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メーデー発祥の地で労働者の日に脱原発訴える

「No Nukes! Shut‘em down!  (原発いらない!原発を廃炉にしよう!)」――5月1日、メーデー発祥の地・シカゴで、日本代表団12名は脱原発を訴えた。一行は、日本から持参した3メートルの緑の鯉のぼりと、「ストップ再稼働」と書かれた「さようなら原発鯉のぼり」200枚ほどを掲げて、現地の労働者やOccupy Chicagoのメンバーらと街をデモ行進した。

 デモ参加者は、代表団から受け取った赤と緑の紙製鯉のぼりを手に、「原発いらない」と日本語のシュプレヒコールにも声をあわせた。「3月11日の福島原発惨事以後、日本は放射能に汚染されています。シカゴをはじめとする世界の労働者仲間と連帯し、世界から原発をなくそう」日本代表団は、5月5日に最後の原発が止まることを伝え、脱原発の運動でもともに連帯することを誓った。

 およそ3000人が参加したシカゴ・メーデーでは、半数近くがラテン系移民。「われわれは99%だ」と書いたプラカードや「警察・移民局にNO!と言おう」などが書かれた横断幕を掲げて、厳しくなる米政府の移民政策に反対した。

 集会で発言したメキシコから移民した男性は、「私は不法滞在者です。しかし、子どもの頃からアメリカで生活し、勉強をしている。すでにアメリカは私の故郷であり生活拠点となっています。多くの移民たちが、毎日を恐怖におびえることなく、アメリカ政府が私たちをこの国の国民だと認めるべきです」と勇気をもって訴えた。(松元ちえ)

 


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