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    <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>    2012.10.12
_________________________________________________________『週刊金曜日』

■70年代〜若者が「若者」だった時代
週刊金曜日 編
定価1890円(税込) 

何かが終わり、そしてその後に何かが始まった──。
政治の熱い季節が過ぎ去った後に迎えた七〇年代を語るとき、私たちは往々にしてこのように表現しがちだ。
だが実際にそこで何が目撃されて何が語られ、いかなる理念が生みだされてきたのだろうか。
現在までも明確な総括をなし終えぬまま、人々はこの時代が残した多すぎてかつ大きすぎるさまざまな残影を引きずり続けて、二一世紀の二度目の一〇年代を迎えている。
いま、「回答」という名の終着地がない思索の果てしない海路へ、読者を誘う。
懐古に留まらない、現在と未来をも洞察する手がかりを求めながら……。
本誌好評連載「70年代の光と影」の単行本化。
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<http://www.kinyobi.co.jp/>

       週刊金曜日 Twitterでも情報発信中です
         http://twitter.com/syukan_kinyobi

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内

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 【1】注目の記事

■誰のための除染なのか


東京電力福島第一原発事故から1年半。いまだ約16万人の福島県民が県内外への避難を余儀なくされている。減少した公共事業に代わって大手ゼネコンは除染利権に群がっているが、被災者からは除染一辺倒の「復興」に疑問の声が上がる。除染以外の選択肢も追求すべきではないのか。


●飯舘村 南相馬市ルポ
 「除染よりも移住費用を」
 国と行政に届かない被災者の声
 星 徹


●飯舘村のモニタリングポストの値は低すぎる
 小林 晃


筆者たちが行なった飯舘村内の放射能測定で、政府が設置したモニタリングポストに表示される数値は、実測値よりも低いことがわかった。ポストを目安にすると、住民の推定年間被曝線量が低くなってしまう危険性がある。


●「除染したから安全」はウソだった
 ホットスポットが消えない郡山市の学校
 成澤 宗男


郡山市の公立小中学校が、深刻な放射能汚染にさらされている。市側は「学校がもっとも安全な場所」と言うが、現実の数値は、危険領域にあることを教えている。


●福島県人でなくとも東電に賠償請求を
 個人で実施した除染費用の支払いを認めさせたKさん
 片岡 伸行


放射能被害の損害賠償請求について、東電はホームページで受付や合意件数を紹介しているが、福島県外の人の除染をめぐる賠償請求件数はおろか、都道府県別の請求件数も「プライバシー」という不可解な理由で開示していない。ならば、具体的な事例を紹介しよう。


●除染予算1兆円規模もし避難者に配分したら
 1人当たり980万円の移住費を支給してもおつり
 本誌編集部

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 【2】編集長コラム

 かつて、あくどい広告代理店は、「テレビCMに効果がないじゃないか」と広告主に不満を言われると、「ですよね。それは広告が足りないからです。もっと打たなければ効きませんよ」と広告主をそそのかし、カネをひっぱったとか。

 九月末、都内で開かれた環境放射能汚染除染・廃棄物処理国際展をみてきた。
 業界向けの展示会だ。展示物に群がる背広姿は、熱心に説明をし、にこやかである。
 その中には原発をつくっては儲け、原発が事故っては儲けようとしている企業もいる。
 
 原発をつくることも、事故処理も法に権威づけられた国策だ。兆円レベルの予算もつく。"除染バブル"到来だ。

 JR福島駅の近くにも「除染情報プラザ」までできた。
 これから何年も除染が必要になることを示唆している。
 除染しても効果のない土地もあるけれど、でも大丈夫だ。
 効果がでなければ、お金をかけてもっと除染をやればいい──。

 以上を「鳴かぬなら 別のを買えばいいじゃないですか ホトトギス」の法則とでも名付けようか。
(平井康嗣)

