ツイッター作戦が暴露されました。キューバの俗語でハチドリ
の囀り声を指す「スンスネオ」(Zunzuneo)と名付けられた隠密作戦は、銀行の偽装口
座やダミー会社など、国際諜報活動の古典的手法を駆使し、当初は当たり障りのない
生活情報などを提供しつつ個人情報を違法に収集して若年層のネットワークを構築
し、時が熟せば「キューバの春」を演出して社会不安を招き、革命体制転覆へ導くこ
とを究極の目的として始められたものの、2012年半ばには極秘裏に活動を終えたとさ
れています。米大統領府は「議会の承認を得た正規の人道支援だ」と強弁しています
が、中央情報局(CIA)や国家安全保障会議などお馴染みの謀略・国防組織ではなく、
表向き人道目的を掲げた中央官庁が主体となった工作活動は、米国社会に衝撃をもた
らしました。

つづきは、こちらから→ http://democracynow.jp/video/20140404-3

字幕翻訳:斉木裕明 / 校正:中野真紀子

********* DNJ Blog *********************************

編集会議:民衆の気候マーチ Part 1 いまなぜ?

http://democracynow.jp/editorblog/14-10-10-8320

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     今週の お勧めトピックス(英語のみ) 

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○ 米国支援のハイチ独裁者「ベビー・ドック」デュバリエ死去 被害者の正義の追
及は終わらない 2014-1006-1(33)

http://www.democracynow.org/2014/10/6/death_of_baby_doc_duvalier_wont

米国が支援したハイチの独裁者ジャン=クロード・デュバリエ元大統領、通称「ベ
ビー・ドック」が63歳で逝去しました。デュバリエは、1957年以降ハイチを統治した
父親の死を受けて政権を継ぎ、1971年から1986年にかけてハイチを統治しました。ベ
ビー・ドックの死の1か月前、ハイチの裁判所は、デュバリエを国際法の下で人道に
対する罪で訴追する可能性と、また政権下で軍と準軍事組織によって行われた虐待の
責任を問う可能性があるとの判断を下していました。彼の政権下で、多数の刑務所に
拘禁された何百人もの政治犯が非常に残虐な扱いを受けたために死亡しました。ベ
ビー・ドック政権は、独立系新聞社やラジオ局を繰り返し閉鎖しました。ジャーナリ
ストは暴行され、中には拷問を受けたり、投獄されたり、国外退去を強制される者も
いました。彼のこうした人権(侵害)記録にもかかわらず、ベビー・ドクは米国と
親密な関係でした。フランスでの長年の亡命生活の後、デュバリエは2011年にハイチ
へ戻り、ハイチの現大統領ミシェル・マテリの支援者となりました。本日はハイチの
活動家で作家のジャン・サン=ビルとジャーナリストでThe Rainy Season: Haiti
Since Duvalier(『レイニー・シーズン:デュバリエ後のハイチ』)を執筆したエイ
ミー・ウィレンツに話を聞きます。



○「黒人の予言の火」:コーネル・ウエストが革命的なアフリカ系アメリカ人指導者
たちの言葉の遺産について語る

http://www.democracynow.org/2014/10/6/black_prophetic_fire_cornel_west_on

高名な学者、作家で活動家のコーネル・ウエスト博士が彼の新著Black Prophetic
Fire(『黒人の予言の火』)について語ります。同書でウエストは、ドイツ人学者で
思想家のクリスタ・ブシェンドルフと、6人の革命的なアフリカ系アメリカ人指導
者:フレデリック・ダグラス、W・E・B・デュボイス、マーティン・ルーサー・キン
グ・ジュニア牧師、エラ・ベイカー、マルコムX、アイダ・B・ウェルズについて対談
しています。初の黒人大統領が米国を率いているにも関わらず、ウエストは「われわ
れの時代に黒人の予言の火が消えるのを目撃している」のかもしれないと懸念を述
べます。



