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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.1563〜関西電力「原発なし」でも余力あり、再稼働根拠くずれた
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1563】
2012年9月3日(月)地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

                          転送歓迎
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★1.関西電力「原発なし」でも余力あり
   再稼働根拠くずれた
   大飯原発「夏が終われば停止を」
★2.原発事故報道番組「続けて」
   小出裕章さんの「たね蒔きジャーナル」番組を「終了させないで」
★3.メールマガジン読者からイベントのお知らせ
  ○9/15崎山さん講演会お知らせ
★4.「原発いらない」 女の一票一揆
   自らの手で政治変えよう 議員会館で毎月集会
★5.<テント日誌9/1(土)―経産省前テントひろば 357日目>
   志賀原発地元羽咋市にも再稼働阻止のテント建つ
   石川県羽咋市 再稼働ストップ志賀原発を問う地元住民集会に参加して
━━━━━━━
※9/4(火)第15回役立つ反原発基本講座にご参加を!
  『東京湾に浮かぶ原子炉2基 米原子力空母』
 9月4日(火)18:30開場 19:00開会 参加費800円
 講師:呉東正彦さん(弁護士)、山城保男さん(横須賀市議)
 会場:「スペースたんぽぽ」
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┗■1.関西電力「原発なし」でも余力あり
 |  再稼働根拠くずれた
 |  大飯原発「夏が終われば停止を」
 └──── 

 政府の節電要請から今月二十六日まで八週間の関西電力管内の電力需給実績が
まとまった。最大需要は大阪市の日中最高気温が三十六・七度に達した三日午後
2時台の二千六百八十一万kw。記録的猛暑だった二〇一〇年夏並みの暑さを想定
した八月の需要予測(二千九百八十七万kw)を10%下回った。
 関電は七月、夏場の電力不足を理由に大飯原発3、4号機(福井県おおい町、
いずれも出力百十八万kw)を再稼働させたが、広報室の担当者は本紙の取材に
「節電効果があり、現時点では原発がなくても供給力は維持できた」と話してい
る。(中略)
 関電によると三日の供給態勢は大飯二基をフル稼働する一方、需給調整を理由
に相生火力1号機(兵庫県相生市、出力三十八万kw)を休止していたという。
 大飯原発3、4号機のフル稼働とそれに伴う揚水発電の増加を加えた潜在的供
給力は少なくとも三千百八十二万kw。ピーク需要時ですら原発四基分に相当する
五百万kwの余力があったことになる。
 世論の反対を押し切り、政府や関西電力が進めた大飯原発3、4号機の再稼働
の根拠が揺らいできた。関電は、今夏のこれまでの電力需給実績を基に「原発が
なくても供給力は維持できた」と認めた。専門家は昨年三月の福島第一原発事故
で広がった「節電の社会的な動きを見誤った」と指摘、過大な需要見通しを批判
している。
 関電は五月、原発ゼロで今夏を迎えた場合、15%の電力不足に陥ると試算、
「計画停電は避けられない」とした。これを受け、野田佳彦首相は「国民生活を
守るため」として、大飯3、4号機の再稼働を容認した。
 ところが電力需要のピークは、猛暑だった二〇一〇年夏のピークに比べ10%も
低下。計算上、原発なしでも供給力の方が上回った。(中略)
 大阪府と大阪市でつくるエネルギー戦略会議座長の植田和弘京都大学大学院教
授(環境経済学)は「大飯の再稼働がなければ、市民の危機意識が高まり、節電効
果はもっと上がったはず。他社からの電力融通を含めれば、原発なしでこの夏を
乗り切れた可能性はかなり高い」と指摘。「政府は夏場の電力不足を理由に再稼
働させたのなら、夏が終わったらすぐに原発を停止させるべきだ」と話す。
(2012年8月29日 東京新聞より抜粋)


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┗■2.原発事故報道番組「続けて」
 |  小出裕章さんの「たね蒔きジャーナル」番組を「終了させないで」
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イ.原発事故報道番組「続けて」

