本文の先頭へ
LNJ Logo 報告:辻井義春さん国労バッジ闘争、神奈川県労委結審
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1257810771896st...
Status: published
View


「地獄の底まで、ついて来てください!」
 辻井義春さんの国労バッジ闘争、神奈川県労委結審!

 11月9日、JR東日本で重い処分を受けながらも、ただ一人国労バッジをつけ続けている辻井義春さん(JR京浜東北線本郷台駅勤務)の、神奈川県労働委員会での審問が結審した。

 審問会場には、辻井さんの家族、支援者ら、40名がかけつけた。

 審問最終日のこの日は、辻井さんをはじめ家族、支援者が心の底からの思いをこめて、発言した。

辻井義春さん:「9月20日付で私に再度の10日間の出勤停止命令が出た。このことで冬のボーナスが15%カットされる。36年間勤め上げ、来年2月に退職を迎えるというのに、最後のボーナスまでカットしようというのか!JRは、審問の中で、『憲法、労働組合法の方が会社の就業規則より上だ』と明言した。しかし、やっていることは、逆だ。私は会社に労働力を売っても、魂まで売り渡したいとは思わない。この点を、労働委員会の委員の皆さんには、分かっていただきたい。」

辻井まゆみさん(義春さんの妻):「夫が処分され続ける中で、家族は被害を蒙り続け、苦しい思いをしてきた。苦しい体験の中で、JRは許せないと思うようになった。家族を苦しい思いをさせてきた会社を絶対に許せない。救済命令を出していただきたい。」

国労の仲間から:「私は、東京都労働委員会の過程から、辻井さんと一緒にずっとやっていきた。都労委は、昨年3月に救済命令を出した。しかしJRは、命令が出て1年半にもなるのに、全く守っていない。私は、この闘いが勝利するまでがんばりたい。」

国労の仲間から:「JR西日本で尼崎の大事故以来不祥事が続いている。そしてJR東日本でも、事故が起きている。これは、会社が職場の声を聞かないことの反映だ。辻井さんに一刻も早く救済命令を出してほしい。」

 このような悲痛の叫びの後、JR側の代理人は、「先日の処分(10日間出勤停止)は、 前回の処分以降11ヶ月に及ぶ再三の注意にもかかわらず態度を改めなかった結果であ る。」と言い放ち、会場を後にした。

 辻井さんは、審問後のまとめの集会で、初めて参加した息子さんや支援者を前に「私は 最高裁まで闘う決意です。皆さん、地獄の底まででもついてきてください。」と熱く決意を 語った。

 神奈川県労働委員会の命令は、来年辻井さんが退職を迎える2月までに出される予定で ある。

*辻井さんのこれまでの労働委員会の闘いの様子をまとめたDVD「国労バッジは はずせ ない! −辻井義春の闘い−」(20分 税込1000円 送料別)が、販売中です。ご希 望の方は、以下のメールアドレスまでどうぞ。yumo@estate.ocn.ne.jp (湯本)


Created by staff01. Last modified on 2009-11-10 11:40:36 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について