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たんぽぽ舎です。【TMM:No1604】
2012年10月10日(水)地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします
                             転送歓迎
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★1.10月5日、官邸前抗議の内容:全国から集う人々が多様な鋭い発言
  「原発は破滅未来のエネルギー」双葉町の大沼勇治さん
  「原発は核廃棄物製造工場」岩手県から来た男性、ほか (斎藤なぎさ)
★2.新聞・雑誌から
  ◇脱原発へ『文学者の会』 加賀乙彦さんら9日発足 (10月7日東京新聞)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇10月26日(金)14時〜、衆議院第一議員会館
   女が変える!政治も暮しも原発も!第5回 女たちの一票一揆
★4.<テント日誌10/3(水)―経産省前テントひろば389日目>
   一気に肌寒い日になり半袖姿で大失敗(M/O)
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◆10/12(金)「大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」第27回
 日 時:10/12(金)18:00〜20:00 予定
 場 所:首相官邸前および永田町・霞が関一帯
 呼びかけ:首都圏反原発連合 http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1424

◆10/12(金)たんぽぽ舎のボランティアにご協力ください。
 当日、13:00〜15:30にたんぽぽ舎へ集まり、ビラ折りをして、マイク、
 横断幕を持ち、たんぽぽ舎を16:00頃出発、経産省前テントひろばに寄り
 合流(17時前後)して、首相官邸・国会議事堂正門へ向かいます。
 ボランティア可能な方はご連絡いただけると助かります。
 電話 たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
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┗■1.10月5日、官邸前抗議の内容:全国から集う人々が多様な鋭い発言
 │  「原発は破滅未来のエネルギー」双葉町の大沼勇治さん
 │  「原発は核廃棄物製造工場」岩手県から来た男性、ほか
 └──── (斎藤なぎさ たんぽぽ舎ボランティア)

 暑さがやわらぎ気候が良くなってきたせいだろうか、この日の官邸前は一段と
活気にあふれ、スピーチに込められた怒りが炸裂していた。無表情に職務をこな
す警官たちは、毎回なまの訴えを聞く機会に恵まれており、デモに無関心な人に
比べれば、否応なしに情報通になっているのではないかと想像する。
 まずは福島の女性が「放射能の恐ろしさを日本中の友人に伝えて」と訴えた。
福島集団疎開裁判の柳原敏夫弁護士が「来月15日は、国連人権問題の調査員が来
日し、福島の子供達を調査し、勧告を出す予定である」と話す。福島の子供達の
健康を第一に考えず、早急に避難させることをしないこの国を心底恥ずかしいと
思う。
 滋賀県の漁師は「海が汚染され、危険な魚が出始めている。大飯原発の再稼働
は大間違いである」と批判する。自民党を支持してきたJA全中が脱原発を宣言
した。漁業組合もJA全中に続いて脱原発を宣言すべきである。
 双葉町の大沼勇治さんは、「『原発は明るい未来のエネルギー』という標語を
作ったが、実は『原発は破滅未来のエネルギー』だった」と断言。以前、週刊誌
に、立派なゲートの標語をバックに訂正板を掲げている男性の写真があったのを
思い出した。
 上関原発からは女性が「埋め立て許可は明日で消える」と発言した。その後、
山口県知事は埋め立てを許可しない方針を示している。
 北海道室蘭から来た男性は「大間と函館は最短23キロしか離れておらず、函館
の市長は建設差し止めの訴訟を起こす」と報告。
 岩手からの男性は「原発は発電所ではない。核廃棄物製造工場だ」と言い切る。
 岡山から4ヶ月ぶりに来たという女性は、以前と比較して警察が柵を用いて厳
しく規制していることに驚いていた。「私は社長ですが、ここに社長がいらした
ら是非、名刺交換をしましょう。利潤は脱原発に使うべき」と呼びかけた。頼も
しい限りである。
 紹介しきれないが、全国各地からいろいろな人が集まって声をあげている。
今回のシュプレヒコールで特に胸に響いたのは、「私のために再稼働反対!」
「あなたのために再稼働反対!」であった。原発問題は、自分に突きつけられた
挑戦状だと感じている。個々の思いが結集した時、大きな力に変わると信じてや
まない。


