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LNJ Logo 普天間通信〜「仲井真氏先行 伊波氏が猛追」「3割は態度 未定」
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(普天間通信)「仲井真氏先行 伊波氏が猛追」「3割は態度
未定」



みなさん
平山基生・@普天間―東京・麻布ヘリ基地からです

今朝(11月15日・月)の「琉球新報」は、「琉球新報」・OT
V電話世論調査(12日〜14日間実施)の結果を報じています。
それによると「仲井真氏先行 伊波氏が猛追」「3割は態度未
定」と書かれています。報道によれば、
イハ洋一候補は、出身地の中頭郡区でリードしています。
北部、宮古群島、八重山群島では互角の戦いです。
那覇市、南部でなかいま候補にリードされています。

 今日の午前中にも、私の住んでいる宜野湾市大山では、仲井
真陣営の宣伝カーが連呼しながら、通って行きました。伊波陣
営の宣伝カーはまだ一度も聞いていません。

 告示前11月4日から7日実施の「沖縄タイムス」社実施の調査
では、「横一線」でしたから、告示直後(12日から14日)、伊
波陣営(「猛追」)は、自公の仲井真陣営(「先行」)に攻め
込まれているということになります。しかし差はわずかです。

 自公陣営はどういう戦術をとっているか。
ひとつは、アカ攻撃です。仲井真陣営の翁長選対本部長(現那
覇市長)は、新聞紙上でも、告示日の応援演説でも、「共産党
主導のイデオロギーの視点から沖縄問題を解決するのか、県民
の心を原点にして沖縄問題を解決するのかの違い」と、白を黒
と言う類の伊波陣営攻撃を行っています。宜野湾市の安次富候
補も同じです。
これは、伊波陣営が基地をなくすことを強く主張することをね
じ曲げ、「イデオロギー攻撃だ」と中傷し、仲井真陣営が本当
は基地をなくすことに熱意がないことを逆に示しています。こ
の発言は、もともと反共体質の強い、創価学会会員の活動力を
引き出す為でもあります。
もう一つは、「県民の心を一つに」というスローガンを前面に
押し出し、争点隠しをはかっていることです。そのために、伊
波陣営のシンボルカラー黄色も使い始めました。県民の心を一
つして、普天間飛行場の県内移設反対を絶対に言わない(仲井
真氏の「県外移設」は即ち本土移設です。これは、普天間固定
化路線そのものです)、仲井真氏に「県民の心を一つに」など
という資格はありません。「県民の心を一つに」できるのは、
県民の総意「県内施設反対、県外国外」を主張する伊波候補で
す。
 「基地反対はイデオロギーだ」「県民の心を一つに」という
、仲井真氏のデマに近い宣伝を、創価学会の人海戦術も使って
ものすごい勢いで、やっているというのが実態です。「100メ
ートル競走のように、一気に駆け抜ける」と学会幹部が述べて
いるとおりです。創価学会の強い那覇市で、伊波陣営が、互角
から、仲井真リードを許し、後退したのは、そういう、デマ政
策と学会組織戦術の結果である、とみることができます。

 以上の、基地維持勢力の攻勢にたいして、伊波陣営はどうで
しょうか。
 彼らのアカ攻撃に有効に反撃しているかどうかは、見えてき
ません。宜野湾市にいるせいかわかりませんが。
 創価学会の人海戦術に対して、伊波陣営も、もっともっと気
を引き締めることが大事です。全国動員も含め、もっと死にも
の狂いにならなければなりません。 
 
 「相手より1票でも上回りましょう」と言う呼び掛けが正し
い呼びかけです。昨日11月14日の段階でも、「圧勝しましょう
」とか「圧倒しましょう」とかの発言が伊波選挙幹部から聞か
れました。「圧勝」とか「圧倒」という言葉は「このままでは
必敗」以上に禁句です。そういう情勢ではないからです。
 「このままでは必敗」と述べたので、ある活動家からお叱り
を受けました。「必敗」という言葉は、多くの活動家の方には
、気に障る言葉でしょう。ですから、そういう言葉はここでは
使いません。しかし、現状は、表題の琉球新報が報じた通りで
、危険な状態にあります。チャンスを生かせなくなる危険性が
あります。本当に死にもの狂いに、私ももちろん含めて一人一
人がなり、伊波陣営全体がなり、政党本部、労働組合本部もな
る時、勝機はあります。
 しかし、そういう、燃えに燃え、燃えに燃えた状態を作り出
せなければ、これほどのチャンスを生かすことができず、極め
て残念な結果になる危険性があります。
 この文を書きながらも、「なかいま、なかいま」と言って宣
伝カーが何度も通って行っています。
 悲観論はもち論危険です。勝利のチャンスはあります。いか
に、日米権力が強力でも、民医と正義は伊波陣営にあります。
一人ひとりが死に物狂いの闘いを広げるならばチャンスを生か
せます。(2010年11月15日午後3時、宜野湾市大山にて)


沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動
運営委員長 平山基生(ひらやまもとお)
『米軍違憲』(平山基生著 840円 本の泉社)をどうぞ。
hirayama_moto@yahoo.co.jp
http://www.kusanone.org
ブログ:上記サイト「運営委員長」


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