 原発事故報道に力を入れてきた毎日放送のラジオ番組「たね蒔きジャーナル」
(平日午後9時)が打ち切られるとの一部報道を受け、出演者らが27日、大阪市北
区の同局を訪れ、番組の存続を求めた。
 「経費節減のため、10月に終了」などと報じられたため、京都大原子炉実験所
の小出裕章助教らが他の出演経験者に呼びかけ、スポンサー料を募っていた。こ
の日は、小出助教らが集まった約210万円を持参、無料出演などを申し入れたが、
局側は受け取りを拒否したという。
 同番組は今春、原発事故の報道が評価され、「坂田記念ジャーナリズム賞」の
特別賞を受賞。同局は「ここの番組の存続は、来月の番組改編会見までコメント
できない」としている。(2012.8.28読売新聞大阪版より抜粋)

ロ.小出裕章さんの「たね蒔きジャーナル」番組を「終了させないで」
             大阪に住んでいるリスナーより

 大阪の毎日放送のラジオ「たねまきジャーナル」のリスナーです。大阪に住ん
でいます。
 この番組は、福島原発事故発生直後から、脱原発の学者小出裕章さん京大実験
所助教のひと、が毎日のように出演して、テレビや新聞ではわからなかった危機
の状況を解説してくれました。オスプレイ問題で厳しい状況におかれている沖縄
の小さな村、高江のことを伝え続けたのも、この番組です。
 この番組が打ち切りになると8月上旬に朝日新聞にでました。記事によると、
毎日放送に、数多くのリスナーが存続の声を上げるため、会社に集まりました。
 なぜ終わるのか、理由はわかりません。
 でも貴重な情報源がなくなって、困るのは私たちリスナーです。
政治や政府が信じられない今、小出さんの話がなくなると、正しい情報がわから
なくなります。どうか、力をください。
 存続を願うたくさんのリスナーの声を聞かずに番組をなくすのは、権力者です。
 ひとりのリスナーの声ではちいさ過ぎるのです。どうか、みなさん、助けてく
ださい。
 27日にも多くのリスナーや応援者が毎日放送に集まり、翌日その様子が大阪の
読売新聞にでました。参考にしてください。ネットでも「すきすきたねまきの会」
ができ、そのサイトにいろいろな情報がでています。参考にして下さい。


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┗■3.メールマガジン読者からイベントのお知らせ
 └──── 

○9/15崎山さん講演会のお知らせ

 憲政史上初の独立機関として国会が全会派一致で設置した「国会事故調」
・なぜ、国会も大手メディアも国会事故調報告を活用しないのか?
・埼玉県内初、事故調委員から直接報告を聞く。

講 演:崎山比早子氏(国会事故調委員・元放射線総合研究所主任研究官)
   「国会事故調報告が明らかにしたこと、これからなすべきこと(提言)」

期 日:9月15日(土)(開場9:30)10:00〜11:40
会 場:浦和コムナーレ多目的ホール(浦和駅東口パルコ上10F)
参加費:700円
  ※講演終了後、講師を囲む昼食懇談会
     (集会室 千円・要予約、先着30人、13日まで)
主 催:「再び崎山さんの話を聞く会」
問合せ&申込み:高橋(080-6582-3806)、堀口(048-625-3962)、
        飯塚(chako19@jcom.home.ne.jp 080-7048-9195 )


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┗■4.「原発いらない」 女の一票一揆
 |  自らの手で政治変えよう 議員会館で毎月集会
 └──── 

 脱原発を訴える女性グループが29日、衆院第一議員会館で女性限定の集会を開
いた。女性たちが自由に話し合う院内集会は先月に続き3回目。9月からは毎月、
定期的に開くという。この日、国政に脱原発の女性議員を送り込んで政治を変え
る「一票一揆」を呼び掛けた。
 経済産業省前のテントで座り込みを続ける「原発いらない福島の女たち」など
の主催で、約150人の女性たちが参加した。
 「ハイロアクション」の武藤類子さんが「原発事故で世の中は変わるかと思っ
たが、大飯原発の再稼働に象徴されるように、特に政治の場で何も変わらない。
ここは女性が前に出るしかない」とあいさつ。「女風呂のような場で自由に話し
合い、脱原発のための新しい道を探りたい」と呼び掛けた。
 集会は、9月から毎月第4金曜日に開催する予定で、参加できるのは原則とし
て議員も含め女性のみ。出席を希望する男性議員が女性の声を聞くことはできる
が、会場での発言は認めないという。(中略)
 福島県郡山市から来場した女性の1人は「尖閣諸島を守るため躍起になってい
る男たちは、なぜ放射能に大切な領土や領海が奪われているのを許すのか」と憤
った。(2012年8月30日東京新聞より抜粋)