○ アトゥール・ガワンデ医師:「エボラは極めて高い確率で防止可能」しかしこれ
までの世界的な対応は「情けないもの」

http://www.democracynow.org/2014/10/7/dr_atul_gawande_ebola_is_eminently

シエラレオネは、西アフリカのエボラ出血熱感染拡大へ対処するための、さらなる国
際的援助を求めています。同国は10月4日、4ヶ月以上前に初の感染が認められて以
来、1日の死亡者数としては最大規模の121人の死亡者を記録しました。シエラレオネ
だけで、これまでに少なくとも678人が死亡し、西アフリカ全体の公式死亡者数は
3400人に達しています。オバマ大統領は10月6日、米政府はエボラ感染の疑いがある
人々を発見するための航空機乗客への検査についての更なる規則作りをしていると述
べましたが、西アフリカへの渡航禁止については否定しました。一方、米国内で初め
てエボラ出血熱と診断された患者のトーマス・エリック・ダンカンは、ダラスの病院
で依然、重体の状態です。ダンカンの症例への対処は、米国の病院がいかに米国内の
エボラ感染対処に備えているかに疑問を投げかけています。外科医でベストセラー書
の著者であり、米国で最も影響力のある医療政策執筆者の一人であるといわれるア
トゥール・ガワンデに話を聞きます。「我々の対応は情けないものでした」とガワン
デは言います。「我々は何の実質的な対応もしませんでした。アフリカ大陸外での初
感染者が米国だったことは、向こうで起こっていることは我々にも関係があるという
ことを気付かせる契機になったという点では、よかったことかもしれません。エボラ
は、基本的な公衆衛生対策があれば、極めて高い確率で防止可能な病気です」。



○死を受け入れる:アトゥール・ガワンデ医師 終末医療に失敗している米国医療制
度について

http://www.democracynow.org/2014/10/7/being_mortal_dr_atul_gawande_on

医学の進歩をよそに、人生の最後どう備えるかについて根本的な変革を求める新しい
本が出版されました。Being Mortal: Medicine and What Matters in the End(『死
を受け入れる:医学そして臨終のときに重要なこと』)の中で、医師のアトゥール・
ガワンデは、命を延ばすことに固執することで、死に近づいた患者にとって何が大切
かということがおろそかにされることがある主張しています。「医学によって、われ
われの死という運命についての数世紀にわたる経験や伝統、言説が時代遅れなものと
されてしまいました」と、ガワンデは書いています。「老化と死の経験を正面から見
ることを避けることは、人に与える危害を大きくし、彼らがもっとも必要とする基本
的安らぎを無視することでもあったのです」。ボストンの「ブリガム・アンド・ウィ
メンズ病院」(Brigham and Women’s Hospital)の外科医であるガワンデは、
ニューヨーカー誌の高く評価されているスタッフ・ライターで、ハーバード大学医学
大学院の教授です。Being Mortal(『死を受け入れる』)は、彼のベストセラー『ア
ナタはなぜチェックリストを使わないのか?』に次ぐ、彼の4冊目の本です。



○悪政と悪医療: 反中絶法 テキサス州のほとんどの地域の中絶施設を閉鎖

http://www.democracynow.org/2014/10/8/bad_policy_bad_medicine_anti_choice

本日は テキサス州南部での合法的中絶の最後の砦となったサンアントニオからの放
送です。先週、第5連邦巡回控訴裁判所が、中絶提供者には病院様式の建物が必要だ
という法律の規定を承認したため、この地域では事実上一夜にして中絶へのアクセス
がなくなりました。同州の13のクリニックが閉鎖に追い込まれ、かつては40以上あっ
た中絶施設は8つを残すのみとなったからです。6日、多数の中絶提供機関が最高裁
判所に介入を求める緊急願書を提出しました。問題となっている規制はHB2という法
案の一部で、昨夏、人々のフィリバスター(議事進行の妨害)と、テキサス州上院議
員のウェンディ・デービスの長演説で中断されましたが、その後通過した徹底的な中
絶反対法です。本日は2人のゲストに話を聞きます。ジェフリー・ホンズは南テキサ
ス・プランド・ペアレントフッド(Planned Parenthood)のCEOで、同団体は規制
に適合した新しい施設をサンアントニオに建設中です。もう一人のゲストはリン
ジー・ロドリゲスで、彼女は中絶することが経済的に不可能なテキサスの人々に助成
金を与える「リリス基金」(Lilith Fund)の会長です。