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┗■2.新聞・雑誌から
 └────

◆脱原発へ『文学者の会』 加賀乙彦さんら 9日発足
                 (10月7日 東京新聞より)

 作家の加賀乙彦さんら文学者の有志が9日、3.11後の日本について考える
「脱原発文学者の会」を発足させる。(中略)
 呼び掛け人となるのは、加賀さんをはじめ、文芸評論家の川村湊さん、作家の
佐藤洋二郎さん、宮内勝典さんら5人。ほかに辻井喬さんら約15人が賛同して
いるという。
 東京都千代田区に「アルカディア市ヶ谷」で9日、第1回会合を開く。(中略)
 呼びかけ人の作家森詠さんは「東日本大震災の発生から時間がたち、脱原発の
雲行きが危うくなっていると感じる。文学者がまとまって意見を出す時期。
オープンな交流の場を作り、持続的な活動にしていきたい」と話している。


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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇女が変える!政治も暮しも原発も!第5回 女たちの一票一揆
 日時 10月26日(金)14時〜17時
 場所 衆議院第一議員会館多目的ホール
 資料代 500円
 <第一部>14時〜15時
  福島の子どもたちの未来
   原発事故被災者支援法を実行させるために 満田夏花(FoeJapan)
  福島から 武藤類子、黒田節子
 <第二部>15時15分〜16時30分
  政治にコミットし続ける女たち
  巨人東電に異を唱えた双葉郡の過去と浜岡の今   東井怜
  今、柏崎刈羽原発の地元では… 思いを形にするために  小木曽茂子
  「原発いらない人々」としての国政チャレンジから
  脱原発基本法まで  木村結
 問い合わせ
  谷田部裕子(携帯:090-9201-3642) 木村結(携帯:090-6183-3061)


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┗■4.<テント日誌10/3(水)―経産省前テントひろば389日目>
 │  一気に肌寒い日になり半袖姿で大失敗
 └──── (M/O)

