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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>    2013.7.5
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】催し物のご案内
 
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 【1】注目の記事

■アベノミクスの化けの皮

アベノミクスの化けの皮が剥がれつつある。一定の株高は続いているが、円相場は「異次元の金融緩和」(4月4日)以前の水準に戻りつつある。一方で実体経済は上向かず、長期金利が上昇。シナリオに狂いが生じてきた。安倍内閣高支持率のまま参議院選挙が始まったが、消費増税などが決まれば給与所得は増えず、貯蓄ゼロ家庭が増えている中、家計に大きな負担がのしかかってくる。

●円安と消費増税などが家計を直撃
逆に飛び始めた「三本の矢」
片岡 伸行


●投資よりも借金の返済を
暮らしはまだデフレ対策で
荻原 博子

アベノミクスの肝心要である成長戦略がぱっとしない。
成長分野になりうる再生可能エネルギーに、本腰を入れて取り組む姿勢も見られない──。
将来に不透明感がただようなか、私たちはどのように暮らしを立て直したらいいのか。


●老朽化対策と両立する財源はどこに?
「国土強靱化」を進める無謀
まさの あつこ

アベノミクスで浮かれていても、二〇六〇年には日本の人口が現在より三二%減って
八六七四万人となるという予測を、われわれは真摯に受け止める必要がある。
未来世代のために、今やらなければならないことは何か?


●徹底反論
二階俊博・自民党国土強靱化総合調査会会長に聞く

バラマキ批判は程度が低い
災害被害を少しでも
減らすのが人としての道だ


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 【2】編集長コラム

編集長後記

 将来、地球の人口が爆発的に増加すると考え、人類は「宇宙移住計画」を実施し宇宙植民地へ移住していった──という物語がガンダム始めSFに組み込まれるのは常套だったが、今の日本では別の意味でフィクションになった。宇宙移住よりも人口増加がフィクションになったからだ。


「人口推計」などによれば、今一億二八〇〇万人ほどの人口は、二〇六〇年には八六七四万人ほどになる。そのうち六五歳以上は三四六〇万人ほどを占める予定だ(米国は一・五倍に増加する試算)。


 その一方、都市部では地方からも流入した「団塊の世代」らが後期高齢者になる二〇二五年から病床も老人ホームが急激に不足し、受け入れ先がないまま溢れ出すとされる。そのため厚労省は在宅医療などに必死に力を入れている。


 それでも最近は定住外国人に差別的な発言が目立ってきている。日本から優秀な人材が流出するということは、優秀な外国人が日本に来たくないという意味でもあろう。その原因は経済的な面ばかりではないはずだ。 (平井康嗣)



(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/

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 【3】951号予告

あなたの投票先
そこでいいですか?

「金曜日版」ボートマッチで今すぐチェックを!

政党・候補者選び、どう変わるか 市川裕康
私たちは、なぜ一1票を投じるのだろう 吉田徹
その一票の先にはこんな暮らしが

参院選”後”の見すえる「人への投資」を 湯浅誠

新 わたしと憲法 鳩山由紀夫

エジプトでなぜデモが起きたのか

震災犠牲者取りちがいはなぜ起きた(下) 柳原三佳

恫喝された保険医は自死を選んだ 


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 【4】近刊のご案内

★貧困なる精神25集
石原慎太郎の『狂った果実』
本多勝一著、1365円 、B6判 並製 192ページ
ISBN978-4-906605-90-3
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2881

長年にわたり批判してきた石原慎太郎氏を、あらためて断罪。
同じ「日本維新の会」共同代表・橋下徹大阪市長を批判した最新論考も収録。
体制・権力のチェック機能を失い、政権党広報になり下がっている新聞の
体質を批判しつつ、あるべきジャーナリズムを模索する。
闘うジャーナリストはいまだ健在!

【主な内容】
石原慎太郎氏への公開質問状/「ウソつき」と「卑劣な小心者」とを/
『狂った果実』の延長上の人生/ドはずれている橋下大阪市長の認識/
柴田鉄治氏との対談/靖国神社法案に反対する/「戦争」と「侵略」はやはり区別しよう/
ジャーナリズムの基本を堅持する『週刊金曜日』/『朝日新聞』は本当に「変わった」のか?/
「侵略」と明記する『しんぶん赤旗』/調査報道──事実は現場でこそ見えてくる ほか


★『無名人のひとりごと』
永 六輔著、1575円、四六判フランス装 288ページ
ISBN978-4-906605-89─7
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2721

これぞ元祖つぶやき

ここに、46年前から「つぶやき」をしていた男がいた!
テレビやラジオの世界で最先端にいながら、揺るがぬ批判精神、機知に富んだ風刺、自虐ネタの数々……読みはじめたら止まらない、つぶやきの集大成。

野坂昭如氏いうところの「これは一つの文学である」 1967年、46年前の原点「芸人その世界」も巻末に抄録。小沢昭一、渥美清、淀川長治、黒柳徹子……そして無名の人々の「ひとりごと」にいまこそ耳を傾けてみたい。

浅賀行雄画伯のイラストレーション45点も一挙掲載!

高齢者たちよ、 イカレ、オコレ、そして笑ってしまえ
オヤジとか、おばさんとか呼ばれてしまう、すべてのひとたちに
いまこそ元気印のビタミン剤を!