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┗■5.<テント日誌9/1(土)―経産省前テントひろば 357日目>
 |  志賀原発地元羽咋市にも再稼働阻止のテント建つ
 |  石川県羽咋市 再稼働ストップ志賀原発を問う地元住民集会に参加して
 └──── (S,S)

 9月1日(土)経産省前テントひろばから急遽代表派遣ということで、早朝6
時に我が家を出て、石川県へ。新幹線・在来特急を乗り継いて6時間、12時過ぎ
に羽咋駅に到着した。本日の会場羽咋市公民館は駅から歩いて10分程度。会場に
は地元羽咋市市民を始め近隣の町村から200名を超える参加者が集った。

 冒頭、主催者を代表して盛田正氏の決意が述べられた。羽咋市から十数キロの
志賀原発が、活断層の上に建っている事という専門委員の意見を受けて、原子力
安全・保安院が、北陸電力に再調査を命じたところだが、このことは、23年も前
から訴えていた志賀原発の「立地不適格」の問題がいよいよ明らかになってきた
ということ。そして、何よりも保安院と原子力安全委員会が行ってきた国の安全
審査そのものが問われている重要な問題であると指摘。
 しかも、その調査が中立的な第三者でなく北陸電力にやらせるという出鱈目さ。
何としても再稼働をさせないため、原発立地である地元市民が中心となり、県内
そして全国の仲間と連帯して闘いを進めようとの訴えがあった。

 続いて東洋大学社会学部の渡辺満久教授の講演が始まる。テーマは「志賀原子
力発電所周辺の活断層」。渡辺教授は講演を始めるにあたり、原発に必ずしも反
対の立場ではないとの立場を表明した上で、にもかかわらず志賀原発の再稼働は
止めなくてはならない、と論を展開された。
 そもそも活断層とは何かに始まり、活断層であれば、今度いつ大地震が起こる
かは分からない。
さらに、活断層の値切りと無視についての危険性を訴えた。志賀原発の北約9キ
ロにある「富来川南岸断層」が原発の耐震安全性を検討する際に考慮する必要の
ある13万〜12万年以降に動いた活断層であると現地調査の結果を踏まえて指摘。
志賀原発の再稼働は無謀な行為であることを非常に分かりやすく指摘された。

引き続き、京都のSTOP大飯原発再稼働実現現地アクションの長谷川羽衣子さん
より、大飯原発再稼働阻止の35時間の闘い報告があった。大飯のトンネルのゲー
ト前の集まった人々の闘いのスライドを交えての紹介であった。特に若者や子ど
もを連れたお母さん達の必死な訴えに会場の皆は息を呑んで聞き入っていた。

 最後に、命のネットワークの代表である多名賀哲也さんから何としても志賀原
発の再稼働を止めようと行動提起があった。地元の首長・市議会への要求・申し
入れの強化、市役所前でのテントを張っての座り込みを開始する等々の訴えで住
民集会は終了した。
 その後、市役所前に移動し、正門前の一角に新たなテントを設営した。テント
設営には手慣れたY氏の号令一下、ものの30分程度で完成。テント前での記念写
真をし、その場で交流会に移る。
帰京を急いだので、経産省前テントひろばからの訴えをし、テントひろばの幟旗
を贈呈して帰路についた。                       

【訂正】
 8月30日発信の「テント 9月の予定」で
 9月14日(金)福島原発告訴第2次告訴(全国告訴)についての学習会につ
いて(関東事務局との共催)とあるのは<テントひろば主催>の間違いですので、
訂正致します。

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【編集部より】
 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
 「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字
 以内で、またその他投稿に関しては400〜800文字以内でタイトル及び内容を
 お送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
 なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
 都合上すべてを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
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