○移民女性と子供たち 営利目的のテキサス移民拘置所での過酷な扱いと性的暴行を
訴える

http://www.democracynow.org/2014/10/8/bad_policy_bad_medicine_anti_choice

サンアントニオから、強制送還を待つ女性と子供達500人以上が留置されている新し
い家族勾留施設について話を聞きます。カーンズ郡住民センターは米国第二の民間刑
務所経営会社GEOグループが運営する営利目的の勾留施設です。この施設に拘置され
ている多くの女性達が、守衛達の性的暴行を訴えています。先週提出された連邦機関
への告訴によると、守衛達が性的行為とひきかえに移民者への援助を約束していると
いうことです。拘留者の多くはホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルなどから
暴力から逃れるため米国にたどり着きました。しかしオバマ政権は、更に多くの移民
が流入しないようにするため彼らを拘留をしていると言います。8月に多くの移民が
到着したため、この施設から釈放された少数の一人、エルサルバドル出身の女性に話
を放送します。彼女は脳腫瘍に犯された7歳の娘と一緒に米国に来ました。2人のゲス
トにも話を聞きます。一人は移民弁護士のハビアー・マルドナで、彼は拘留されてい
る人たちの性的暴行被害と厳しい環境を訴える告訴に関わっています。もう一人のゲ
スト、クリスティナ・パーカーは、「草の根リーダーシップ」(Grassroots
Leadership)の移民プロジェクトのーディネーターであり、、最新報告書、
For-Profit Family Detention: Meet the Private Prison Corporations Making
Millions by Locking Up Refugee Families(「営利目的の家族拘留所:亡命家族を拘
留し巨額を稼ぐ民間刑務所企業の実態」)の共同著者です。



○フラッキングと軍事化に反対 サンアントニオの「エスペランザ平和と公正セン
ター」のキャンペーン 141018-3(5)

http://www.democracynow.org/2014/10/8/san_antonios_esperanza_peace_and_justi
ce

テキサス州サンアントニオのトリニティ大学から放送しています。次はコミュニティ
の集会スペースとしての28周年を迎える「エスペランザ平和と公正センター」
(Esperanza Peace and Justice Center) の所長グラシエラ・サンチェスに話を聞き
ます。このセンターは最近「Frack-aso! イーグルフォードとその周辺採掘のポート
レート」(Frack-aso! Portraits of Extraction in Eagle Ford and Beyond)と題
した、フラッキングに関する展示を開催しました。イーグルフォード頁岩は、この地
域にある大規模なフラッキング・プロジェクトがある場所で、過剰天然ガスを燃焼し
ている炎が夜間、人口衛星からも観察できます。また、地域社会を非武装化するため
の草の根運動についても語ります。



○「イスラム国」がシリア国境の街コバニに前進 米国が直面する「軍事的大失敗」
 141009-1(12)

http://www.democracynow.org/2014/10/9/us_faces_massive_military_failure_as

米軍がイラクで開始しその後シリアに拡大した空爆が始まってから2ヶ月が経ちまし
たが、「イスラム国」(ISIS)は占拠したほとんどの地域を支配し続けています。そ
して今度はトルコとの国境よりほんの6マイルの距離にある、シリアの街コバニを占
領すると脅しています。コバニが「イスラム国」の手に落ちた場合、シリアとトルコ
の国境の半分以上を同グループが支配することになります。「コバニの陥落は軍事的
大失敗の失敗の現われだといえるでしょう」と、インディペンデント紙(The
Independent)の中東担当記者パトリック・コーバーンは言います。「この失敗はシ
リア国内だけではなく、イラクでも同じことがおこっているのです」



○ シーア派民兵組織に同行したイラク人ジャーナリスト 「イスラム国」との戦いと
米の戦略が失敗の運命にある理由を語る 141029-2(19)