<目次より>
まえがき  老いしい生活
その1   ジジのつぶやき      後期高齢者から前期高齢者へ
その2   テレビよテレビ嗚呼テレビ 有名人と無名人
その3   政治アンポンタン 国という境界線
その4   社会・芸能ひとりごと   ものづくりと芸能
その5   東日本大震災       ひさしさんと「ガンバレ東北」
特別付録 「芸人その世界」アンソロジー 『話の特集』1967〜69年



★『悪名正機 アウトサイダー十三人の話』
高須基仁著、定価1365円(税込)、A5判並製 180頁
ISBN978−4−906605−88−0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2648

全員、嫌われ者。だから、面白いんだ。
嘗て「ヘアヌード写真集の仕掛人」とも言われた高須基仁。彼の交際範囲は広く、芸能人、レスラー、ボクサー、宗教家、左右の活動家、作家、漫画家、映画監督、AV女優、政治家など、枚挙にいとまない。

著者厳選の、一般メディアには登場しない人物との対話集。

〔13人のアウトサーダーたち〕
前田日明(「RINGS」CEO) 在日コリアンから帰化、いま「国」への思いを語る
朝堂院大覚(武道総本庁総裁) 朝青龍暴行疑惑、亀田問題、「怪人」が語った歴史の裏側
斎藤智恵子(浅草ロック座会長) 「浅草の女帝」の生き様と女の矜持
石井和義(K-1元プロデューサー) 出所から2年、総合格闘技ブームの火付け役が思うこと
柳美里(作家) 分断された朝鮮への思いと家族へのこだわり
川崎タツキ(元プロボクサー) 少年院、暴力団、薬物依存地獄を乗り越えたボクサー
戸川昌子(シャンソン歌手・小説家) 地獄をみてきた人間の強さ
杉浦和男(地下格闘技・KRUNCH創設者) 本物の“不良”の図太さとは
山本直樹(漫画家) 言葉の暴走の先に描くもの
ルミカ(シンガー) いじめをなくしたい──歌で広げた絆
秋田一恵(弁護士) 徹底的に被告に寄り添う
ごとう和(漫画家) 『6番めの虹』で原発事故を描く
黒岩安紀子(歌手・故団鬼六夫人) 左翼も右翼も泣かす歌い手



★70年代 〜 若者が「若者」だった時代
週刊金曜日編、 定価:1890円、四六判並製・400ページ
ISBN: 978-4-906605-87-3
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2633

何かが終わり、そしてその後に何かが始まった──。
政治の熱い季節が過ぎ去った後に迎えた七〇年代を語るとき、私たちは往々にしてこのように表現しがちだ。だが実際にそこで何が目撃されて何が語られ、いかなる理念が生みだされてきたのだろうか。

現在までも明確な総括をなし終えぬまま、人々はこの時代が残した多すぎてかつ大きすぎるさまざまな残影を引きずり続けて、二一世紀の二度目の一〇年代を迎えている。

いま、「回答」という名の終着地がない思索の果てしない海路へ、読者を誘う。懐古に留まらない、現在と未来をも洞察する手がかりを求めながら……。本誌好評連載「70年代の光と影」の単行本化。

《目次》
まえがき
座談会 平熱が高かった70年代、そしていま
     雨宮処凛 中山千夏 平井玄   司会/北村肇

1 阿久悠、社会現象を創った男「歌は世につれ」ではなく「世が俺の歌につれ」たのだ 1970 鈴木 耕
2 田中美津と榎美沙子 ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する 1970 田中 優子
3 検定官を萎縮させた家永三郎三二年の教科書訴訟 1970 高嶋 伸欣
4 現代人の「まつり」に爆発させた岡本太郎の意志と野望 1970 北村 肇
5 ちばてつや「あしたのジョー」が渡った“1970年”という橋 1970 田沢竜次
6 三島由紀夫と高橋和巳 学ぶべきものはすべて この二人に学んだ 1970〜71 鈴木 邦男
7 ニクソンショックがドルの大幅下落とマネー経済病を生んだ 1971 山田 厚史
8 日活ロマンポルノ 日本映画低迷期に吹いた新しい風 1971 寺脇 研
9 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶 1971 成澤 宗男
10 保革伯仲時代ゆえに司法の右旋回を狙った青法協攻撃 1971 宇都宮 健児
11 戦争責任問題を浮上させた昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」 1971〜75 天野 恵一
12 連合赤軍事件 社会への回路が閉じられて「生きづらさ」につながった 1972 雨宮 処凛
13 届かなかった建議書 沖縄不在の「復帰」に、異を唱えた屋良朝苗 1972 平良 亀之助
14 稀代の金権政治家田中角栄と越山会に挑んだ「たった一人の闘い」 1972 桜井 善作
15 『神田川』と過ぎ去った季節の追憶 1973 成澤 宗男
16 水俣病 1973
17 セブン−イレブンから始まった利便性の果てに 1974 斎藤 貴男
18 『笑い』の毒で右も左もぶっ飛ばすつかこうへい演劇の衝撃 1974 横内 謙介
19 ファシズムに対抗する「共創協定」を仲介した国民作家・松本清張 1974 辻井 喬
20 “狼”大道寺将司と東アジア反日武装戦線 償いきれぬ償い 1974 宇賀神 寿一
21 時代を疾走した青春のべ平連と訪れた「解放」の日 1975 吉岡 忍
22 「人間解放」をめぐる交錯テクノロジーと想像力に揺れた村上龍と村上春樹 1976/79 池田雄一
23 山田太一「岸辺のアルバム」と崩壊家庭を立て直そうとする者 1977 佐高 信
24 蜷川・美濃部・黒田 革新自治体と「TOKYO作戦」 1978〜79 村上 恭介

1970年代の出来事(年表)



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 【5】催し物のご案内


★【緊急集会】
自民党憲法改正草案 徹底批判
知らなかったじゃすまされない
講演:落合恵子/宇都宮健児/伊藤千尋
対談:雨宮処凛×北村肇

日時:7月11日(木)18時半〜20時半(開場18時)
場所:東京・文京区民センター2A
  (地下鉄「春日駅」すぐ)
参加費:500円
問合せ:03−3221−8521(週刊金曜日)

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