(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/

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 【3】次号 10月19日号(916号)予告

特集 
新聞、テレビ、ラジオは何をしようとしているのか
原発報道の正体

朝日新聞、NHK、文化放送、電通、フリーランスほか

二大インタビュー 映画監督が語る「ニッポンの病い」 
園 子温  原発に沈黙する"羊たち"
想田和弘 芸術を蔑ろにする橋下的なもの


首長・元首長対談
保坂展人世田谷区長×上原公子元国立市長

大震災から一年半の宮城県・石巻市場
水産業の復興を妨げるものは何か 高成田亨

写真家・南条直子が向き合った世界
日雇い労働者の街「山谷」を撮り続けた女性 織田忍

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 【4】近刊のご案内
★70年代 〜 若者が「若者」だった時代
週刊金曜日 編

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2633


何かが終わり、そしてその後に何かが始まった──。
政治の熱い季節が過ぎ去った後に迎えた七〇年代を語るとき、私たちは往々にしてこのように表現しがちだ。
だが実際にそこで何が目撃されて何が語られ、いかなる理念が生みだされてきたのだろうか。
現在までも明確な総括をなし終えぬまま、人々はこの時代が残した多すぎてかつ大きすぎるさまざまな残影を引きずり続けて、二一世紀の二度目の一〇年代を迎えている。
いま、「回答」という名の終着地がない思索の果てしない海路へ、読者を誘う。
懐古に留まらない、現在と未来をも洞察する手がかりを求めながら……。
本誌好評連載「70年代の光と影」の単行本化。

《目次》
まえがき
座談会 平熱が高かった70年代、そしていま
     雨宮処凛 中山千夏 平井玄   司会/北村肇

1 阿久悠、社会現象を創った男「歌は世につれ」ではなく「世が俺の歌につれ」たのだ 1970 鈴木 耕
2 田中美津と榎美沙子 ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する 1970 田中 優子
3 検定官を萎縮させた家永三郎三二年の教科書訴訟 1970 高嶋 伸欣
4 現代人の「まつり」に爆発させた岡本太郎の意志と野望 1970 北村 肇
5 ちばてつや「あしたのジョー」が渡った“1970年”という橋 1970 田沢竜次
6 三島由紀夫と高橋和巳 学ぶべきものはすべて この二人に学んだ 1970〜71 鈴木 邦男
7 ニクソンショックがドルの大幅下落とマネー経済病を生んだ 1971 山田 厚史
8 日活ロマンポルノ 日本映画低迷期に吹いた新しい風 1971 寺脇 研
9 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶 1971 成澤 宗男
10 保革伯仲時代ゆえに司法の右旋回を狙った青法協攻撃 1971 宇都宮 健児
11 戦争責任問題を浮上させた昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」 1971〜75 天野 恵一
12 連合赤軍事件 社会への回路が閉じられて「生きづらさ」につながった 1972 雨宮 処凛
13 届かなかった建議書 沖縄不在の「復帰」に、異を唱えた屋良朝苗 1972 平良 亀之助
14 稀代の金権政治家田中角栄と越山会に挑んだ「たった一人の闘い」 1972 桜井 善作
15 『神田川』と過ぎ去った季節の追憶 1973 成澤 宗男
16 水俣病 1973
17 セブン−イレブンから始まった利便性の果てに 1974 斎藤 貴男
18 『笑い』の毒で右も左もぶっ飛ばすつかこうへい演劇の衝撃 1974 横内 謙介
19 ファシズムに対抗する「共創協定」を仲介した国民作家・松本清張 1974 辻井 喬
20 “狼”大道寺将司と東アジア反日武装戦線 償いきれぬ償い 1974 宇賀神 寿一
21 時代を疾走した青春のべ平連と訪れた「解放」の日 1975 吉岡 忍
22 「人間解放」をめぐる交錯テクノロジーと想像力に揺れた村上龍と村上春樹 1976/79 池田雄一
23 山田太一「岸辺のアルバム」と崩壊家庭を立て直そうとする者 1977 佐高 信
24 蜷川・美濃部・黒田 革新自治体と「TOKYO作戦」 1978〜79 村上 恭介

1970年代の出来事(年表)

★飲水思源
メディアの仕掛人(プロデューサー)、徳間康快
濁々併せ呑む夢の大プロデュサー

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2615


徳間書店創業者で、宮崎アニメを世に送り出し、芸能、音楽、出版、新聞……それぞれのエンターテインメントを一流に育て上げた徳間康快の絶対値の大きさを人物評伝の名手佐高信が描く。本誌好評連載の単行本化。