http://www.democracynow.org/2014/10/9/iraqi_journalist_who_embedded_with_shi
a

「イスラム国」(ISIS)は米先導の空爆にも関わらず戦力拡大をつづけていますが、
最近バグダッド近郊でスンニ派と戦うシーア派民兵組織に同行したガーディアン紙
(The Guardian)のイラク人ジャーナリスト、ゲイス・アブドゥル=アハードに話を
聞きます。「イラク政府に対する『イスラム国』の戦争は、様々な多数の小規模戦争
の集まりなのです」とアブドゥル=アハードは言います。「それぞれが、イラクの中
央政府に対する不満を抱えているが、『イスラム国』はそれをひとつの傘の下にまと
めてみせた」アブドゥル=アハードは、米国とその同盟国が、「イスラム国」を一枚
岩の組織と見なし戦いを挑めば必ず失敗すると主張します。「更に武器や資金を送り
込んでも、戦争に油をそそぐだけです。イラクのスンニ派との社会契約が必要なので
す」インディペンデント紙(The Independent)の中東担当記者パトリック・コー
バーンにも話を聞きます。コーバーンの新著はThe Jihadis Return: ISIS and the
New Sunni Uprising(『ジハードの復活 ――「イスラム国」と新たなスンニ派の蜂
起』)です。



○『使者を殺せ』CIAとコカイン取引の繋がりを暴露し中傷されたジャーナリスト ゲ
イリー・ウエブを新作映画が再検証 141009-3(19)

http://www.democracynow.org/2014/10/9/kill_the_messenger_resurrects_gary_web
b

ハリウッドの新作映画Kill The Messenger(『使者を殺せ』)は、調査報道界でも最
も激しい中傷を受けたジャーナリストのひとり、ゲイリー・ウエブの物語を描きま
す。ウエブは1996年のサンホセ・マーキュリー・ニュース紙(San Jose Mercury
News)で、Dark Alliance(「暗黒の同盟」)と題された衝撃的な調査報道シリーズ
で、CIAとニカラグアの反政府右派勢力のあいだの、アフリカ系アメリカ人コミュニ
ティを荒廃させるクラック・コカイン取引の繋がりを明かしました。この暴露記事は
反対運動や議会の公聴会にも繋がり、大手メディアの激しい反応は、ウエブの記事n
の信憑性を徹底的に疑うというものでした。ドキュメンタリーShadows of Liberty
(『自由の影で』)より長編クリップを交えつつ、ウエブが同記事シリーズを発表す
る前にアドバイスをした、ベテラン調査報道記者ロバート・パリーに話を聞きなが
ら、ウエブの物語を再検証します。



○パキスタンの教育活動家マララ・ユスフザイ 史上最年少でノーベル平和賞受賞者
に

http://www.democracynow.org/2014/10/10/pakistani_education_activist_malala_y
ousafzai_becomes

パキスタンの教育アクティビストのマララ・ユスフザイと、子供の権利を求めて活動
するインドのアクティビスト カイラシュ・サティアティの二人が共同でノーベル平
和賞受賞者に選ばれました。17歳のユスフザイは史上最年少のノーベル賞受賞者で
す。ユスフザイは、2012年にスクールバスに乗り込んで来たタリバン戦闘員に頭部を
銃撃されましたが、一命を取りとめ、女子が学校教育を受ける権利を求める闘いを続
けました。60歳のサティアティは、長年にわたり、児童奴隷と児童労働者の搾取に反
対する国際的な運動で指導的役割を果たしてきました。ノーベル賞委員会は、声明文
の中で「ヒンドゥ教徒とムスリム、インド人とパキスタン人が教育を擁護し過激な動
きに反対する共通の闘いに参加していることの重要性を考慮した」と述べました。
2013年7月12日の16歳の誕生日に、ユスフザイは国連に出席し、手術後初のスピーチ
を行ない、女子教育を求める自分の声を沈黙させようとするタリバンの努力に屈する
ことはないと述べました。このイベントを期に、国連は、7月12日を「マララ・
デー」と名付けました。番組では、その時の演説の一部を放送します。「無学、貧
困、テロリズムに反対し、栄えある闘いを始めましょう。本とペンを手に取りましょ
う。それ以上に強力な武器はありません。1人の子供、1人の教師、1冊の本、1本
のペンが世界を変える。教育が唯一の解決策なのです」とユスフザイは、訴えていま
す。



○ファーガソンの10月:マイケル・ブラウン殺害の正義な裁きを求め全国的な結集を
訴える活動家たち

http://www.democracynow.org/2014/10/10/ferguson_october_activists_call_for_n
ationwide

