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LNJ Logo 牧子嘉丸のショート・ワールド第15回〜紅白イロハ歌合戦
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    第15回 2014年12月30日

紅白イロハ歌合戦


        *マンガ=壱花花

―こんばんは。恒例の年越しイロハかるた会です。といってもはじめてなんですが。今年あったいろいろな出来事や世相をイロハ歌に読み込んで,この一年をふりかえろうという趣向です。私は白組のいろは亭軽太です。紅組はアン花子さん。点者には革命的川柳人乱鬼龍さんの自称お弟子乱丸さんをお招きしています。乱丸さん、どうぞよろしく。

乱丸―こちらこそ。ではさっそくいきましょうか。まず紅組花子さんから。最初はイです。

花子―ハイ、じゃいきます。「犬も歩けばお尻刺される」

乱丸―盲導犬のニュースがありましたね。犬も大変な時代だな。棒に当たるぐらいにしといてほしいね、まったく。では次はロです。白組軽太さん。

軽太―「老婆は一日にしてならず」どうでしょう。

乱丸―駄洒落だよ。それにどっかで聞いたことあるよ。

軽太―はい。パクリました。すみません。

乱丸―のっけからしようがないな。せめて、「老害よ、さらば。爺(じい)世代の党」ぐらいにしてよ。では次はハ。

花子―「廃炉に怯える原子力村の亡者ども」ちょっとお化けカルタっぽいかしら。

乱丸―いや、いいよ。それにしても、はやく消えて欲しいな、この我利我利亡者たちにも。

軽太―じゃ、ニですね。いきます。「ニッポンよい国、スゴイ国、世界でイチバン隠す国」

乱丸―ようやく世相が入ったね。昔、治安維持法、いま秘密保護法で、どっちも戦争への道だよね。ではホ。

花子―「ホントかな、この道しかないの、行き先は」

乱丸―アホノミクスの行き先が地獄の三丁目だった、みたいなことにならないでほしいもんだ。では、ヘです。隣に囲いができたよ、へーなんて、だめだよ。軽太さん。

軽太―とんでもない。「ヘイトよりデイトしましょう、大久保で」いいでしょう。ねえ、花子さん。これ終わったらふたりで焼き肉行かない。その後は、フフフ、、。

乱丸―コラッ。マジメにやりなさい。それになんでわしも誘わないんじゃ。次ッ!

花子―トですね。「トチカさん、大ごしさんより絶対イイ」

乱丸―やや仲間ぼめのきらいはあるが、やっぱり言えてるよね。だんだん上手になってきたし、アホな会長に尻尾振らなくていいもんね。次はチ。

軽太―「地方創生担当相とは、オレのことかと石場いい」

乱丸―なるほど。最近あの顔見なくなったね。別に見たくないけど。では、リ。

花子―「理屈と公約はどこへでもつく」

乱丸―膏薬ならまだしも、国民だましの選挙公約をならべて、議席を奪ったよね。あの自公の奴ら。何が軽減税率だ。「ケイゲンデーリツでデージンとったぞ、雪の下駄」め。

軽太―お見事。今度はヌですね。「ぬるま湯につかってやけどする日本人」どうでしょう。

乱丸―だんだんぬるま湯でもなくなってきたけどね。「ぬるま湯につかって溺れる日本人」というのはどうかな。いい加減目を覚ませよ、と言いたくなるね。ではルです。

花子―「ルールなき企業栄えて、民滅ぶ」和ダニやユニ黒みたいなブラック企業で働くみんなのためにも何とかしなくちゃ。がんばれ吉良さん。ついでに結婚おめでとう。

乱丸―ほんと、そうだね。では、最後にヲです。

軽太―「終わりよければすべてよし。アベの終わりはもっとよし。もうじきお前なんぞとは、屁のようにさよヲナラだ」

花子―私も。「オサラバよ。この戦争狂のろくでなし」

乱丸―「ゆく河のながれにうかぶうたかたは、かつ消え、かつむすびて、ひさしくとどまりたるためしなし」のたとえどおり、人民の大義に背くゴミのような輩は歴史に長くとどまったためしなしじゃ。来年こそ人民の力を総結集してアベを倒そう。

軽太―師匠。それはもっともなんですが、イロハ歌になってないんですよ。人にさんざん言っときながら。ね、花子ちゃん。

乱丸―おっと失礼つかまつり候だ。じゃこれでどうかな。 「おいとまの時間となりぬかるた会」では、このへんで。

軽太―さすが。で、花ちゃん、行こうよ、焼き肉。

乱丸―こらっ。わしも連れてけ。

花子―みんなで仲良く行きましょう。元気出してがんばらなきゃ、ね。


Created by staff01. Last modified on 2014-12-30 12:46:21 Copyright: Default

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