東日本大震災で湧き出てきた有毒物質の飛散もその情報もブルーシートで覆い隠す東京都 | |||||||
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石原慎太郎都知事が強引に推し進める築地市場の豊洲移転。その移転先予定地である東京ガス工場跡地(江東区豊洲)には「液状化」「側方流動」「地下に残されたベンゼン等の有害物質の噴き上げによる再汚染」の3つの危険か潜んでいるとされている。東日本大震災で、浦安と同様に液状化が発生していることは東京都中央卸売市場も公表したが、その詳細を東京都は全く公表していないので、3月27日(日)日本環境学会の坂巻幸雄・土壌汚染問題ワーキンググループ長とともに科学者有志数名が周囲から視察調査した。 東京都は現場の立ち入り調査を認めず試料もとらせない。しかし、3月13日(日)に坂巻氏が視察した際、泥の真ん中が厚くふくらみ、周縁部に行くにしたがって薄くなっている「液状化による噴砂」が幾つか観られた。その後、中を覗かれないように噴砂の部分はブルーシートで覆われた。ブルーシートをかけた東京都は「湧き出てきた(東京ガスが廃棄した)化学汚染物質が一帯に撒き散らされる危険があり、その飛散を避けるためにブルーシートをかけた」と説明している。ゆりかもめ市場前駅からは12個のブルーシートが見えた(写真)。 また、500m先の有明北橋下では強アルカリ塩とみられる白い固体が道路に浸みて広がっていた。 坂巻氏は「『ちゃんとした科学的根拠を示さず安全性を信じろ』とだけいう福島原発事故の東電・政府・御用学者とマスメディアのいいかげんさと構造は全く同じ。食の安全・安心が求められる市場なので、東京都は直ちに現場を都民と研究者に公開し、真剣な調査研究と討議をすべきです。」と語った。 ちなみに石原慎太郎都知事はこのことに対する都議会答弁で「日本の先端技術を日本人が信用しないでどうする」と居直った。「日本人が信用していないのは、石原慎太郎都知事とその行政である」ということにいつ気づくのだろう。 ( ジョニーH ) 東京都がかぶせたブルーシート 下は 道路に浸み出した強アルカリ塩 Created by JohnnyH and Staff. Last modified on 2011-03-29 07:02:59 Copyright: Default |