ミズーリ州セントルイスで、武器を保持していないティーンエージャーを警察が射殺
した事件に抗議するデモは、2日目の夜を迎えました。一方、週末には、2カ月前に近
郊のファーガソンで起きた警察によるマイケル・ブラウンの殺害に対する全国的な行
動が予定されています。このイベントの主催者たちは、ブラウンの家族に参加を呼び
かけています。このイベントには、大衆のデモと市民的不服従行動が計画されてお
り、コーネル・ウェストと俳優のハリー・ベラフォンテも出席の予定です。地元の活
動家たちも参加します。地元の活動家たちは、マイケル・ブラウンを殺害した警官
ダレン・ウィルソンの逮捕、事件担当として特別検察官を任命すること、ファーガソ
ン警察署長 トーマス・ジャクソンの解雇を要求しています。事件当初から抗議に関
わってきたオーガナイザー3人に話を聞きます。テフ・ポーは、セントルイスのラッ
パーで活動家です。トーリー・ラッセルは、ハンズ・アップ・ユナイテッド(Hands
Up United)のオーガナイザーの一人です。アシュリー・イエイツは、ミレニアル・
アクティビスト・ユナイテッド(Millennial Activists United)のオーガナイザー
です。「体制に向けたメッセージは、我々はやめない。何度でも戻ってくるというこ
とだ」とポーは言います。



○デトロイト市 数千人の住民に水道供給を停止で「人道的危機」に直面

http://www.democracynow.org/2014/10/10/detroit_faces_humanitarian_crisis_as_
city

ミシガン州デトロイトから放送しています。この「五大湖の州」は、米国で最も長い
淡水の沿岸線をもつ州のひとつです。ところが州民たちは、水を手頃な値段で使えな
くなるのではないかという懸念を募らせています。デトロイト市の破算を監督する判
事の一人が最近、市当局は水道料金を滞納する住民への水道供給停止を継続して良い
という裁決を下したからです。この採決に先立ち、判事は水へのアクセスは「強制力
のある権利」ではないとの判断を示していました。市は数カ月前に数千戸に対する水
道サービスの停止を開始し、住民や国連からの抗議を引き起こしました。報道によれ
ば現在、デトロイトでは1日に350から400件の水道サービス停止が実施されていま
す。同市の貧困率は約4割にのぼりますが、過去10年間で水道料金は119%、値上がり
しました。住民の大半は、アフリカ系アメリカ人で、水道遮断の影響を被る人たちの
3分の2は、子供のいる家族です。水道を使えなくなった住民の弁護団の主任 アリ
ス・ジェニングスに話を聞きます。「ここで起こっているのは、人道的危機以外の何
ものでもありません。トラックが軍隊式に町並みの片方の端から作業を始め、もう一
方jの端まで来た時には、住宅の半分が水道サービスを遮断されているのです」と
ジェニングスは語ります。



○「長い旅路が終わろうとしている」 デトロイトの伝説的なアクティビスト グ
レース・リー・ボッグズがホスピスに

http://www.democracynow.org/2014/10/10/i_am_coming_to_the_end

ミシガン州デトロイトからの放送です。グレース・リー・ボッグズの近況をお届けし
ます。デトロイト在の99歳のアクティビストで著作家、哲学者で、米国における正義
を求める闘いの伝説的人物とみなされています。ボッグズは、生涯を通して、公民
権、女性の権利、労働者の権利など、20世紀の主要な社会運動のすべてに参加し、何
世代にもわたり地元のアクティビストに影響を与えてきました。1994年には、「人種
と世代を超えた共同体」であるデトロイト・サマー(Detroit Summer)を共同で創設
しました。デトロイト・サマーは、活動家の訓練の場として機能し、毎年全米各地か
ら若者をひきつけています。ボッグズは、先月、転倒して以来、ほとんど寝たきり状
態になり、デトロイトの自宅でホスピスケアを受けています。最近、自分のウェブサ
イトに「長い旅路が終わろうとしています。第2次対戦の開始と共に70年前に始まっ
た旅路です」というステートメントを投稿しました。 番組では2011年に行ったボッ
グズとのインタビューの一部を放送し、長年の友人で、現在、ボッグズのケアにあ
たっている2人の友人の1人であるアリス・ジェニングスに話を聞きます。

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