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川柳こそプレカリアートの詩〜鶴彬から乱鬼龍へ

5月29日に『東アジアの短詩形文学』(勉誠出版)が発刊された。この中の一章に楜沢健さん(くるみさわけん・早大講師)が執筆した「川柳こそプレカリアートの詩〜鶴彬から乱鬼龍へ」がある。ここで氏は、社会運動と密接に関わるジャンルとして発展してきた近現代川柳の歴史とその現在に光をあてているが、そこでは乱鬼龍やレイバーネット川柳班の活動に注目している。一部紹介する。

「乱鬼龍の川柳の運動は、インターネットを介して、新たな広がりと展開を見せはじめている。それが2008年にレイバーネット日本を拠点にはじまった『ワーキングプア川柳』の取り組みである。・・・インターネットと川柳を結合させたレイバーネット川柳班の活動は、定期的な班会・句会を核にして、建長寺川柳シンポジウムの開催、脱原発や大阪の「維新の会」の活動を批判する街頭デモに掲げる川柳や、インターネットテレビに放映する川柳の公募を行うなど、多岐にわたっている。そこからこれまでにない新しいらしい川柳の読者=作者が誕生している。福島第一原発事故について吐いた川柳ビラを毎月発行し、原発推進の本丸である東京霞ヶ関の経済産業省の職員に配る川柳作家・笑い茸の活動などは、そのひとつである」。

9ページにわたる論文は、明治以降の反戦川柳の系譜から鶴彬の川柳など具体的に紹介されていて、読み応えがあった。(M)

*『東アジアの短詩形文学 俳句・時調・漢詩』 2400円+税  勉誠出版 03-5215-9021  http://bensei.jp/


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