 家の中は結構温かくてまだ半袖で過ごしている。というわけでテントにも半袖
で出掛けた。ナップザックには上張りも入れたつもりだったがこれも半袖だった。
昨日から愚図ついた天気で肌寒い。風邪を引きそうで大失敗だった。10月になっ
ても台風が次から次とくるようで天候は不安定だが、暑さ寒さも定まらない。季
節の変わり目には風邪を引きやすいといわれるし、風邪を引くとなかなか直りに
くい。健康であることも闘いの一つであるわけでそれなりに気をつけているつも
りだが時にこんなこともある。
 テントはその日常的な動きとしてみれば賑やかで騒然としているような日と穏
やかで静かな日とがあるのだけれど、総じて言えば金曜日を中心とする週末と週
の前半で分かれるようだ。だが、穏やかで静かな時にも人の出会いや予想外の事
件などもある。この辺はテント日誌でよくレポートされていると思うが、今日も
朝早くテント前の椅子に座っていたらある官庁の職員の方が身分証明書を示しな
がらカンパをしてくれた。
 官庁などではテントがどう見られているのだろうか、原発問題がどう考えられ
ているのか想像をしても、その動きはわからりにくい。だから、こういう形での
動きは刺激的だし、時折見かける光景になってきたが嬉しいものだ。自己の政治
的意志の孤立をどう超えるかが私たちに課せられた最大のものだが、それだけに
テントが多くの人の意志の象徴になっているのを実感できる時は元気づけられる。
 テントではそれこそ三人あつまれば話になるが、今は運動の見通し等に集中す
る。それが手探り状態にあることは誰しもが認めることである。それはまた一つ
の政治的な局面なのだろうと思える。私は大きな意味で今が持久戦の局面である
という判断を持っているが、これはかなり続くのであってそれに対応した行動が
必要だと思っている。
 首都圏反原連からは11月11日に大規模な国会包囲が提起されている。百万
人規模で国会を包囲し停滞気味にみえる現状を突破して行こうという目論みだが、
その意気はともかく無理ではないか、百万人などというアドバルーンはあげない
方がいいのではという慎重な意見も聞こえる。これは私の意見であるが、百万人
というのは方向でかつて10万人と言っていたのを受け継いだだけで、これだけ
脱原発の運動が広がり持続していることと考えればいいことのように思う。
 もし、それが実現できても脱原発が実現できなければという危惧もあるようだ。
この場合には脱原発の運動の基本的方向ということにも関わるように思えるので
私の考えを述べて置きたい。
 いくらやっても今の運動ではという昔の仲間からの声も届くのだが、僕はここ
で立ち止まって考えたい。毎週金曜日の官邸前行動は大飯原発の再稼働をやめさ
せることは出来なかった。確かに大飯は再稼働している。
 しかし、官邸前の行動は他の原発の再稼働に大きな影響を与えたことは確かで
ある。もし、この行動がなければ再稼働は次々にやられていたかもしれない。
 これは十二分に想像できることだ。つまり、官邸前行動という意志の表現は再
稼働を目指していた政治的意志《原子力ムラの意志》に衝突し、その広がりを押
しとどめているのである。彼らのシナリオは狂わされているのだ。野田内閣がど
んなに矛盾に満ちたものであれ、原発ゼロを口にせざるをえなかったのもそうで
ある。
 政治的意志の結集《表現》は予想以上の影響をあらゆる面に与えている。政治
的力を意志力と見てその広がりや浸透という点で考えればそれは予想以上の力を
発揮している。逆にいえば、体制や権力側の巻き返しもそれだけ必至になされて
いるのである。
 政治的力とは意志力である。国民の意志が共同の意志となること、国民の意志
に反する国家意志の存在を変えることが現在の政治的課題である。政治的関係と
は意志の関係であり、そのせめぎ合いなのだ。原発問題はそれを具体的に示すサ
ンプルである。
 国民の意志と既得権益を持つ体制や権力の意志が原発の保持をめぐって対立し
ているのであり、共同意志(国家意志)としてそれが争われているのだ。国民の
内部でも廃止(脱原発)という意志と推進という意志があるように、体制や権力
内部でもその対立がある。原発の存続《是非》の最終判断を政府がやるのか、規
制庁がやるのかの意見対立が浮上してきているが、それは意志決定をなるべく避
けたい、意志決定に伴う責任を避けたいということである。
 これは政府(政治)がやるべきことであるのは言うまでもないことだ。こうし
た論議が出てくることはそれだけ原発の存続の意志決定が難しくなっていること
だが国民の意志としての脱原発の動きが強くなっている証だ。
 かつて原発は共同意志(国家意志)として保持され、それに異議申し立てをす
る部分は一部の国民の意志という限界の中に置かれてきた。それが反原発運動の
歴史だった。それが、今、脱原発は国民の意志から共同の意志(国家意志)にな
る段階にある。歴史的な段階が変わりつつあるのだ。この過程、あるいはその闘
いの中に現在はある。
 原発の存続をめぐる共同意志の対立は政権交代の動きも背後にあって一つの過
渡《新段階》にはいりつつある。政党や政治家は選挙を意識し、官僚は政権交代
を織り込んで方向を練り直している。こうした動きの中で私たちは大きな意味で
の持久戦の局面にあるのではないのか。
 脱原発の国民的意志の広がりの確保とそれを進める政治行動を持久戦が続くと
いう判断の下に考え展開して行くことではないのか。
 選挙や政党再編、政党間抗争を見ながら、脱原発の意志が持続し保持されて行
くことを展望し、それにふさわし行動《表現》を模索するしかない。ここで知恵
や工夫があるはずで百万人での国会包囲もその一つである。外の雨音を聞きなが
らテントの中では連日のように議論が重ねられている。(M/O)

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