佐々木有美です。レイバーフェスタが12月15日に迫ってきました。今回初登場の甲斐織淳さん(写真)の講談について、少し御紹介します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 福島の原発事故以来、100年前の足尾鉱毒事件が汚染公害の原点としてクローズアップされている。今年のレイバーフェスタでは、甲斐織淳さんが講談「谷中村の幽霊が語る・田中正造伝」を語る。 甲斐さんは、北海道の国労組合員だったが、分割・民営で職場を奪われ、東京に広域配転で来た。東京でも国労組合員として厳しい差別を受け続けた。定年退職後のいまは関連会社で働いている。 甲斐さんは学生時代から田中正造にほれ込み、鉱毒事件にもたいへん詳しい。最近習いはじめた講談で、足尾鉱毒事件をテーマに台本を作り語りはじめた。 この話を聞いていると、100年前の日本と今の日本が二重写しに見えてくる。民衆を犠牲にして開き直る政府の対応、最後に女性が立ち上がったときの強さ、足りないのは一身を民衆救済のために捧げた田中正造のような政治家の姿だけだ。 田中正造の天皇直訴のシーンは、彼を制止しようとした騎馬兵の馬にスポットがあてられ、意外な展開をたどることになる。この謎解きが最大の山場。ユーモアと人情味あふれる語りに笑いと涙をさそわれる。 社会主義者の幸徳秋水や時の元老山縣有朋も登場して興味はつきない。この続きはどうぞ、フェスタの会場でお楽しみください。――――――――――――――――――――――レイバーフェスタ2012プログラム●午前の部10.00 開場10.30 ドキュメンタリー映画「X年後」(83分) 解説=木下昌明 休憩 60分(12.00〜13.00)●午後の部13.00 主催者挨拶13.10 講談「谷中村の幽霊が語る・田中正造伝」 弁士=甲斐織淳13.50 レイバーソングをつくろう・歌おう15.00 3分ビデオ 28本一挙上映16.50 ワーキングプア川柳「川柳で振り返る2012年」 講評=尾藤一泉 休憩40分 17.20〜18.00●夜の部18.00 中川五郎ライブ「We Shall Overcome アゲイン」18.40 脱原発運動と文化 「金曜デモ」映像ドキュメント/かんしょ踊り/ドラム隊 ゼネラルアッセンブリー「いま、たたかいの文化を」20.30 閉会挨拶(終了後、懇親会あり)*ロビー企画「レイバー報道写真展」「壱花花の風刺漫画展」「織田忍・山谷写真展」