★『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」

 http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=2163

「脱原発」のデモや集会が全国に広がっています。毎週金曜日に行なわれる首相官邸前デモは10万人の規模になり、「7・16」の代々木公園には17万人の人々が集まりました。
 目立つのは、政党や組合の動員ではなくツイッターなどの呼びかけで集まった人々の姿です。子ども連れの若いカップルもたくさんいます。こうした新しい動きに「革命」との評価も出てきています。
 本増刊号はカラー32ページ。「路上からの革命」を写真中心の企画でまとめました。官邸前デモ、「7・16」の空撮を始め、全国のデモの様子も網羅しています。また一般募集した写真を数多く掲載しました。「歴史的事件」を市民の方々とともに残したかったからです。ぜひ、お手にとってください。

<おもな内容>
首相官邸前抗議行動/さようなら原発17万人集会/国会大包囲/首相へ直接要求・勧告行動/大飯原発を停止せよ!/全国へ、世界へ路上からの革命のうねり

二重のアセンブリ       柄谷行人
関電のウソ          広瀬隆
アクションの先にあるもの   <鼎談>雨宮処凛/鎌田慧/ミサオ・レッドウルフ
福島の人達のいま       畠山理仁
市民主義の成立(再録)    久野収

この増刊号は書店のみの発売になります。定期購読には含まれませんので、定期読者の方はぜひ書店でお求め下さい。
*「ブックサービス」に電話(0120−29−9625)かWEBサイト(http://www.bookservice.jp/)から注文できます。
*音訳版もあります。

★新 買ってはいけない(9)

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2602

ノンシリコンシャンプー、インドメタシン、ウコン、マッコリ、洗口薬品、ヒート系衣料、ほか話題の商品を徹底検証する。その効力・添加物・合成化学物質・原材料に疑問を呈し、製造元、商品名を明記。著者独自の「買ってもいい」商品を紹介。食卓で放射能を減らす知恵も必見。

★暴走するバイオテクノロジー

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2542

科学は人類を裏切るのか──
二メートルの人造巨大鮭、死んだペットが蘇るクローン動物、そしてサイボー
グ人間……。
これらはSF世界の話しではない。研究者のつくった実験室で生まれた、ある
いは生まれようとしているのだ。確かに

、人間は「神」の力を手にしつつある。だが、こうした「生命操作」は〈想定
外〉の危険、恐怖をはらむ。本書はその

驚愕の実態を抉る。

★税金は金持ちから取れ
 富裕税を導入すれば、消費税はいらない

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2530

個人金融資産1400兆円、企業の内部留保は300兆円、「相続税」の事実上
の税率は二%以下、実質的に世界一高

い日本の消費税、なぜ庶民の税負担率はトヨタ自動車の社長より高いのか?数
多くのデータをもとに、この時世でも急

増する億万長者をめぐる実態を元大蔵官僚が暴く!

★本当に怖い電磁波の話
 身を守るにはどうする?

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2513

2011年6月、世界保健機関(WHO)が携帯電話から出る電磁波について
「発がん性の可能性あり」という評価結果を下した。IH調理器、スカイツリ
ー、盗難防止ゲート、携帯基地局……電磁波の恐怖はケータイやスマホだけで
はない。

★新版 のんではいけない薬
必要な薬と不要な薬

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2478

のんでからでも遅くない、治療者必読の書!
薬害と闘い続けた医師が医薬業界の間違った常識を打ち破る。
医師でNPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチエック)理事長である著者
がさまざまな薬の危険度と効用を分析・解説する。

★刑事告発 東京電力
 ルポ福島原発事故

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2454

私たちは被曝してから一年が過ぎた──
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記し
たルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を追及。田原総一朗
氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って25年以上の著者にしか書け
ない「真実」。


★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2365

尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶ
べきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!

★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2322

100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、時代の風潮を変える検察の
“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

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 【5】イベントのご案内

★教科書・市民フォーラム6周年 総会&記念講演会
一万円札からの福沢諭吉の引退を考え始めませんか?
日時:10月13日(土)14時(開場13時50分)
場所:かながわ県民センター305号室
   (横浜駅西口5分)
講師:安川寿之輔(名古屋大学名誉教授)
参加費:500円
主催:教科書・市民フォーラム
問合せ:090−6021−0429

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